アトレーワゴン(ダイハツ)の紫のクルマ

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ダイハツ アトレーワゴン について

車種の特徴

1981年に誕生したダイハツ「アトレーワゴン」は、軽商用車であるハイゼットカーゴをもととした軽乗用車です。「アトレーワゴン」は、運転席下にエンジンを設置するセミキャブオーバーを採用していることから、軽自動車のサイズでありながら広い室内空間を実現しています。また、利便性を考え、両側にリアスライドドアを取り入れているのも特徴的です。家族でレジャーに出かかるのにぴったりなRV(レクリエーショナル・ビークル)としての楽しさだけでなく、利便性をも凝縮したモデルとして、「アトレーワゴン」は長い間人々に愛されてきました。その流れを汲み、2005年5月にフルモデルチェンジした「アトレーワゴン」は、家族とアクティブな時間を楽しみたいお父さんがターゲットとなっています。このフルモデルチェンジで、軽キャブワゴン最大の魅力とされる空間効率をさらに徹底的に追求したのです。家族4人がゆとりをもって乗車できるよう、インストルメントパネルからバッグドアまでの長さは2,630mm。さらに4人分の荷物積載が可能な最大荷室容量1,116Lのラゲージスペースを実現しました。同時に、快適性や質感を大幅にアップ、装備の充実を図りました。レジャーだけではなく、日常生活やビジネスなど幅広い用途で使用できるモデルでもあります。「アトレーワゴン」はその後、2017年にマイナーチェンジを行っています。たとえば、メッキフロントグリルやLEDヘッドランプの採用により、より一層上質感のあるエクステリアへと昇華しました。また、インテリアでは、黒色を基調とすることで、統一感のあるインパネ・シートとなっています。車体のカラーについても、標準色4色のほかに、オプションとして「プラムブラウンクリスタルマイカ」や「アーバンナイトブルークリスタルメタリック」、「パールホワイトⅢ」など3色があり、合計7色からの選択が可能です。燃費性能においても、アイドリングストップシステムや電動式パワーステアリングを取り入れたことで、15.2km/L(2WD・AT)を実現しています。「アトレーワゴン」のグレードは「カスタムターボRS“SAⅢ”」「カスタムターボRS“リミテッドSAⅢ”」の2種類があり、車両本体価格は153万~178万円(税込)ほどとなっています。福祉車両としては、車いす移動に用いられる「アトレースローパー」や、昇降シートのついた車「アトレーリヤシートリフト」なども展開中です。「アトレーワゴン」は、軽乗用車らしい小回りのきく小さなボディではありますが、使う人やシーンによって無限の可能性を秘める車種と言えます。
※記事の文章は、2021年10月時点の情報です。

車名の由来

「アトレーワゴン」のアトレーは、フランス語から名づけられた造語です。フランス語の「Attrait」には「愛情」や「魅力」といった意味合いが含まれています。

モデル概要、その魅力は?

1981年に誕生して以来、「アトレーワゴン」は長いモデルライフのなかにおいて、何度かアップデートを行っています。2019年11月にはLEDヘッドランプを装備することで、夜間運転の安全性の向上をはかるなどの一部改良を行いました。2020年8月にはWLTCモード(実走行に近い燃費モード)の法規対応や、標準装備のひとつとしてオートライト機能を採用するなど、燃費性能のさらなる向上を目指しています。現行の「アトレーワゴン」は、全車にツインカム3気筒12バルブインタークーラーターボを備えたエンジンを搭載。低回転からの力強いトルクや、ハイパワーによる伸びやかな走りが強みとなっています。さまざまな魅力のある車種ですが、「アトレーワゴン」の魅力は、広いラゲージスペースにあると言えます。低くフラットな床面と、高い収納性から、たくさんの荷物を載せたい方や車中泊を考えている方におすすめの車種です。