【燃費のいい軽バンランキング】2023年版

クルマを賢く買う クルマの購入ノウハウ

ビジネスや農林水産業から、アウトドアのプライベートユースまで近年人気が高まっている軽バン。軽自動車といえども車体が大きいので燃費が悪そうなイメージがありますよね。本記事では、現在販売中の軽バン全モデルの燃費をランキング形式でお伝えします。

燃費を基準に車種を整理すると全13モデルに

現在、各メーカーから軽バンが販売されていますが、多数のメーカーが軽バンの生産から撤退し、OEM供給を受けて自社ブランドで販売しています。軽バンを自社生産するメーカー・モデル数は、スズキとダイハツ、ホンダの3社・各社1モデルとなりました。

OEM供給を受けて販売される軽バンは、どのメーカーもOEM元のモデルからエンブレム程度の変更にとどめ、基本構造に手をまったく加えていない同一車種となります。つまるところ、軽バンは実質3モデルとなります。

まずは、この3モデルとOEMモデルの関連と特徴からお伝えします。

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軽バン3モデルとOEMモデルの対比一覧表

メーカー 車名 OEM先メーカー 車名
スズキ
エブリイ
日産 NV100クリッパー
マツダ スクラム バン
三菱 ミニキャブ バン
ダイハツ
ハイゼットカーゴ
トヨタ ピクシス バン
スバル サンバーバン
ホンダ
N-VAN
なし

※ダイハツには、軽バンに相当する4ナンバーの軽1BOX「アトレー」がラインナップされていますが、先代までは5ナンバーの軽乗用1BOX・軽ワゴンでフルモデルチェンジを期に4ナンバー規格になりましたが、コンセプトは軽ワゴンを継承し、装備も軽ワゴンを意識したものですので本記事では軽バンから除外しました。

モデルごとの燃費に関わるメカニズムの違い

スズキ エブリイ

エブリイの現行モデルは、2015年のフルモデルチェンジで軽バン3モデルの中では最も基本設計が古くなってしまい燃費には不利。しかし、スズキには「5AGS(オートギアシフト)」と呼ばれる、低燃費な5速マニュアルのクラッチ操作を不要にした2ペダルのトランスミッションがあります(AT限定免許で運転可能)。エンジンは全車NA(ノンターボ)、駆動方式は2WD(後輪駆動)とパートタイム4WD(手動切替式)、トランスミッションは前述の5AGSのほか、4ATと5MTをラインナップしています。

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ダイハツ ハイゼットカーゴ

現行モデルは、2021年12月にフルモデルチェンジを受け、軽バン3モデルの中では最も新しくなります。燃費に関していえば、後輪駆動の軽バンでは初となるCVT(無段変速機)を採用したこと。CVTはギア比が無段階に可変できるため、エンジン回転数が最も効率的になるギア比が選択可能で燃費が良くなります。エンジンは、NAとターボ、駆動方式は2WDと電子制御式および機械式4WD、トランスミッションは前述のCVTのほか、5MTをラインナップしています。

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ホンダ N-VAN

軽バンでは唯一のFF(フロントエンジン・フロントドライブ=前輪駆動)で、軽バンで初となる6速マニュアルトランスミッションとCVTを採用、さらにデビューは2011年11月と基本設計が新しいモデルで、燃費には最も有利です。N-VANのエンジンはNAとターボ、駆動方式は2WDと4WD(前後輪の駆動力を油圧で自動分配するオンデマンド4WD)、トランスミッションは前述の6MT・CVTをラインナップしています。

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エンジンタイプ・トランスミッション・駆動方式で分類すると全13モデルに

OEMモデルのエンジンタイプ、トランスミッション、駆動方式はすべてOEM元と同一となり、燃費(WLTCモード)も同数値となり、分類をすると全13モデルとなります。

この、エンジン・トランスミッション・駆動方式別で分けた13モデルの燃費をランキングにすると次のとおりです。

軽バンの燃費ランキング

順位 車名 燃費(km/L)
1 ホンダ N-VAN 6MT 2WD 19.8
2 ホンダ N-VAN CVT 2WD 19.2
3 ホンダ N-VAN ターボ CVT 2WD 18.8
4 ホンダ N-VAN 6MT 4WD 18.0
5 ホンダ N-VAN CVT 4WD 17.4
6 スズキ エブリイ 5MT 2WD 17.2
7 ホンダ N-VAN ターボ CVT 4WD 17.0
8 スズキ エブリイ 5MT 4WD 16.9
9 スズキ エブリイ 5AGS 2WD・4WD 16.4
10 ダイハツ ハイゼットカーゴ 5MT 2WD 15.6
11 ダイハツ ハイゼットカーゴ CVT 2WD 14.9
12 ダイハツ ハイゼットカーゴ ターボ CVT 2WD 14.7
13 スズキ エブリイ 4AT 2WD・4WD 14.6

※燃費は、WLTCモード。

やはり、FFベースで6MT・CVTのN-VANが最も燃費がいいという結果になりました。ちょっと意外だったのがスズキ エブリイ。基本設計が古い分、燃費も不利かと思いきや、5MTと5AGSはハイゼットカーゴよりも低燃費でした。ただ、やはり、トルコン式4速ATは今となっては一昔前のトランスミッションで、エブリイの4AT車が燃費ワースト1になってしまいました。善戦したのがN-VANのターボ車。さすが基本設計が国民車、N-BOXと同じだけのことはあります。

MT車はカタログ燃費と実燃費の乖離が大きくなりやすい

MT車の実燃費は、走り方はおろか、ドライバーの運転の上手・下手でも大きく変わってきます。道路状況が良く、効率的な運転ができるとカタログ数値を余裕で超えてくれるのもMT車。カタログ燃費と実燃費の乖離がおきやすいのがMT車ですが、クルマをみずからの意思で操る楽しさは、AT車にはない楽しみがありますね。

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※この記事は、2023年1月時点での情報で執筆しています。

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