シルビア(ニッサン)の茶のクルマ

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    日産 S15シルビア スペックS 2001年式【車両紹介】

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ニッサン シルビア について

車種の特徴

日産自動車の「シルビア(SILVIA)」は、1965年に発売され、2002年に生産終了となるまで37年もの間愛され続けたFRスポーツカーです。話題に上ることが多いのは、1988年発売の「S13」をはじめとする5代目以降のモデルからですが、その歴史は古く、日産自動車のスポーツカーを語る上では必要不可欠な存在です。初代シルビアは、1965年に発売された「CSP311」。「ダットサン・フェアレディ(DATSUN FAIRLADY)」をベースに、日産自動車初のフロントディスクブレーキや国産車初の4速フルシンクロミッションを採用するほか、クリスプカットと呼ばれる美しいデザインが特徴のクーペでした。外国人デザイナー監修により開発されたCSP311は、つなぎ目の少ないボディや本革インテリアが上質な車。全工程を機械で製造するのが困難なため、職人技によるセミハンドメイドで仕上げられています。量産品としては成立せず、販売価格も当時としては高価な120万円であったため、3年間しか販売されませんでした。「S10」となって1975年に発売された2代目「ニューシルビア(NEW SILVIA)」は、リヤクォーターの特徴的なデザインから「ハマグリ」という愛称がつきました。「サニー(SUNNY)」のプラットフォームを共用した2代目は、北米市場向けセクレタリカーとして開発されたためか、初代とは異なる外観に国内での人気は振るいませんでした。1979年に発売された3代目シルビア「S110」は、2ドアハードトップ・3ドアハッチバックの2タイプをラインアップ。パワープラントには、1.8L・2.0L直列4気筒エンジンをはじめとするほか、マイナーチェンジにより1.8Lターボと「スカイライン(SKYLINE)R30」に採用するFJ20Eを搭載した2.0Lのエクストラなどが追加されています。当時流行の角型4灯式ヘッドライトを採用し、ハードトップモデルをセンターピラーレスとしたことで大ヒット。月間生産台数4,000台を超す人気モデルとなりました。スポーツカーとしての表情を色濃く打ち出した「S12」は、1983年登場の4代目シルビアです。シリーズで唯一のリトラクタブルヘッドライトもその特徴の1つ。4代目では2ドアノッチバック・3ドアハッチバックの2タイプをラインアップし、パワープラントはCA18型の1.8L・2.0L直列4気筒モデル、2.0Lターボエンジンを展開しています。1986年のマイナーチェンジでは、全車にCA18型のエンジンを採用してFJ20搭載モデルを廃止。兄弟車の「ガゼール(GAZELLE)」も生産終了となりました。歴代シルビアの中で最も生産・販売台数が多く、「デートカー」として人気を博したのが、1988年発売の5代目シルビア「S13」。4代目とは異なる先進的なデザインや新開発のマルチリンクサスペンションを採用、数少ないFRクーペであることなど、外観や走行性能で他を寄せ付けないモデルとなりました。今代のシルビアは「グッドデザイン賞」や「1988 – 1989 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しており、シリーズ内でも確固たる地位を築いた名車として中古車市場で取引されています。1993年発売の6代目シルビア「S14」は、シリーズ初の3ナンバー車です。パワープラントは先代と同じくSR20型を採用しており、ターボモデルは220馬力を発揮。先代と比べて大人しくなったデザインは、1996年のマイナーチェンジで鋭いつり目のヘッドライトを採用。フロントデザインの刷新とテールランプの変更を行っています。1999年発売の7代目「S15」は、37年間日産自動車を支えてきたシルビアの最終モデルです。このとき先代まで設定されていた各グレードを廃止し、NAモデル「Spec S」とターボモデル「Spec R」の2グレードに集約。パワープラントはS13後期より続くSR20型を継承し、ターボモデルは最大250馬力を発揮しました。先代で3ナンバーにサイズアップしたボディは、今代で5ナンバーにダウンサイジングされたのも大きな特徴。各グレードともスポーツ色が強いモデルとなり、Spec Rにはシリーズ初の6速MTが採用されています。※記載の文章は、2022年9月時点の情報です。

車名の由来

日産自動車のシルビア(SILVIA)は、ギリシャ神話に登場する美しい女性の名前に由来する車名です。発売当初のシルビアは、クリスプカットが特徴的な美しい外観のセミハンドメイドで、上質・高価なスペシャリティカーでした。

最新モデル情報

シルビア(SILVIA)の最新モデルは、1999年に発売された7代目モデルです。スポーツカー市場の営業不振や平成12年排ガス規制の影響受け、2002年8月に生産終了となっています。

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