「ホンダ ヴェゼル」が売れている理由とは?売れ筋グレードから人気ボディカラーまで最新販売状況をまとめ

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ホンダの人気コンパクトSUV「ヴェゼル」。2021年4月にフルモデルチェンジを受けた2代目は発売後1ヵ月で約3万台を受注、初代の人気は2代目になっても衰えませんでした。さて、なぜヴェゼルは売れているのでしょうか?本記事では、ヴェゼルの売れ筋グレードや人気ボディカラーなどの最新販売状況と併せて、その理由に迫ります。

ホンダ ヴェゼルとは?初代から大人気のコンパクト(?)SUV

CAP/e:HEV PLaY

ヴェゼルは、2013年12月にホンダの新しいコンパクトSUVとして発売されました。デビューするや否や注目を集め、常に販売台数上位に入る人気モデルとなりました。

2021年4月に2代目にフルモデルチェンジ、発売後1ヵ月で累計約3万台を受注、2021年11月時点での累計販売台数は48,193台、2021年通期(1〜12月)の登録車販売台数のトップ10入りが見えてきています。
CAP/初代ヴェゼル

2代目ヴェゼルも、全長4,330mmというコンパクトSUVとなりますが(ホンダもコンパクトSUVと位置づけているようです)、見た目や装備、価格などからするとミドルクラスSUVに属するとして間違いはないでしょう(そもそも、コンパクトSUVに明確な定義はなく、全長4,400mm以下をコンパクトとしていることが一般的)。クルマのセグメントがボーダーレス化してきている2020年代。ヴェゼルもその1台です。

2代目ヴェゼルの特徴は、クラスを超えた上質さを感じるエクステリア、インテリア。そして、エンジンとモーターのいいとこ取りをしたハイブリッドパワートレイン「e:HEV」の気持ちの良い走り。

この時点で、売れている理由に触れてしまいましたが、最新のヴェゼルの販売状況をお伝えしていきます。

【ヴェゼルのグレード構成比率】ハイブリッド中間グレードに人気集中

まず最初に、ヴェゼルのグレード構成を簡単にご紹介します。

エンジンタイプ グレードタイプ グレード名 特徴
ガソリン ベーシック G ホンダセンシング、ホンダコネクトなどを標準装備。
ハイブリッド ベーシック e:HEV X 「G」と同じ装備。
中間 e:HEV Z 電動テールゲート、安全装備などを追加。ブラックのバンパーガーニッシュ、18インチアルミホイールを装着。
上級 e:HEV PLaY グレージュの内装、パノラマルーフ、専用エクステリアなどが装備される。

グレード別販売構成比率

※2021年6〜11月:累計販売台数 33,773台

グレード 構成比率(%)
e:HEV Z 75.5
G 10.0
e:HEV X 8.8
e:HEV PLaY 5.2

ハイブリッドの中間グレード「e:HEV Z」が75%も占めています。その理由は、グレード構成がシンプルで選びやすい装備設定となっているからと推測しています。

どのクルマでも、最安価のベーシックグレードは敬遠される傾向があります。ヴェゼルはこの時点で、「e:HEV Z」か「e:HEV PLaY」の2択となります。

e:HEV「Z」と「PLaY」の装備差を比較すると、機能的な装備では大きな違いがなく、おもに内外装の見た目上の違いと、パノラマルーフの有無となり、その価格差は41万円と比較的大きな開きがあります。

「Z」のエクステリア・インテリアはベーシックグレードと差別化され上級感をしっかりと出していますので、「e:HEV Z」が価格面においても最もバランスが良い、と言えるでしょう。

「e:HEV PLaY」が最も販売構成比率が低くなっている状況は、ヴェゼルには特別な内外装や、パノラマルーフを必要とするユーザーが少なかったことを物語っていますが、ヴェゼルの基本的な作りが上質であることも、中間グレードに人気が集中している要因となるでしょう。

グレード別価格一覧

グレード名 価格(2WD車)
G 227万9,200円
e:HEV X 265万8,700円
e:HEV Z 289万8,500円
e:HEV PLaY 329万8,900円

