車検シール(検査標章・車検証ステッカー)の見方・貼り方・期限切れの確認方法【Q&A】車検シールを貼る位置が変わる!

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車検証と一緒に必ずついてくる小さな車検シール。これはどのような意味を持つものなのでしょう?必ず貼らなければならない理由や細かく決められた貼付け位置、貼らなかったときの高額な罰金など、車検シールについてQ&A形式で解説していきます。2023年7月から車検シールを貼る位置が変わることも要チェック!

検査標章(車検シール・車検ステッカー)とは?

日本国内でクルマを所持し公道を走らせるには、車検を通さなければなりません。これは法律で定められていることです。その車検を合格したクルマである証明として、車検証と検査標章(車検シール)が発行され、運行中はそれぞれ携行・貼付けの義務があります。検査標章は、道路運送車両法第66条で原則フロントガラス(ないクルマはナンバープレート)に貼り付けて表示しなければならないと定められ、違反者は50万円以下の罰金を科せられます。

かつて自動車のフロントガラスに貼る標章は7×7cmのステッカーでしたが、登録車は2004年から、軽自動車は2014年から4×4cmへと小型化されました。

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【Q1】車検シールの貼り方・貼付け位置は?

車検シールはフロントガラスに貼ることが決められています。その位置も明確にされていて、フロントガラスの上部に貼ります。今までは車体の中央寄り、もしくは運転席から最も遠いガラス上部と定められていましたが、2022年6月に国土交通省から新しい位置が発表され、ドライバー側の上部に車検シールを貼ることになりました。一部で異論が出たために当初より半年遅れの2023年7月からの実施となります。

変更理由は国土交通省が、「必ず人の乗る運転席から目に入りやすい位置とすることで、車検シールに記載された有効期限に所有者が気づきやすくし、知らぬ間に失効してしまうことを防ぐため」と発表しています。

なお、フロントガラスのない車両はナンバープレートに貼りますが、こちらは変更なく従来通りプレートの左上と決められています。

車検シールは、ディーラーなど車検を依頼した先から手元に戻ってくるときに貼られていない場合があります。また、詳しくは後述しますが、車検整備を行った工場がいわゆる民間車検場と呼ばれる指定工場だった場合には、車検証や車検シールが後日となる場合もあります。その場合は自分の手で貼りましょう。貼り方は、シールの台紙に説明されていて誰でも貼れるようになっています。シール自体を貼り合わせて、フロントガラスの内側に貼り付けるだけです。

【Q2】車検シールを一時的に剥がしたいが貼り直しはどうすればいいか?

貼り付ける作業の時に失敗をして、その場ではがすくらいのことはできますが、基本的に一度貼り付けた車検シールをはがして再利用することは不可能です。粘着力が強くはがれにくいシールなので、車検の時にはがすときはそれなりの道具が必要なくらい強力です。

はがす場合は一般的なシールはがしと、スクレーバーがあればキレイにはがせるはずです。新しく車検シールを貼る箇所は、ホコリや汚れなどをすべて取り除いてから貼りましょう。

万が一車検の有効期限内にガラスからはがれてきてしまった場合は、シール自体の粘着力が弱まっている可能性が高くなります。クルマの登録をしている運輸支局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)で再発行をしましょう。300円の手数料と車検証、そして今の車検シールを持っていけば再発行できます。車検シールを紛失してしまった場合は、現地で紛失届を記入することで手続きを進められます。

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【Q3】車検シールはいつ届く?

車検証と同時に渡されるか、工場側で貼り付けてクルマを納車してくれる場合が大半です。ただし、車検を依頼した先が自社工場で車検を行う資格のある指定工場(民間車検場)である場合、車検は完了しても書類が運輸支局から戻ってくるまで時間がかかるため、車両の引き取りのタイミング次第では車検証や車検シールが後日郵送となるケースもあります。その場合は、工場が発行する「保安基準適合標章」を車のフロントガラスに貼付して車検シールの代わりとします。なお、保安基準適合標章の有効期間は15日間となっています。有効期間を過ぎて走行することは出来ないので、期日が迫ってきた場合は車検整備を実施した工場に問い合わせましょう。

【Q4】車検シールはどこでもらえる?

クルマの登録をしている運輸支局、軽自動車の場合は軽自動車検査協会でもらえます。車検を依頼している場合は、その依頼先から車検証とともに渡されます。

【Q5】車検シールを貼らないと罰金?

道路運送車両法第109条で、車検シールを貼らないで公道を走行した場合は50万円以下の罰金が科されると定められています。公道を走行する場合は、必ず車検シールが貼ってあるかを確認しましょう。

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【Q6】車検シールの有効期限の見方は?

シールの裏と表それぞれに表記がありますが、表側には数字が2種類書いてあります。これらは車検の有効期限を表し、大きく書かれた数字が期限の月、小さな数字が期限の年です。年は和暦で示されますので、令和何年と表記されます。

裏側には文章で有効期限が書かれていて、室内からの確認が容易にできるようになっています。

【Q7】車検シールの貼付け位置が変わった?

前述のように2022年6月に国土交通省から車検シールの貼付け位置を変更する実施要領の改正案が発表されました。施行は当初、2023年1月1日からとされていましたが、一部で異論が出たために当初より半年遅れの2023年7月からとなりました。今までは車体中央もしくは運転席から一番離れた側のフロントガラス上部でしたが、変更により車両の中心から可能な限り遠い位置の運転席側、すなわち運転席側上部の前面ガラスへとなりました。ドライバーが乗り込んで必ず目にする位置、車検の有効期限を確認しやすい位置へとするのが目的です。

【まとめ】車検シールの貼り付けはドライバーの義務

車検シールは、クルマを所有する上で絶対に欠かせない重要書類のひとつです。シールは車外から確認できるフロントガラス内側に必ず貼らなければならないと、法律で定められています。守れないと高額の罰金が科せられる可能性もありますので、必ずルールを守るようにしましょう。

車検費用を「安く・安心」に済ませる方法〜「カープレミアガレージ」とは

「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。

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「カープレミアパーツ」とは?

カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。

中古・リビルト部品って何?

中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。

リビルト部品をオススメする理由

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※この記事は、2023年1月時点での情報を元に執筆しています。

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