車の税金は経過年数によって上がる?どのくらい重課されるのか徹底解説

クルマの購入ノウハウ

「自動車税(種別割)はいつ、どのくらい高くなるの?」「自動車重量税の仕組みを知りたい」、このような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
重課されるタイミングは車種によって異なります。例えばグリーン化特例という減税制度が適用される車の場合、自動車登録後1年までで対象から外されるため元の税率に戻りますが、当初から対象外の車種であれば税額は変わりません。

重課とは、車両登録から一定年数を経過した環境負荷の大きい車両に対して重い税率が課せられることを指します。

今回は自動車税(種別割)が重課されるタイミングや減税制度について詳しく解説します。税金を減らしてお得に車に乗りたい方は、参考にしてみてください。

自動車税(種別割)の金額が上がるタイミング は1年と13年

自動車税は2019年の改正により、「自動車税(種別割)」に名称が変わり、新たに「環境性能割」という制度が導入されました。ここでは自動車税(種別割)について解説します。自動車税(種別割)は自動車の所有者が毎年5月に各都道府県に納める税金で、重量税は車検時に収める税金です。
どちらの税金も税率は車種によって変動します。では実際にどのタイミングで税金が上がるのか確認していきましょう。

1年でグリーン化特例の減税が外れる

自動車税(種別割)は、登録から1年後に金額が上がります。その理由は、グリーン化特例(環境配慮型税制)の対象から外れるためです。

グリーン化特例とは、規定の排出ガス・燃費基準を満たした地球環境に優しい車の税金を安くする制度です。グリーン化特例の対象車は、約50~75%軽減されます。例えば、トヨタのプリウスPHV(A)は75%分の約27,000円が減税されます。

ただし、グリーン化特例の減税が受けられるのは、登録翌年度の1年間のみです。つまり、2年目からは通常税率に戻るため、登録から1年で税金が上がります。

13年で15%重課される

環境負荷の大きいガソリン車やLPG車(LPガスを燃料として走行する自動車)は、登録から13年経過で15%重課されます。例えば1〜1.5Lの乗用車の場合、従来の30,500円から15%重課され、35,075円を支払う必要があります。

ただしディーゼル車は、ガソリン車よりも2年早い11年経過で重課されるため注意しましょう。クリーンディーゼル車は2023年度からガソリン車と同等と扱われるため、13年を経過した時点で重課されます。また、基準を満たした電気自動車やハイブリッド車、プラグインハイブリッド車は、環境負荷が小さいと評価されるため、重課の対象外となります。

自動車重量税の金額が上がるタイミングは13年と18年

自動車重量税は登録から13年と18年で増額します。自動車の重さ0.5tごとに税率が変わる税金で、車検時に数年分をまとめて支払います。ここからは、自動車重量税が13年と18年で増額する理由を解説します。

エコカー減税は一定期間を過ぎると解除される

燃費基準を満たした車に適用されるエコカー減税は、自動車重量税を軽減する制度ですが、永久的に減税されるわけではありません。2回目の継続検査で基準を満たしていなかった場合には、対象から外れ、免税が適用されている場合でも、購入時の車検証の有効期間が満了する日から起算して15日経過した時点で解除されます。そのため、それらのタイミングで納税する金額が上がります。

13年で約39%重課される

エコカー減税の対象ではない自家用車の場合、新規登録から13年経過で約39%増額されます。例えば車両重量が0.5〜1tの自動車重量税(2年)は、13年未満なら16,400円ですが、13年を経過すると22,800円に上がります。13年経過前後の差額は重量が重くなるほど広がり、3tの車では13年未満の車と比べて19,200円の増額となります。税金を抑えるためには、13年経過前に乗り換えをすることがおすすめです。

18年を経過する場合はさらに重課される

自動車重量税は、登録から18年経過でさらに上がります。先ほど例に挙げた車両重量0.5〜1tの自動車重量税(2年)の場合は18年以上経過で25,200円を納税する必要があり、当初の税額と比べると約54%の重課です。なお、新規登録から18年経過した車は、劣化の整備費などのコストも大きくなります。自動車重量税の重課と維持費の増加を考慮すると、購入時の倍以上の費用がかかる可能性があります。

