今でも色褪せない先代モデルたち〜ホンダ シビックタイプR【買えない現行型より買える旧型!】

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半導体不足や世界情勢など複合的な理由で、新車の納期が深刻化しています。車種によっては1年以上、中には受注を停止している、なんてケースも。

そこでおすすめなのが中古車です。現車が店頭にある中古車ですから、納車はあっという間。また、0.1万kmなど新車並みのコンディションも手に入れることができます。

我慢して新車を待ち続けるより、すぐ手に入る中古車を買って、いち早く新しいカーライフを始めてみませんか。

【現行型シビックタイプRの現状】受注が殺到して現在は受注停止、納車には1年以上かかる

今回おすすめする中古車はホンダ シビックタイプRです。2022年9月に登場した現行型(6代目)は、FF世界最速を目標に開発された、同社を代表するスポーツカーです。

発売前の7月21日から受注が始まったものの、純ガソリン車として最後のタイプRと噂されているだけに受注が殺到。ついに12月には受注が停止され、ホームページの工場出荷目処には『1年以上』と、同社のラインナップの中で最も長い『目処』が掲載されてしまいました。

確かに現行型は魅力的ですが、とはいえ手に入らないのではどうしようもない。それならば、今でも優秀で、しかもすぐ買える旧型で新しいカーライフを楽しみませんか。

まずは現行型タイプRがどんなクルマなのか、おさらいしてみましょう。

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【現行型シビックタイプRの概要】パワーウエイトレシオと最高速度はFF車世界ナンバー1

旧型で掲げた『Ultimate SPORT』をさらに進化させる意味を込めて、コンセプトに『Ultimate SPORT 2.0』を掲げた新型タイプR。スポーツモデルとしての『速さ』と、官能に響く『ドライビングプレジャー』の両立をタイプRの価値と定めました。

搭載されたエンジンはタイプR専用の2.0L VTECターボ。最高出力は旧型の+8kW(+10ps)の243kW(330ps)、同+20N・mとなる最大トルク420N・mは2,600〜4,000rpmで発揮します。発表時点でパワーウエイトレシオと最高速度はFF車世界ナンバー1だと同社はうたいます。

もちろん、それに合わせて足回りも進化。タイヤサイズは幅広となり、ホイール形状を改良するなどして、旋回Gや加減速時の接地感の向上が図られています。

一方でドライブフィールについても新型は進化。例えばペダル開度に対するレスポンス向上を図るため、エンジンECUの駆動力制御マップを緻密に設定し、踏み始めから踏み込んでいったときの加速レスポンスと伸び等々『まるで足裏に吸いつくようなリニアリティー』が追求されました。

また、アクティブ・エキゾーストバルブ機構が新たに採用され、車外騒音法規を満たしながら、エンジンのパワーアップと迫力ある排気サウンドの両立が図られました。

そのほか旧型よりもダウンフォース性能が高められたり、運転操作によるクルマの情報をリアルタイムに知ることができるモニター、車を操る高揚感と運転に集中できるインテリアなど、見た目だけでなく性能も極めた内外装デザインも含めて、全方位で『Ultimate SPORT 2.0』を目指した1台。車両本体価格は499万7,300円です。

【現行型シビックタイプRの中古車概要】中古車はごくわずか。プレミアがついて価格は約2倍に跳ね上がっている

原稿執筆時点で発売から約3ヵ月が経ちますが、大手中古車検索サイトに掲載されている台数は1ケタ。いずれも登録済未使用車か、キャンセルで中古車市場に流れた中古車がほとんどで、走行距離は多くても500kmです。

車両本体価格は新車時の499万7,300円よりも遥かに高く、900万〜1,000万円といったところ。人気車種らしくプレミア価格になっています。

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【旧型シビックタイプRの概要】ニュルブルクリンクで当時のFF車最速タイムを叩き出す

タイプR製作を前提に開発された先代シビック

先述のとおり、現行型は旧型のいわばアップデート版。現行型に乗れるのはずいぶん先になりそうですし、もし旧型の味をまだ知らないのであれば、早めに旧型を買って楽しみ、現行型に乗れるようになったら、その進化ぶりを味わってみてはいかがでしょうか。

