ポルシェの車検費用の相場はいくら?車検前にチェックしたい注意事項まとめ【2023年版】

カーライフを賢く楽しむ クルマの点検・車検

911をはじめとするスポーツカーに加え、カイエンやマカンといったSUVをラインナップするポルシェ。当然、車検費用は高額になることが予想されますが、実態はどうなのでしょうか。そんなポルシェの車検費用はどうなっているのか、モデルごとに20年ほど前のものから現行型までインターネットを中心に調べてみました。

ポルシェのクルマの車検を受ける前に……

車検費用にはどんなものがある?

車検費用は、「法定費用」と「整備費用」の2つがあります。法定費用は国が定めた自動車重量税と自賠責保険料(自動車賠償責任保険)と印紙代で、日本中どこで車検を受けても金額が変わりません。一方で整備費用は、車検を受ける店、工場によって金額が変わってきます。

予想通りポルシェの車検費用は高額になる?

ポルシェの車検費用とイメージすると多くの人が高そうだ、とイメージすることでしょう。実際、車検費用がどれくらいかを調べるとモデル問わずに初回の継続車検ですら20万円以上かかるケースが多いなど、一般的な国産車とはレベルが違う費用がかかってしまいます。

これにはいくつか理由があります。まず、消耗部品の交換費用が高いこと。また、ディーラーで車検を受ける場合は高い整備費用に加えユーザー的にはまだ大丈夫と思われるパーツの交換を推奨されることが大きな要因といえるでしょう。

ポルシェ各オーナーのブログなどを見る限り、ディーラーから見積もりで交換を推奨されたパーツを可能な限り減らしていくことが費用の大幅カットにつなげるポイントのようです。パーツ交換の点数を減らしたことで車検費用が見積もりから50万円(!)も下がったケースが見受けられました。

ポルシェに限らず多くの輸入車は、消耗部品を定期的に交換することで高速で走行しているときも高い性能を発揮するよう設計されているものが多く、部品交換頻度が国産車よりも早いケースが多くなります。

さらにそれらのパーツは海外から輸入するため、部品代が国産車より高くなるのです。しかも、ポルシェの純正部品はかなり高額になることもお忘れなく……。

一般的にはディーラーではなく整備工場や車検専門店を利用すると基本料金を抑えられるケースもありますが、ポルシェを扱ってくれる業者は多くありません。部品交換はしっかり行うことは当然ですが、車検費用を少しでも抑えたいならポルシェを対応してくれる整備工場を探すことが必要となります。

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自賠責保険は25ヵ月分かけるケースもある

自賠責保険は、次回車検までの期間分加入します。次回車検までなら24ヵ月の加入でいいのですが、実は車検の有効期限満了は夜24時までなのに対し、自賠責保険の有効満了は正午12時までと、12時間のズレがあります。そのため、車検をギリギリのタイミングで受ける場合、数時間の保険未加入期間が発生してしまいます。

自賠責保険に加入していないクルマは公道を走行できないだけでなく、車検を通すこともできません。このような事態を防ぐために自賠責保険を25ヵ月分かけるケースがあります。

※本企画では自賠責保険料を24ヵ月で計算しています。

「911」の車検費用の相場と注意事項

6代目911(2019年7月〜)

5代目911(2011年11月〜2019年7月)

4代目911(2004年8月〜2011年11月)

「911」の法定費用

■6代目911(2019年7月〜)の法定費用

自動車重量税 ¥32,800
自賠責保険料(24ヵ月) ¥20,010
検査手数料(印紙代・証紙代) 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600)
認証工場:¥2,300
合計 ¥54,410〜55,110

※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。

■5代目911(2011年11月〜2019年7月)の法定費用

自動車重量税 ¥24,600
カレラ4 PDK・カレラ4S ・カレラ4 GTS・タルガ4・タルガ4S・ターボPDK・ターボS :¥32,800
自賠責保険料(24ヵ月) ¥20,010
検査手数料(印紙代・証紙代) 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600)
認証工場:¥2,300
合計 ¥46,210〜55,110

