ビアンテ(マツダ)の紫のクルマ
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マツダ ビアンテ について
車種の特徴
2008年7月に発売された「BIANTE(ビアンテ)」はマツダがプレマシーをベースに開発した中型トールタイプミニバンです。「見て、乗って、夢が拡がるZoom-Zoom Tall(ズームズームトール)」というコンセプトを持つだけあって、最大8人まで乗車できるゆったりと広い室内空間や、スポーティーでスタイリッシュなデザインが魅力です。ヘッドランプユニットから三角窓へつながるデザインは社内空間の広さを直感させるデザインになっています。躍動感あふれるフロントは低いボンネットと高い位置のルーフの違和感をなくし、視認性が十分確保できるように工夫されています。また、フロントで受ける風をリアから効率よく流すため、重心を低くすることで安定感が確保されているのです。4,715mm×1,770mm×1,835mm(全長×全幅×全高)であるビアンテの室内長は2,990mmと当時ではクラス最長を誇り、ドライバーのみならず家族で楽しめる空間を演出します。2列目と3列目のシートを車内最後端までスライドさせ、2列目の足元を幅広く確保できるリビングモードは解放的で後部座席でも足を伸ばせます。ほかにも2列目シートを左右に分けるウォークスルーモード、荷物のサイズに合わせてシート位置を調整し、ラゲッジスペースを大きく活用できるラゲッジモードなど、用途に合わせたシートアレンジが可能です。両側の大きなスライドドアはチャイルドシートを使う小さな子どもや、介助の必要な方でも乗り降りしやすい仕様になっています。また3列目のシートを一体型にし、座面の厚みを確保することで長時間座っていても疲れにくい快適な乗り心地です。脱臭や除菌、花粉などのアレルギー物質抑制に効果的なナノイーや、汚れを拭き取りやすいよう加工されたクリーナブルシートを使用しており、衛生面も配慮されています。初代ビアンテは2.3LDOHCエンジン+5速ATで最高出力は21kw(165PS)/6,500rpmでしたが、2013年5月のマイナーチェンジで2WD全車種に燃費性能にこだわった「SKYACTIV-G 2.0」のエンジンが搭載されています。また、軽量で剛性の高い高張力鋼板を各部に取り入れることでボディの軽量化に成功し、2.0Lクラスのミニバンのなかでは高性能な燃費を発揮している点も大きな魅力です。フロント部分はマクファーソンストラット式、リアはマルチリンク式独立サスペンションを採用し、快適な乗り心地と安定感のある車両挙動を実現しています。注目すべき安全面でもマツダの高剛性・安全ボディを基準に正面、側面、後面などあらゆる方向からの衝突を想定し、設計がされています。
※記載の文章は、2022年10月時点の情報です。
車名の由来
マツダ「BIANTE(ビアンテ)」という車名は「周囲を取り巻く・環境」という意味の英語「Ambient(アンビエント)」に由来します。ビアンテが生活環境の一部となって、車に乗る人々の楽しく快適な生活づくりに貢献してほしいという願いが込められています。
モデル概要、その魅力は?
マツダ「ビアンテ」はスペックや商品詳細からもそのコスパの良さがうかがえます。4,715mm×1,770mm×1,835mm(全長×全幅×全高)で室内も広々とゆとりあるボックス型ミニバンが発売当時ファミリーカーとしては比較的安価で販売されました。2013年5月のマイナーチェンジ以降の2WDモデルは「SKYACTIV-G 2.0」のエンジン搭載により高性能な燃費で大家族にも嬉しい仕様といえるでしょう。ファミリーカーを選ぶのに欠かせない安全面では、トラクションコントロールシステムと横滑り防止機構、ヒルローンチアシストを採用し、雪道や急な坂道なども安定した走りが期待できます。また衝突安全性も非常に高く、なかでも前面衝突に備えられたボディ構造で、フロントサイドメンバーから受けた衝撃を3方向に分散することで効率よく衝撃を吸収してくれます。
車体ディティールやデザイン性も個性的で、クラストップレベルの室内空間は使い勝手よく、さまざまなシーンで活躍。シートレイアウトも多様、かつアドバンストキーで施錠、開錠が簡単に行えるため、ベビーカーなどの大きな荷物の出し入れも楽に行えるのも便利です。子どもが小さなうちから長く乗れる自家用車になるでしょう。