『Ultimate SPORT』を掲げて2017年9月から販売が開始された旧型(5代目)シビックタイプR。従来の、乗用車シビックから作りあげるのでは限界があるとし、タイプRを前提にシビックを開発することで、理想のFFスポーツカーが妥協なく作られたのがこの旧型です。ちなみに同様にベース車の開発当初から同時に作られた新型は、旧型を第1世代と呼び、自らを第2世代と称しています。

高剛性化・軽量化・低重心化はもちろん、リアサスペンションはベース車と同じマルチリンク式を採用しましたが、アーム類やブッシュ類はタイプR専用。フロントは専用開発のデュアルアクシスストラットとし、トレッドも広げられています。これに電子制御のアダプティブダンパーが組み合わされます。

FF車ニュル最速を記録

エンジンは最高出力235kW(320ps)/最大トルク400N・mを発揮する2L VTECターボ。組み合わされるトランスミッションはローレシオ化や軽量化が図られた6速MTで、ホンダ車として初となるレブマッチシステムが採用されました。

その結果、ドイツ・ニュルブルクリンクの北コースで、当時FFモデル最速となる7分43秒80のラップタイムを記録しました。

またサーキットでの走行性能だけでなく、一般公道でのグランドツアラー性能も追求。街中からサーキットまで、様々な走行シーンに対応すべく『コンフォート』『SPORT』『+R』という3つのドライビングモードが用意されています。

新車時の車両本体価格は416万7,000円でした。

マイナーチェンジで『リミテッドエディション』が登場

2020年10月にマイナーチェンジが行われ、前後バンパーの改良によりエンジンの冷却性能を高めるなどサーキット走行性能が向上し、足回りの改良によってダイレクト感が強化されました。また先進安全運転支援システム『Honda SENSING』が標準装備されています。

同時に『リミテッドエディション』が限定200台で販売されました。このモデルは徹底した軽量化と専用装備によりピュアスポーツ性能がより高められたモデルで、ボディカラーには専用色サンライトイエローIIが設定されました。

【旧型シビックタイプRの中古車概要】前期型が約8割を占めるが、平均価格は約500万円とプレミア価格に

原稿執筆時点で、大手中古車検索サイトには約200台が掲載されていて、その平均価格は約500万円。旧型も現在はプレミア価格になっています。平均走行距離は約2.4万kmで、価格帯は約400万円〜1,100万円です。

ただでさえ『タイプR』というプレミア感がある上に、ホンダの純ガソリンエンジン撤退宣言や、新型の受注停止&納車長期化によって、すぐに手に入る旧型の中古車価格が高騰してしまうのは致し方ないところでしょう。

さすがに高いからしばらく様子見をするのもいいでしょうが、今の状況なら、しばらく乗って手放してもプレミア価格、つまりリセールバリューが高い可能性があると捉えることもできます。

前期型と後期型の割合は、約8:2で前期型が多いです。また平均価格500万円を上回る価格が設定されている中古車のほとんどは、走行距離2万km未満です。

なお、2020年10月に限定200万円で販売されたリミテッドエディションは、見つかればラッキー、くらいなレアモデルになっています。

【旧型シビックタイプRのおすすめ中古車】平均価格の500万円以下で狙うなら前期型の白

先述の通り、現在の中古車平均価格は新車時を上回る約500万円。少しでも安く手に入れたいなら、台数が多くて選びやすい前期型を中心に狙ってみてはいかがでしょうか。確かに後期型はより戦闘力が増していますが、前期型でも当時のニュルブルクリンクFF車最速車。一般道を中心に楽しむなら十二分の能力があります。

400〜450万円の価格帯に並ぶ中古車の走行距離は5万km前後。この程度の距離なら、まだまだこれから、ではないでしょうか。

ボディカラーは白が多く、赤や黒もありますが、ちょっぴり白より相場は高め。もちろんコンディション次第で価格は変わりますから、ボディカラーを絞らず白を中心に、気になる中古車があったら実車を見に行って、1台ずつコンディションを確認しながら選ぶようにしましょう。

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【まとめ】シビックタイプR=究極のハンドリングマシン

代々、ストイックな走りを追求しているシビックタイプR。先代は現行型に比べて攻撃的なデザインをしているのが特徴です。

サーキットでの究極のハンドリングは先代でも存分に楽しめるので、現行型を待ちきれない人はぜひ旧型に注目してみてください。

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※この記事は、2023年1月時点での情報で執筆しています

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