※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。

■4代目911(2004年8月〜2011年11月)の法定費用

自動車重量税 ¥24,600
カレラ4 ・カレラ4S ・カレラ4 GTS・タルガ4・タルガ4S・ターボ4WD・ターボS 4WD・カレラ4 GTS:¥32,800
自賠責保険料(24ヵ月) ¥20,010
検査手数料(印紙代・証紙代) 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600)
認証工場:¥2,300
合計 ¥46,210〜55,110

※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。
※自動車重量税が「13年経過」の重加算対象車はカレラ4 ・カレラ4S ・カレラ4 GTS・タルガ4・タルガ4S・ターボ4WD・ターボS 4WD・カレラ4 GTS:¥45,600、それ以外は¥34,200になります。
※自動車重量税が「18年経過」の重加算対象車はカレラ4 ・カレラ4S ・カレラ4 GTS・タルガ4・タルガ4S・ターボ4WD・ターボS 4WD・カレラ4 GTS:¥50,400、それ以外は¥37,800になります。

「911」の車検整備費用

911の現行型となる6代目はまだ最初の継続車検に差し掛かる時期ということもあり、車検整備費用はそこまで高くならず(ポルシェ比)にすみそうです。しかし、5代目、4代目となると話は別。整備項目が多くなることで消耗部品の交換をはじめ、多くのパーツの交換を迫られることになるでしょう。

編集部がインターネットで調べたところでは、6代目で20〜30万円台後半、5代目で30弱〜40万円台後半、5代目は30〜60万円台が最も多い車検整備費用でした。

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「カイエン」の車検費用の相場と注意事項

3代目カイエン(2017年12月〜)

2代目カイエン(2010年3月〜2017年12月)

初代カイエン(2002年9月〜2010年3月)

「カイエン」の法定費用

■3代目カイエン(2017年12月〜)の法定費用

自動車重量税 ¥41,000
ターボSEハイブリッドのみ:¥49,200
自賠責保険料(24ヵ月) ¥20,010
検査手数料(印紙代・証紙代) 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600)
認証工場:¥2,300
合計 ¥62,610〜71,510

※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。

■2代目カイエン(2010年3月〜2017年12月)の法定費用

自動車重量税 ¥41,000
自賠責保険料(24ヵ月) ¥20,010
検査手数料(印紙代・証紙代) 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600)
認証工場:¥2,300
合計 ¥62,610〜63,310

※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。
※自動車重量税が「13年経過」の重加算対象車は¥57,000になります。

■初代カイエン(2002年9月〜2010年3月)の法定費用

自動車重量税 ¥41,000
自賠責保険料(24ヵ月) ¥20,010
検査手数料(印紙代・証紙代) 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600)
認証工場:¥2,300
合計 ¥62,610〜63,310

※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。
※自動車重量税が「13年経過」の重加算対象車は¥57,000になります。
※自動車重量税が「18年経過」の重加算対象車は¥63,000になります。

「カイエン」の車検整備費用

カイエン現行型の3代目でもデビュー時のものは2度目の継続車検を迎えます。そのため、消耗部品などの交換のみならず、ディーラーで車検を行う場合は壊れる可能性があるパーツの交換を請求されるケースが多いようです。初代、2代目は自動車重量税の重加算対象になるモデルも多くなってきました。当然、整備費用がかなり高くなってしまいます。

編集部がインターネットで調べたところでは、3代目で20〜30万円台後半、2代目で30〜50万円台後半、初代で30〜70万円台が最も多い車検整備費用でした。

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「マカン」の車検費用の相場と注意事項

初代マカン(2014年4月〜)

「マカン」の法定費用

■初代マカン(2014年4月〜)の法定費用

自動車重量税 ¥32,800
自賠責保険料(24ヵ月) ¥20,010
検査手数料(印紙代・証紙代) 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600)
認証工場:¥2,300
合計 ¥54,410〜55,110

