エンジンフラッシングで快適なクルマ走行を実現しよう!

クルマの故障・修理・整備

定期的なカーメンテナンスを行うことで、愛車に長く乗り続けることができます。エンジンフラッシングもカーメンテナンスのひとつで、「エンジン内部の汚れを落とすこと」を指し、エンジン洗浄ともいいます。エンジンフラッシングには3つの方法があり、それぞれ費用対効果が異なります。
今回は、エンジンフラッシングの効果や方法などを解説していきます。

エンジンフラッシングの効果

エンジンフラッシングを行うと、内部に蓄積した燃え残りであるカーボンやスラッジが取り除かれ、エンジン内部を綺麗にすることができます。エンジンオイルの交換やフィルター交換だけでは落としきることが難しい、こびりついた汚れの洗浄もエンジンフラッシングで効果を実感できます。

一方でエンジンフラッシングを怠るとエンジン内部の汚れが原因で燃費が悪くなる、パワーがなくなる、アイドリングやエンジンのかかりが不安定になるなどの症状が出てくるようになります。
定期的なエンジンオイルの交換をしないで交換時期を大きくすぎて走行している場合は問題が発生する前にエンジンフラッシングを検討するようにしましょう。

エンジンフラッシングの方法や費用

エンジンフラッシングの方法は3つあり、それぞれ効果や費用が異なります。ガソリンスタンドやカー用品店など、依頼先を選ぶ際には費用だけではなく、信頼できるかどうかも確認しましょう。また、エンジンフラッシングを行う際には新油の用意も欠かせませんが、ここで紹介する費用には含まれていないため、注意してください。

フラッシングオイルを使用する場合

フラッシングオイルは、エンジンオイルに洗浄成分を含んだオイルで、自動車のほかに、農業機械やバイクでも使用できます。フラッシングオイルを使用する場合の概要は次のとおりです。

値段(費用) 1,500~6,000円
フラッシュ容量 2〜4L
DIY 作業 できる  ※自分でやる場合には必要工具あり
作業時間 40~60分

この場合、自分でエンジンフラッシングを行うことは可能ですが、車種やエンジンの状態によっては、オイル漏れ・エンジン不調の原因となります。予算や都合に問題がなければ、業者に依頼することを推奨します。
フラッシングオイルを使用しての作業は以下の手順で行います。

(1)古いエンジンオイルをすべて抜く
(2)フラッシングオイルをエンジンオイルと同じ容量で入れる
(3)エンジンをかけ、アイドリングをする
(4)フラッシングオイルをすべて抜き、新しいエンジンオイルに交換する

エンジンオイルを適切なタイミングで定期的に交換していれば、走行距離10万km程度までは基本的にフラッシングの必要はありません。中古車で購入し整備履歴がわからない、オイル交換を怠っていたなどの場合に、比較的、費用対効果の高い方法がフラッシングオイルによる清浄です。

添加剤を使用する場合

添加剤はフラッシングオイルと違い、エンジンオイルに直接加えるものです。また、添加剤の利用はエンジンフラッシングの一般的な方法であり、費用も一番安いというメリットがあります。添加剤を使用する場合の概要は次のとおりです。

値段(費用) 1,500~2,000円
フラッシュ容量 150~350ml
DIY 作業 できる  ※自分でやる場合には必要工具あり
作業時間 30~60分

自分で作業をするとなると工具をそろえる必要があり、また廃油の処理にも手間がかかります。業者に頼む場合は2,000円以下という比較的安価な値段で行えます。オイル関連の作業は車両火災を引き起こすこともあるためプロに依頼したほうが安心です。店舗に持ち込む場合は業者が以下の手順で行ってくれます。

(1)古いエンジンオイルに添加剤を混ぜる
(2)エンジンを少し回し、内部の汚れを除去する
(3)古いものを抜き取り、新油に交換する

ほか2つと比べると洗浄効果は薄いですが、フラッシングオイルを使用するよりも抜く手間が1回分少なく、作業が早く終わる可能性があります。

専用の機械、洗浄液を使用する場合

この方法はエンジンフラッシングの中で最も費用がかかりますが、高い洗浄力が期待できます。概要は次のとおりです。

値段(費用) 3,000~10,000円
フラッシュ容量 車種による
DIY 作業 できない
作業時間 30~60分

専用の機械と業務用の強力な洗浄剤でエンジンフラッシングを行うことで、ここまでの2つの方法よりも確実に汚れを落とすことができます。自分自身で行う場合の工具・作業場所の確保や、廃油処理の手間もなく、その意味では費用対効果が高いと考えることもできるのではないでしょうか。

前述のようにエンジンオイルを適切なタイミングで定期的に交換していれば、走行距離10万km程度までは基本的にフラッシングの必要はありません。中古車で購入し整備履歴がわからない、オイル交換を怠っていたなどの場合で、燃費が悪い、加速フィールがよくない気がするなどの症状が出ているようであれば、エンジンフラッシングはまず試してみてもいいメンテナンスです。愛車の状態が悪い場合には業者に依頼し、専用の機械、洗浄液で対応してもらうのがおすすめです。

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まとめ

定期的なエンジンオイルの交換を怠り、クルマが不調となった場合はフラッシングを検討しましょう。今回紹介した3つの洗浄方法はそれぞれ費用対効果が異なるため、クルマの状態や費用を考慮して選択しましょう。フラッシングオイルや添加剤を使用する方法は自分でできる場合もあるものの、エンジンという車の重要な部分を扱うため、プロに任せるのが安心です。
「カープレミアガレージ」なら国家資格を持つ整備士の確かな技術力で確実なエンジンフラッシングが行えます。エンジンフラッシングを検討する際には「カープレミアガレージ」を活用してみてはいかがでしょうか。

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