3月に中古車を購入すると自動車税がお得になるって本当?

クルマの購入ノウハウ

3月に中古車を購入すると自動車税が安くなる、という話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。新車ではない中古車とはいえ、クルマの購入には大きな費用がかかるため、少しでも抑えたいものです。

今回は、3月に中古車を購入すると本当に自動車税が安くなるのか、また少しでも安く抑える方法はあるのか、詳しく解説します。これから中古車を購入しようと考えている方は参考にしてみてはいかがでしょうか。

3月に中古車を購入しても自動車税が安くなることはない?

3月に中古車を購入すれば、自動車税は安くなるのでしょうか?疑問を解決するためには、自動車税の種類から知る必要があります。自動車税には環境性能割と種別割の2種類があり、課税のタイミングが異なります。それぞれの特徴も交えて、自動車税が安くなるのかを紹介します。

環境性能割の場合

環境性能割はどのタイミングでクルマを購入しても、安くなることはありません。

理由は課税のタイミングが購入時となっており、時期に関係なくクルマの取得価格の0〜3%が課税されるためです。中古車の購入時期を3月に調整しても納税額に変動はなく、決められた金額を支払う必要があります。

ただし、クルマの取得価額(課税標準基準額(希望販売価格の90%)+オプションの価格)が50万円以下の場合は環境性能割が免除される制度があるため、予算を組む際の基準にすると良いでしょう。また、税率はクルマの排気量や燃費性能などによって異なり、例えば燃費が良いクルマほど税率が低く、燃費の悪いクルマほど高くなります。

したがって環境性能割を少しでも抑えたいのであれば、3月にこだわるのではなく環境に良いクルマを購入するか、50万円以下のクルマを買うことがおすすめです。

種別割の場合

自動車税(種別割)も環境性能割と同様に購入時期によって特に安くなることはありません。

自動車税(種別割)が課税される対象はクルマの保有期間となっています。クルマを購入した翌月から翌年3月までの分を計算して支払うため、何月に購入してもクルマを保有している月数分は支払う必要があります。

例えば5月に中古車を購入した場合は、6月〜翌年3月までの10ヵ月分を、一方で3月に中古車を購入した場合は5月になってから当年度の支払いを行う仕組みとなっております。

なお、通常は中古車の購入時に自動車税を支払いますが、3月の場合は購入時ではなく、5月に請求が来ます。そのため、初期費用が抑えられるという理由で3月に中古車を購入すると自動車税が安くなるといわれているのでしょう。しかし、実際は5月に請求が来るため納税額が安くなっているわけではありません。

軽自動車は4月2日以降の早い日に購入するとお得になる

自動車税(種別割)はいつ中古車を購入しても安くならないと紹介しましたが、これはあくまで普通車の場合です。

軽自動車の自動車税(種別割)は、4月1日にクルマを所有している方を対象に保有月数にかかわらず1年分が請求されるため、それ以降に購入すれば翌年3月分まで支払いません。つまり、3月にクルマを購入すると、4月1日から翌年3月までの1年分を支払う必要がありますが、4月2日以降に購入すると、翌年3月までは自動車税(種別割)の支払い義務はなく、お得に利用できます。よって、軽自動車の中古での購入を検討している方は、4月2日以降のできるだけ早い段階で手続きを行うのが良いでしょう。

中古車を購入する際に自動車税を少しでも安く抑える方法

ここまで普通車を中古車として3月に購入しても、自動車税が特に安くならないことを解説してきましたが、その他の方法では費用を抑えることができます。

例えば「50万円以下の中古車を購入する」「月初めに中古車を購入する」「環境に優しい車種を選ぶ」というような方法で自動車税を安く抑えることができます。これから購入を考えている方は参考にしてみてください。

50万円以下の中古車を購入する

少しでも自動車税を安く抑えたいのであれば、50万円以下のクルマを選ぶと良いでしょう。理由は先述のとおり、50万円以下の新車や中古車の購入時には環境性能割が課税されないためです。

しかし、50万円は相場よりも安いため、クルマの安全上の問題を心配する方もいるのではないでしょうか。安いクルマを購入して自動車税を抑えることができても、購入後すぐに故障してしまうと修理代を支払う必要があり、結果的に損をしてしまうかもしれません。

安いからといってすぐに購入を決めずに、安くなっている理由などをよく確認してから購入するようにしましょう

月初めに中古車を購入する

月初めに中古車を購入することも、自動車税を少しでも抑えるため有効的な方法です。自動車税(種別割)は翌月分から支払いが必要になるため、月末よりも月初めに購入するほうがお得となります。

例えば5月31日に購入すると、翌月6月から翌年3月までの10ヵ月分を支払いますが、6月1日に購入した場合は、7月から翌年3月までの9ヵ月分で済みます。購入日は1日しか違わないにもかかわらず、納税額は1ヵ月分お得になります。中古車を購入する際はできるだけ、月初めを選ぶようにすると良いでしょう。

環境に優しい車種を選ぶ

環境に優しいクルマを選ぶことで、エコカー減税やグリーン化特例が適用され、納税額を抑えることができます。

エコカー減税は環境性能に優れたクルマを購入することで、自動車重量税や自動車税が減税される制度です。例えば電気自動車の場合は、自動車重量税は全額免除、自動車税は75%免除となります。

グリーン化特例とは、環境に良い新車を購入した際に自動車税が減税される制度のことです。対象の車種は電気自動車・燃料電池自動車・プラグインハイブリッド自動車・天然ガス車で、概ね75%減税されます。

天然ガスや電気を動力源にしているクルマは、環境性能割は課税されません。このように環境に優しいクルマを選ぶことで、自動車税などの負担を軽減することができます。

中古車を3月に購入することに特にこだわりがないのなら、カーリースという選択も

クルマの費用を抑える手段のひとつにカーリースを活用する方法があります。一定の月額料金でクルマを利用できるサブスクリプションのようなサービスで、税金や車検代・保険料・メンテナンス代なども月額に含まれているため、後からの出費の心配をしなくて済みます。

カーリースは、購入時期を調整したり税金の計算をしたりするのも不要で、家計の管理もラクになります。

カープレミアクラブリースを活用して、自動車税の心配なしでお得にクルマを利用しよう

カーリースなら「カープレミアクラブリース」がおすすめです。3つのメンテナンスケアプランの中から自身の好みに合わせて選ぶことができます。また、お客様が希望する車種をリース会社がメーカーからまとめて仕入れるため、一般的な購入価格よりも安くクルマを利用できることもうれしいポイントです。

まとめ

今回は3月に中古車を購入すると自動車税は安くなるのか詳しく解説してきました。普通車はどのタイミングで購入しても安くはなりませんが、軽自動車の場合は4月2日以降に購入することでお得に利用ができます。

中古車を検討しているのであれば、車検や税金・メンテナンス費用が月額料金にすべて含まれている「カープレミアクラブリース」がおすすめです。中古車の利用を検討している場合は活用してみてはいかがでしょうか。

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