※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。

「マカン」の車検整備費用

現行型のデビューは2014年。すでに複数回継続車検を受けている初期型と最新モデルで車検費用は大きく異なってきます。インターネットでマカンの車検費用を検索すると見積もりがかなり高額になったケースも見つかります。

編集部がインターネットで調べたところでは、初回の継続車検で20〜30万円台、2回目の継続車検では25〜40万円台前半が最も多い車検整備費用でした。

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「パナメーラ」の車検費用の相場と注意事項

2代目パナメーラ(2016年7月〜)

「パナメーラ」の法定費用

■2代目パナメーラ(2016年7月〜)の法定費用

自動車重量税 ¥32,800
4 エグゼクティブPDK 4WD・4 Eハイブリッド・GTS・ターボS:¥41,000
自賠責保険料(24ヵ月) ¥20,010
検査手数料(印紙代・証紙代) 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600)
認証工場:¥2,300
合計 ¥54,410〜63,310

※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。

■初代パナメーラ(2009年7月〜2016年7月)の法定費用

自動車重量税 ¥32,800
ターボPDK 4WD・ターボS・S ハイブリッド・S eハイブリッド・4 エグゼクティブPDK 4WD:¥41,000
自賠責保険料(24ヵ月) ¥20,010
検査手数料(印紙代・証紙代) 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600)
認証工場:¥2,300
合計 ¥54,410〜63,310

※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。
※自動車重量税が「13年経過」の重加算対象車はターボPDK 4WD・ターボS・S ハイブリッド・S eハイブリッド・4 エグゼクティブPDK 4WD:¥57,000、それ以外は¥45,600になります。

「パナメーラ」の車検整備費用

現行型となる2代目パナメーラは2度目の継続車検に差し掛かる時期。初期モデルについては消耗品やパーツの交換などが発生するため、そこそこの車検整備費用がかかってきます。また、初代の初期モデルは自動車重量税の「13年経過」重加算が始まる年式であり、車検整備には消耗品の交換をはじめ、高額な費用がかかると思っておいたほうがいいでしょう。

編集部がインターネットで調べたところでは、2代目で15〜30万円台後半、初代で20後半〜50万円台が最も多い車検整備費用でした。

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「718ケイマン/ボクスター」の車検費用の相場と注意事項

「718ケイマン/ボクスター」の法定費用

■718ケイマン/ボクスター(2016年4月〜)の法定費用

自動車重量税 ¥24,600
自賠責保険料(24ヵ月) ¥20,010
検査手数料(印紙代・証紙代) 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600)
認証工場:¥2,300
合計 ¥46,210〜46,910

※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。

「718ケイマン/ボクスター」の車検整備費用

2016年にデビューした現行型の初期モデルは2度目の継続車検に差し掛かる時期。まだ2度目の車検なのでそこまで費用は高くないはず……と思いきや、ディーラーで車検を受ける場合にはお約束となるパーツの大量交換を請求されるため高額になるケースも少なくないようです。3万km程度しか走っていないモデルでさえブレーキ関連のパーツ交換で20万円以上かかったケースもありました。

編集部がインターネットで調べたところでは、20〜50万円台が最も多い車検整備費用でした。

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ポルシェの車検費用を「安く・安心」に済ませる方法〜「カープレミアガレージ」とは

「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。

また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。

「カープレミアパーツ」とは?

カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。

中古・リビルト部品って何?

中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。

リビルト部品をオススメする理由

1.新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
2.リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。

中古・リビルト部品のメリット

新品部品と比較して部品にもよりますが、20%~30%ほど部品代金が抑えられるケースがあります。

その他、万が一の故障時に0円で修理対応する故障保証や、24時間365日対応可能なロードサービスなどのサポートも充実しています。安心・快適なカーライフは、「カープレミアガレージ」にお任せください。

※故障保証の利用は車両購入時に別途加入が必要です。

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※この記事は、2023年2月時点での情報を元に執筆しています。

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