M3(BMW)の緑のクルマ

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BMW M3 について

車種の特徴

BMW M3は1986年に初代が発売され、長い間ファンから愛されているスポーティセダンです。サーキットを走るような、刺激的で快適な走りを実現するMシリーズのなかでも、デザインや乗り心地、実用性を兼ね備え、BMWのブランドコンセプトである「駆けぬける歓び」を存分に楽しむことができるようなモデルです。レーシングカーの要素が引き継がれたスポーツカーではありますが、公道向けのモデルなので、4ドア・3ボックスで同乗者も快適に乗ることができます。レーシングカーを起源とするBMW M3は、サーキットでも問題なく走れるようなMブランドならではの高性能エンジンを搭載。2.3Lの直列4気筒DOHCエンジンは最高出力195馬力です。ハイスペックなステアリングやパーツによってエンジンを最大限に活かしつつ、一般ユーザーにも扱いやすく調整されています。ダイナミックなデザインと車好きを唸らせる高性能が両立されている点も魅力のひとつといえるでしょう。
※記載の文章は、2023年2月時点の情報です。

車名の由来

BMWのM3は1978年に生まれたM1に起源があります。1972年に設立した子会社のBMWモータースポーツ社が自動車ファンから愛され続けるようなオリジナルマシンの開発をスタート。Mブランドは俊敏さと操作性、エンジニアリングなどを極め、最高な走りを実現しています。そんなMブランドの代表的なモデルであるBMW M3は、小型セダンの3シリーズをベースとして、性能を向上させたスポーツモデルとして1986年にデビューしました。

最新モデル情報

2021年1月、6代目となるハイパフォーマンスモデルのBMW M3がラインナップに追加されました。最高出力で比較すると初代BMW M3は195ps(143kW)だったのに対し、新型BMW M3は510ps(375kW)とおよそ2.5倍以上もパワーアップ。エンジンも当初の直列4気筒エンジンから、パワーのある走りが実現できる直列6気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンが採用されています。それによって、最大トルクは650Nm、0-100km/h加速が4.2秒と、さらにサーキットでも活躍できるような高い走行性能を実現できる進化を遂げました。ボディやドライブトレーンを構成するパーツにアルミが多く使われ、軽量化されたことによってさらに運動性能が向上しています。サスペンションにはBMW独自の可変ダンパーであるアダプティブMサスペンションを標準装備。走る場所や速度に応じてダンパーの硬さや特性をスムーズに切り替えることができるため、スポーティな走りだけではなく、普段の街中での走行の乗り心地の良さも両立しています。また、ドライブロジックのついた8速Mステップトロニック・オートマチック・トランスミッションを使用。ギアを活用するサーキットでの走行から、渋滞や信号待ちも多い街中での走行まで、幅広い走りに対応することが可能です。2021年9月には、従来のFRのみだった駆動方式のほかに四輪駆動モデルも登場しています。
フロントデザインは大胆な縦型の大型キドニー・グリルが特徴的な仕様です。水平方向にはダブルバーが採用され、出力の大きなエンジンを冷却するための大型エア・インテークによって、ほかのモデルにはないデザインとなっています。サイドにはMモデル独自のサイド・ギルやドア・ミラーが採用され、レーシングカーなどでも取り入れられているダウン・フォース性能を高めるリア・スポイラーも標準装備です。
インテリアには、スポーツカーのようなMスポーツシートやメーター・パネル、ステアリングなどMモデル専用デザインが採用されています。BMWが独自で開発したインテリジェントシステムであるBMW xDriveによって、走行状況や路面状況を事前に検知し、雨天時や凍結などのコンディションでも高い運動性能で安全な走行を実現します。その後、2023年1月にはパーツの軽量化にこだわった新型のBMW M3 CSを発表。最高出力550ps、最大トルク650Nmを実現するなどエンジンの性能もパワーアップし、さらにサーキットでも活躍できるようなモデルとなっています。

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