ATF(オートマチックフルード)の交換時期を解説!おすすめの業者も紹介

クルマの故障・修理・整備

ATFとは、AT車の変速機(トランスミッション)の働きを助けるオイルです。経年劣化するため、定期的な交換が必要となります。しかし、時期や方法を誤るとATF交換がクルマの故障の原因になるため注意しましょう。

今回はATFの交換で失敗しないために、適切な交換時期やおすすめの業者を紹介していきます。

ATF(オートマチックフルード)とは

そもそもATFとは何なのかわからないという方が多いのではないでしょうか。ATFとは、AT車に用いられるオイル(潤滑油)のことです。また、ATFと似た役割を持つCVTFというオイルもあります。ATFとCVTFは、混同しやすいため注意しましょう。ここからはATFとは何なのか、CVTFとの違いは何かなどわかりやすく解説します。

AT車(オートマチックトランスミッションを搭載したクルマ)に用いられる潤滑油のこと

ATF(オートマチック・トランスミッション・フルード)とは、トルクコンバータ(ステップ)式のAT(オートマチック・トランスミッション)の中のオイルです。国産車の場合、軽自動車やコンパクトカーを中心にCVTの採用が進んでいますが、輸入車や高級セダン、SUVなどでは、まだまだトルクコンバータ式ATは存在感があります。クルマにはさまざまな種類のオイルが使われており、その中でATFは「潤滑」の役割を担いながら、油圧によって力を発生する作動油(フルード)です。

具体的に、ATFには3つの機能があります。

・伝達機能 クルマを動かすための動力をエンジンに伝える機能
・摩擦特性 ギアやクラッチ操作を円滑に行うための潤滑油としての機能
・冷却性能 オイルクーラーによって冷やされたATFでAT本体の熱を逃す機能

これらの働きによって、AT車は効率的かつ安全に動いています。

ATFに類似するCVTFとは

ATFと似たものにCVTF(コンティニュアスリー・バリアブル・トランスミッション・フルード)というオイルがあります。CVTFとは、CVTと呼ばれる自動変速機の潤滑油です。CVTFは、動力伝達や油圧作動など、ATFと似た役割を担います。しかし、CVT 車はAT車にあるような変速ギアがなく、プーリー(滑車)とベルトを利用して動きます。このように動く仕組みが違うため、同じような役割を担っていても異なるフルードが必要となります。

CVTは軽自動車やコンパクトカーなどに幅広く搭載されており、CVTFがスムーズな加速を実現しています。

ATFの交換時期を厳守する必要性

ATFは、ATの熱や摩耗した鉄粉などによって劣化します。ATFが劣化すると潤滑などの性能が低下し、ATの機能に影響を及ぼします。ここからはATFを交換する必要性について詳しく解説します。

ATFは劣化する

ATFはオイルの一種であり、熱にさらされることで添加剤の酸化反応が進み劣化し、性能が落ちていきます。また、ATFにはギアの摩耗により発生する鉄粉などを包み込む働きがあり、それらの鉄粉が蓄積することでも劣化していきます。

ATFは劣化すると本来の性能が発揮できなくなり、ATやクルマ全体のトラブルにつながります。そのため、メーカーが推奨している交換時期を目安にして、交換が必要かどうかを専門業者に相談することをおすすめします。

ATFはエンジンオイルとの違いがわかりやすいように、赤く着色されています。劣化すると黒っぽい色に変色するため、ATFの色も交換サインのひとつです。

劣化したATFを使用し続けた場合の症状

ATFの劣化を放置すると、クルマの速度を調整する変速機(トランスミッション)が故障する可能性があります。トランスミッションが故障すると、ギアが入りにくくなったり、変速ショックが起こったりしてクルマへの負担が大きくなります。また、潤滑油としての働きができなくなり、傷や焼き付けが発生します。異音や異臭も発生する恐れがあります。

トランスミッションが劣化してクルマの機能が低下すると、燃費が悪くなりランニングコストも膨らみます。そのため完全に劣化する前に交換しておくことが大切です。

ATFの交換時期は車両ごとに異なる

ATFの交換時期は、メーカーや車種、クルマの性能、使い方、ATFの種類などさまざまな項目により左右されますが、メーカーが推奨している交換時期を目安にして、交換が必要かどうかを専門業者に相談することをおすすめします。ここで注意しておきたいことが、ATFの劣化具合によってはかえって交換が故障を引き起こす可能性です。

例えば走行距離が10万kmを超えている場合、既存のATFに比べて新しいATFの清浄作用が強いことがあります。すると今まで落としきれていなかった汚れがクルマの各部を循環して、不具合を引き起こすことがあるため、交換は慎重に見極めることが必要です。

また、ATFには複数の規格があります。そのため適合していないものを使用すると、変速タイミングが変わったり、変速ショックが大きくなったりすることもあります。

効果的なATFの交換には専用の機械を使用する必要があるため、それらの機械を扱っている整備工場に依頼することが重要です。

ATFを交換するなら国家整備士が対応するカープレミアガレージにお任せ

適切なタイミングでのATF交換は、「カープレミアガレージ」にお任せください。「カープレミアガレージ」は、自動車に関する複合的なサービスを展開する「カープレミア」が提携する整備工場です。ATF交換だけでなく、車検や定期点検などのメンテナンスを全国各地の店舗で受けられるのも魅力です。ここからは「カープレミアガレージ」について解説します。

判断が難しいATFの交換時期も適切に提案

ATFは、交換のタイミングや方法を誤るとかえって故障につながることがあり、交換を担当する業者や作業員の技術が重要です。「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が交換に対応するため、適切な交換時期を確認できます。

また、「カープレミアガレージ」には新車・中古車を問わず幅広い車種を扱った経験とノウハウがあります。それらを駆使してお客様のクルマに適した方法を提案することができます。そのほか、クルマの部品やオイルについて気になる点があれば気軽にご相談ください。豊富な知識と高い技術力、充実した整備設備で解決いたします。

お客様目線のサービスを提案

「カープレミアガレージ」では、お客様を第一に考えた納得できる提案を心がけており、予算やクルマの走行距離を考慮したATF交換をサポートします。

また、「カープレミアガレージ」は、すべての国産メーカーに対応可能です。お客様の大切なクルマをより快適かつ安全なものにできるように、知識と技術を駆使して整備いたします。そのほか、ロードサービスやファイナンス事業、故障保証などのサービスを自分好みにカスタマイズしてご利用いただけます。より快適なカーライフは「カープレミアガレージ」にお任せください。

まとめ

劣化したATFは性能が低下して、ATの働きに影響を及ぼす可能性があります。そのため、定期的な交換が必要です。メーカーや車種によって交換時期は異なり、10万km無交換でも問題ない場合がありますが、規定に満たない時期でもATFを交換することにより変速フィールが滑らかになるなどの効果があります。ただし、ATFは交換時期や方法を誤ると故障の原因になります。そのため専門業者への相談がおすすめです。安心・安全なATF交換は、「カープレミアガレージ」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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