「スズキ ハスラー(初代・2013〜2019年)」軽ハイトワゴン×SUVで新ジャンルを切り拓いたパイオニア【人気モデル購入徹底ガイド】

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それまでありそうでなかった、広々とした室内を備えたSUVテイストの軽自動車。そんな新ジャンルを切り拓いたのが初代ハスラーです。SUVテイストといっても意外とその実力は高く、キャンプも十分に楽しめるモデルです。

【サマリー】軽ハイト系ワゴンとSUVという人気の二大要素を掛け合わせた

広い空間で人気の軽ハイト系ワゴンに、人気のSUVテイストが掛け合わされて開発されたハスラー。普段の街乗りからアウトドアまでこなせる、この人気の二乗作戦はやはり大ヒットにつながりました。

他社からフォロワーも生まれましたが、新ジャンルのパイオニアであるハスラーより売れている競合車はありません。2019年9月に登場した2代目の見た目がキープコンセプトであることからも、初代ハスラーの人気の高さがうかがえます。

【外観スタイル】広々軽ハイト系ワゴンとSUVテイストがミックスされたデザイン

角度がつけられたAピラーとロングルーフで広い室内イメージが、黒いバンパーやフェンダーカバーなどでSUVらしさが演出されています。

基本スクエアなフォルムですが、丸目のヘッドライトが採用されているのもポイントになっています。ホワイトルーフまたはブラックルーフとなるツートーンも選択可能でした。

【インテリア】アウトドアニーズに対応した収納等の便利機能を装備

カラーパネルが横一線に走る、直線基調のインパネが個性を発揮しています。収納がたっぷりあるのはもちろん、アウトドアニーズに対応してラゲッジにもアクセサリーソケットも装備(一部グレードを除く)。一部グレードを除き防汚加工されたラゲッジフロア&左右独立スライド式ラゲッジボードが備わります。

【走り・燃費】2015年にマイルドハイブリッドに切り替えられた

2013年12月デビュー時に搭載されたエンジンは660ccの自然吸気とターボの2種類。これにCVT(一部5速MT車もあり)が組み合わされます。2015年5月に自然吸気車が、同年12月にターボ車もISGを組み合わせたマイルドハイブリッド「S-エネチャージ」に切り替わりました。いずれも2WDと4WDがあります。

また最低地上高も180mm(4WDは175mm)確保され、他の軽自動車より悪路走破性もあります。デビュー時のJC08モード燃費は23.2〜29.2km/L。

【安全装備】一部グレードを除き衝突被害軽減ブレーキは標準装備

一部グレードを除き、衝突被害軽減ブレーキと誤発進抑制機能、ESP等をセットで標準装備。また4WD車には滑りやすい急な下り坂の車速を制御する機能や、滑りやすい路面で発進しやすい機能が装備されます。2015年12月に上級グレードのみ、2018年11月には一部を除き全車がステレオカメラ式の安全運転支援機能に切り替えられました。

【グレード構成】シンプルな3グレード構成、他に特別仕様車がある

デビュー時のグレード構成は装備差でA、G、Xの3グレード。GとXはターボ車も用意されています。またAとGの自然吸気車には5速MTも用意されました。

デビュー時の車両本体価格は104万8950〜157万6,050円。2015年に自然吸気車とターボ車ともにGとXはS-エネチャージ搭載車に切り替えられました。

ほかにエクステリアデザインや装備を変更した特別仕様車もいくつか登場しています。

【マイナーチェンジ&改良一覧】大きな変更点がないまま2代目(現行型)へフルモデルチェンジ

2014年1月の登場から、フルモデルチェンジする2019年12月まで大きな変更といえば、2015年のS-エネチャージへの切り替えくらい。いわゆるマイナーチェンジはありません。

2015年12月にXとXターボが、続いて2018年11月にGとGターボも、安全装備がレーダー式からステレオカメラ方式の「デュアルカメラブレーキサポート」に切り替えられました。

デュアルカメラブレーキサポートが備わると、従来のレーダー式の衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能、ESPに加えて、車線逸脱警報機能やふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能もセットで装備されます。

グレード展開も最初から最後まで変わりませんでしたが、代わりに特別仕様車がいくつか登場しています。

例えば2017年12月に登場したJ STYLE IIIは、XとXターボをベースに、スモークメッキが施されたフロントグリルや、ネイビーのインパネ、ルーフレールを備えたSUV色を少し強めたモデルです。

J STYLE IIIのインパネ

また2018年11月に発売されたワンダラーは、ルーフやバンパーにウッディブラウンが採用されて、インテリアでも差し色にビビッドなオレンジが使われるなど、個性的なデザインが魅力の特別仕様車です。

ワンダラー

2018年7月に登場したタフワイルドは、Aピラーからルーフ、リアクォーターパネルがブラック塗装され、たくましさが表現された特別仕様車。さらに自然吸気のGがベースですが、X以上にはデュアルカメラブレーキサポートが標準装備されています。

タフワイルド

【ハスラーのおすすめモデル#1】2015年12月以降のXターボ4WD

左がヒルディセントコントロール、右がグリップコントロールのスイッチ

最低地上高が180mm(4WDは175mm)確保されているこのクルマであれば、やはり街乗りだけではなく、たまにはキャンプなどを楽しみたいところ。そう考えると動力性能に余裕のあるターボ車がおすすめです。

装備は最上級グレードのXではなく、Gでも十分なのですが、Xはステレオカメラ方式の「デュアルカメラブレーキサポート」が2015年12月に搭載され、安全機能が高まりました。Gにも2018年11月に搭載されますが、モデル末期ゆえ、台数が多くて探しやすいのはXでしょう。

さらに軽自動車で初採用となるヒルディセントコントロールや、滑りやすい路面での発進時に活躍するグリップコントロールが備わる4WDであればキャンプでも重宝するはずです。

【ハスラーのおすすめモデル#2】J STYLE IIターボ4WD、J STYLE IIIターボ4WD

街乗りも休日のアウトドアも楽しむなら、やはりXターボ4WDの基本性能はかかせません。そのため上記のとおりXターボ4WD推しなのですが、これをベースとした特別仕様車もいくつか登場しています。車名だけではわかりにくいので、ここで紹介します。

まずJ STYLE IIターボ。2015年12月にデュアルカメラブレーキサポートがXに搭載された際に追加された特別仕様車で、パドルシフトやクルーズコントロールなどが標準装備され、ベース車両より装備が充実しています。

同様に2017年12月に発売されたJ STYLE IIIターボはルーフレールも標準装備されているため、よりアウトドアライフを楽しみやすくなっている特別仕様車です。

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【まとめ】アウトドアもちゃんと楽しめるモデル

軽自動車のSUVといえば、ジムニーのような本格派しかなかったところに、カジュアルなSUVという新ジャンルを開発した初代ハスラー。しかも街乗りだけでなく、ちゃんとアウトドアを楽しみやすい4WDシステムや最低地上高が備えられました。名車として名を残すようなモデルといえるでしょう。

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