税金が上がる前に車を買い替えよう

自動車税(種別割)は13年経過で約15%、自動車重量税は13年で約39%、18年で約54%重課されます。さらに、長く乗り続けた車は整備費などの維持費も高くなることを考慮すると、税金が上がる前に買い替えるのがおすすめです。では13年と18年、どちらを目処に買い替えるのが良いのでしょうか。購入のタイミングと新車選びのポイントを紹介します。

購入から13年経過する前がベスト

車は購入から13年経過する前に買い替えるのがおすすめです。なぜなら、自動車税(種別割)と自動車重量税の両方ともが13年を区切りに重課されるからです。性能に関しても徐々に経年劣化が目立ってくるようになり、高い税金を払いながら乗るほどのメリットは少ないことが多いです。車へのこだわりが強い場合を除いて、重課された税金は余分な出費となってしまうでしょう。

新しくて性能の良い車に乗り換えることで、ガソリン代や整備費も節約できる可能性があります。また、この5年ほどで自動ブレーキなどの安全装備も大幅に強化されています。特にこだわりのない場合には、買い替えたほうが長期的なコストを抑えられ、安全なカーライフを過ごすことができるでしょう。

車を購入するなら環境負荷の小さい車を選ぼう

車を購入するなら、環境負荷の小さい車が良いでしょう。なぜなら、自動車税などの制度は環境への配慮を理由に改正が続いているからです。例えば環境性能割の制度が2019年の改正を機に導入され、電気自動車やプラグインハイブリッド車など環境に優しい車は13年経過後も自動車税(種別割)が重課されなくなりました。13年以上経ってもお得に乗り続けられるため、車の買い替え費用も抑えることができます。

また、現行のエコカー減税制度では2023年4月30日までに新規登録した車が減税対象となるように、環境負荷の小さい車を購入することで、免税や減税など様々なメリットが得られます。

税金が上がりづらい車種をカープレミアで探そう

先述のとおり、環境への配慮を理由とした税制改正が進められているため、お得に乗り続けるなら環境への配慮がされた車の購入がおすすめです。しかし、税金が上がりづらい減税対象車を見つけることは難しいと考える方もいるのではないでしょうか。そのような方は、「カープレミア クルマ検索」を活用しましょう。「カープレミア」は自動車に関する複合的なサービスを提供しており、数多くの車を扱っています。そのため、カープレミアの検索機能を活用すれば簡単にお得な車が見つかります。

自分に合った車が簡単に見つかる

カープレミア クルマ検索のメリットは、おもに2つあります。

1つ目は、検索機能が充実していることです。電気自動車・ハイブリッド車などを絞り込んで探せるため、減税対象車を簡単に比較することができ、ボディタイプやメーカーを条件指定すれば、好みの車種も検索することができます。

2つ目のメリットは、購入費用のシミュレーションができることです。均等払いプランや自由返済型プランなどの支払い方法に合わせて計算できるため、ローンの返済計画が立てやすいです。カープレミア クルマ検索は、車にこだわりがある方も知識がなく困っている方も、納得のいく車選びができます。

アフターサービスが充実しているから安心して長く乗れる

カープレミアは購入後のカーライフを支えるサービスも多数提供しています。

例えば「カープレミア故障保証」では最長10年間、最大397ヵ所の自然故障を修理費0円で対応可能です。様々なプランの中から自分好みにカスタマイズできるため、余分な保証費用がかからず、必要最低限の支出で万が一に備えることができます。

また、365日24時間対応のロードサービスも利用可能で、全国9,500ヵ所の拠点からすぐに駆けつけることができます。そのほか、総合的なサポート体制を整えており、安心してカーライフを送っていただけます。

まとめ

自動車税(種別割)や自動車重量税は13年を区切りに重課されます。13年経過後は税金や維持費が高くなることを考慮して、乗り換えることがおすすめです。また、税金を抑えるためには、環境負荷の小さい車を選びましょう。カープレミア クルマ検索なら、好みの条件にあった車を簡単に探せます。カープレミアがお客様の安心・安全なカーライフをサポートいたします。

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