※※4WD車は全グレード22万円高。PLaYは2WD車のみ。

▼駆動方式別販売構成比率

駆動方式 構成比率(%)
2WD(FF) 80
4WD 20

8対2という比率になりました。4WDを選択するユーザーは、積雪地帯に住んでいる方や、ウィンタースポーツを趣味にしている方が主軸で、乾燥路でも四輪駆動の走りを求めるというユーザーが少ない傾向です。

【人気ボディカラーTOP3】ヴェゼルもパールホワイトのトレンド

CAP/e:HEV Z プラチナホワイト・パール

ヴェゼルのボディカラーラインナップは、「e:HEV Z」「e:HEV X」「G」に単色6タイプ、「e:HEV PLaY」に2トーン5タイプを設定しています。「e:HEV PLaY」は、ホワイトパールとレッドメタリックがない代わり、濃青メタリックが追加されています。

▼「e:HEV Z」「e:HEV X」「G」
プレミアムサンライトホワイト・パール(有償色 55,000円)
プレミアムクリスタルレッド・メタリック(有償色 55,000円)
プラチナホワイト・パール(有償色 35,000円)
メテオロイドグレー・メタリック(有償色 35,000円)
サンドカーキ・パール(有償色 35,000円)
クリスタルブラック・パール

▼「e:HEV PLaY」2トーンカラー
プレミアムサンライトホワイト・パール&ブラック(有償色 45,000円)
メテオロイドグレー・メタリック&ブラック(有償色 25,000円)
ミッドナイトブルービーム・メタリック&シルバー(有償色 25,000円)
サンドカーキ・パール&ブラック(有償色 25,000円)
クリスタルブラック・パール&シルバー

ヴェゼルの人気ボディカラーTOP3

ボディカラー 構成比率(%)
プラチナホワイト・パール 35.9
クリスタルブラック・パール 19.8
プレミアムサンライトホワイト・パール 17.4

ホワイトパールとブラックパールの人気は、ヴェゼルに限らないトレンドですね。
CAP/e:HEV Z クリスタルブラック・パール

【ヴェゼルの購買年齢層】子育てが落ち着いた世代に売れるが若者からも支持を集める

年齢層 構成比率(%)
50代 25.0
40代 20.4
60代 16.8
20代 16.3
30代 15.1
70代以上 5.4
20歳未満 1.0

40〜50代で占められている状況は、年齢別人口分布と比例している背景がありますが、子供が学校にあがって子育てが落ち着いたファミリー層に受け入れられていると言えます。

いっぽう、20代の購買が16.3%と比較的比率が高いのはヴェゼルの特徴です。若者からも支持を集めています。

ヴェゼルはなぜ売れるのか?

2代目ヴェゼルがデビューしたとき、そのエクステリアデザインに衝撃を感じた方は多いのではないでしょうか?

Twitterでは「#CXハリアー」とタグ付けされたツイートが多数発信されました。マツダ CX-5に似たフロントフェイスと、トヨタ ハリアーに似たリアデザインからそのハッシュタグが発生したわけですが、それは画像で見る限りの杞憂に終わりました。

2代目ヴェゼルの実車を見た人からは、ホンダが決してCX-5やハリアーのまねをしたのではない、しっかりと作り込まれた上質なデザインと、実際のボディサイズより大きく堂々と見えるスタイリッシュな都会派SUVであったことから、称賛の声が多数上がりました。

その称賛は、自動車評論家のあいだでも同じでした。内外装のデザインの良さ、装備の良さ、e:HEVの走りの良さを高く評価しています。

象徴的といえる装備が「そよ風アウトレット」ではないか、と筆者は思っています。

これは全車に標準装備される、エアコンの風が直接顔や身体にあたらないようにする、文字どおりの「そよ風」を発生させる機構を備えています。

ホンダは、現行モデルのフィットから、室内空間の快適性の追求をさらに高めてきています。また、ホンダの次世代ハイブリッド「e:HEV」は、エンジンとモーターのいいとこ取りをする高効率で走りもいいパワートレインも成熟の域に入ってきています。

こういった総合力の高さが、ヴェゼルの人気の理由と言えます。

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