エンジンオイルの交換に粘度は重要?性能の違いやおすすめを紹介

クルマの故障・修理・整備

快適なカーライフを送るためには、エンジンオイルの定期的な交換が欠かせません。そして、オイル交換の際はエンジンに合ったオイル粘度を選ぶことが重要です。エンジンオイルの粘度の違いを理解せず選び方を間違えると、クルマの性能を落としてしまいます。今回は、エンジンオイルの粘度における性能の違いやおすすめをクルマ初心者にもわかりやすく解説します。エンジンオイルの交換を初めてするという方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

エンジンオイルの粘度や種類はクルマに合わせて選ぶ必要がある

エンジンオイルには以下のような役割があります。

・潤滑作用
・密封作用
・冷却作用
・洗浄作用
・防サビ作用

これらのエンジンオイルの役割はクルマには欠かせないものです。交換を怠りオイル性能が劣化するとエンジントラブルの原因となります。そのため、定期的なエンジンオイルのチェックや交換が重要です。

愛車に合ったエンジンオイルを選ぶにあたり、まず大切なのは適したエンジンオイル粘度を確認することです。メーカーが指定したオイル粘度を基準に選びましょう。

エンジンオイルの適正粘度は、クルマの取扱説明書のメンテナンスページやインターネットで調べることで確認できます。オイルの種類は、「SN 0W-20」「DL-1 0W-30」というように記載されています。

上述のオイルの種類の「0W-20」や「0W-30」の部分は低温時や高温時の粘度特性を示しています。Wの数値が小さいほど低い温度に対応し、後ろの数値が大きいほど高速・高負荷走行に対応可能であることを示しています。

以前は、後ろの数値について30や40が主流でした。しかし、ハイブリッド車などの燃費を重視した近年では15や20などの数字が増えています。

エンジンオイルの粘度で効果に違いは出るの?

クルマによってエンジンオイルの粘度は指定されています。しかし、適正な粘度の範囲内で上手く調整することでエンジンの保護性能を上げたり、燃費をよくしたりすることも可能です。その場合は必ずディーラーや整備工場のプロと相談しながら粘度を決定しましょう。ここでは粘度を上手く選ぶことによって得られる効果について紹介します。

粘度の違いによる効果

エンジンオイルは粘度を変えることで、潤滑作用や冷却作用を変化させることができます。

例えば、メーカー指定で10w-30程度の車両に0w-20のオイルを入れたりすると場合によっては油膜切れを起こし、エンジン故障の原因になります。
高粘度オイルは高温環境下での粘度が高く、摩擦や高温からパーツを保護してくれたり、静粛性に優れていたりします。しかし、燃費が下がる傾向があるため注意が必要です。

上述で紹介したとおり、エンジンオイルの選び方を誤るとトラブルを起こす可能性があります。わからないことがあれば専門知識のあるプロに相談しましょう。

適さない粘度のエンジンオイルを使用する弊害

エンジンオイルの交換時は、粘度が異なるオイルを混ぜることは性能が下がるため避けてください。また、メーカーに指定された粘度とは違うオイルを交換すると、燃費が悪くなるなどの弊害も生じます。

中でも特に注意したいのが、エコカーに粘度の高いオイルを使用することです。スポーツカーなどには適していますが、エコカーでは燃費や加速フィールの悪化などを引き起こします。

また、ディーゼル車にはガソリン車用のオイルは使用できません。さらにクリーンディーゼル車はDPF再生によるオイル希釈の問題があるので、適さない粘度・グレードのエンジンオイルを使用すると排ガス浄化装置の劣化につながります。トラブルを防ぐためにも、メーカー指定のオイルを使用した方が良いでしょう。

ほかにも気にしておきたいエンジンオイルのこと

エンジンオイルには粘度だけでなく、オイルの品質や性能を表すグレード(規格)が存在します。粘度と同様に、グレードも車種ごとに指定されています。エンジンオイルのグレードの種類は様々で、添加物を含んでいるかどうか、摩耗防止性や腐食防止性が備わっているのかどうかなどの違いがあります。一部の欧州車などにはロングドレイン規格と呼ばれる長期交換不要、不足時は継ぎ足すという管理を前提としたオイル規格が指定されているものもあります。

また、全てのエンジンオイルはベースオイルと呼ばれる基礎のオイルから成り立っています。ベースオイルにも種類があり、鉱物油、部分合成油、100%化学合成油の順番で質が高くなります。

毎日クルマを運転する場合や高速道路の利用が多い方は早いタイミングでオイル交換をするため鉱物油でも良いでしょう。一方で土日しか運転しない人など、運転の機会が少ない場合であれば劣化のしにくい部分合成油がおすすめです。また、高性能車や加速フィーリングに拘りたい方には100%化学合成油がおすすめです。

このように、エンジンオイルは粘度以外にも、グレードやベースオイルを考慮する必要があります。エンジンオイルの種類を選ぶ際は考慮する事項が多いため、プロに相談しトラブルを防ぎましょう。

エンジンオイルの交換目安

エンジンオイルの交換目安は走行距離です。一般的に5千km~1万km程度が推奨されています。前回のオイル交換から5千km以上走行している場合は、交換を検討しましょう。

ただし、長持ちするオイルであると認められたロングドレイン規格に適合する合成油の使用を条件に1万5千kmまたは1年での交換を推奨するメーカーもあります。クルマを購入する際に確認しておきましょう。

また走行距離とは別に、前回のオイル交換から6ヵ月以上が経過している場合は交換を検討したほうが良いでしょう。

粘度やサービスの質にこだわってエンジンオイルを交換するならカープレミアガレージ

「カープレミアガレージ」ではクルマの専門家が整備にあたっています。エンジンオイルの交換も、オイルの粘度や質にこだわり、最適なサービスの提供を心掛けています。サービスの質にこだわりたい方は「カープレミアガレージ」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

国家資格を持った整備士が対応するから悩みをすぐに解決できる

最適なエンジンオイルはクルマによって異なり、考慮する事項も多いため個人で行うには大きな手間と時間がかかります。

リスクを軽減して手間なくエンジンオイルを交換するなら、信頼できるお店に依頼するのが良いでしょう。「カープレミアガレージ」なら国家資格を持った整備士が迅速に対応します。

手間がかからずスムーズに終えられるだけでなく、愛車に合ったエンジンオイルへの交換が可能です。エンジンオイルの粘度やグレードで気になることがあれば、整備士に相談することができます。

長期的なメンテナンス工場として利用できる

「カープレミアガレージ」では点検だけでなく、車検や整備なども行っています。また、定期的なメンテナンスにも対応しており、長期的な依頼をすることが可能です。さらに車検をした場合は、実施箇所の整備保証書を発行することができます。

まとめ

エンジンオイルの粘度やグレードは、クルマの性能や燃費に関わる重要な項目です。自分で交換もできますが、誤った選択をすると故障を招くことにつながります。

安心してカーライフを楽しむなら国家資格を持った整備士が対応する「カープレミアガレージ」でプロに相談することをおすすめします。長期的にクルマの点検を依頼できる「カープレミアガレージ」でオイル交換をしてみてはいかがでしょうか。

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