「エンジンオイル交換費用のすべて」教えます!

カーライフを賢く楽しむ クルマの故障・修理・整備

愛車の性能を維持する上で、もっともポピュラーな整備がエンジンオイルの交換です。エンジンオイルの交換はどこでお願いすることができ、費用はどのくらい必要になるのでしょうか。詳しく解説します。

メンテナンスパックの期間終了。これからどこでオイル交換する?

エンジンオイル交換は、カーメンテナンスの基本中の基本です。大切な愛車のコンディションを長くいい状態で保ちたいなら、ぜひとも定期的にエンジンオイルを交換したいものです。オイル交換サイクルは、愛車の取扱説明書に推奨距離、もしくは推奨期間が書かれています。メーカーや車種などで推奨時期が異なるので、グローブボックスの車検証入れに入っている取扱説明書で確認しておきましょう。

新車で愛車を手に入れた方であれば、購入時にオイル交換や点検&車検整備がセットになったメンテナンスパック的な有料サービスを同時に契約している方も多いかと思います。次回のオイル交換のタイミングなどはディーラーの方が指示してくれますので、それに従っていれば間違いありません。

中古車で愛車を手に入れた方でも、昨今はオイル交換の有料サービスがセットになっているケースがあります。新車購入にせよ、中古車購入にせよ、そんなメンテナンスパックの有料サービス期間中であればオイル交換費用は、特に気にされることは無いと思います。問題は有料サービスが終わった後。「さて、どこでオイル交換をすべきか?」とみなさん考えることになるはずです。

エンジンオイル交換を依頼できるのは?

オイル交換を依頼できるのは、以下の4つが一般的といえるでしょう。

  1. カーディーラー
  2. ガソリンスタンド
  3. カー用品店
  4. 整備工場

メンテナンスパックを利用されていた方であれば、そのままディーラーでオイル交換をするのもありだと思います。これまで通りのクオリティでオイル交換をしてくれます。車種や交換するオイルにより変動しますが、費用は3000〜1万円ぐらいとなるようです。使用するオイルはメーカー純正品やメーカー指定となるオイルメーカーのブランドを選べる場合もあります。メーカー直系のディーラーだけに、愛車に合ったオイルを使ってくれるのも魅力となるでしょう。

ガソリンスタンドもオイル交換を行ってもらえるポイントのひとつとなります。昨今ではセルフのスタンドが多く、オイル交換を勧められることは少なくなりましたが、現在でもピットのあるガソリンスタンドであればオイル交換を行ってくれます。費用はディーラーに比べ低価格の設定があるのが特徴です。使用するオイルはガソリンスタンドらしく、石油メーカーブランドのものとなりますので、品質は間違いないはず。気になるのは、実作業を整備士だけでなくアルバイトスタッフも行うケースもあることです。作業品質に波があるかもしれません。

クルマが大好きなオーナーが数多くオイル交換を依頼するのがカー用品店です。なぜメンテナンスにこだわりを持つクルマ大好きなオーナーが集まるのかと言えば、オイルのバリエーションが豊富だから。数多くの有名ブランドオイルを取り揃えているのです。交換費用は選ぶオイルで大きく変わります。交換工賃はメンテナンス会員(年会費制)などになれば割安となっています。入れてみたいオイルメーカーブランドがあり、短いサイクルでオイルを交換したいマニアにはとても魅力的なオイル交換場所となるわけです。

最後に登場するのが整備工場。これまでの3カ所と比べると少々敷居が高く、敬遠される方もいるかもしれません。でも依頼すればきちんとオイル交換を行ってくれます。費用に関してはディーラーよりも低価格となる場合がほとんどです。ディーラーよりも安いのはガソリンスタンドと同様ですが、なんといっても整備のプロが作業をしてくれるので、安心感がまったく違うはずです。交換するオイルのグレードや値段は選べますが、メーカーやブランドによっては選べないケースもあります。そういった部分にこだわりがある方にはおすすめできませんが、クルマやそのメカニズムの知識がない方で、費用をあまり掛けたくはないが安心して作業を依頼したいという方におすすめです。

オイル交換費用の内訳は?

オイル交換に掛かる費用の内訳はどんなものかを解説しましょう。

まずは交換するオイル代がその多くを占めます。カー用品店は、基本的に4L缶に入ったオイルを購入することになります。つまりオイル容量が3Lのクルマであっても、4Lのオイルを買う必要があります。そのほかはオイルを量り売りしてくれるので、必要な分だけの費用で済むというメリットがあります。

オイル代のほかにかかるのが交換工賃。一般的な乗用車であれば高くても2000円程度となります。この工賃にはエンジンから抜いたオイルの処分料も含まれています。ちなみにオイル交換は「下抜き」、「上抜き」の2種類があります。下抜きはオイル交換の基本形で、エンジン下部にあるオイルパンに備わるドレンプラグ(栓)からオイルを抜きます。対して「上抜き」は専用の機材を使って、オイルレベルゲージの穴からオイルを吸い出します。

「下抜き」はエンジンの最も低い位置にあるドレンプラグを外すので、車体のジャッキアップが必要となるほか、ドレンプラグに付くパッキン(オイルが漏れてこないようにするための隙間を埋める部品)を交換する必要があり、その分、工賃や部品代が高くなります。

対して「上抜き」はボンネットを開けて機材をセットすればオイルが抜けるので、例えばガソリンスタンドの経験の少ないアルバイトスタッフでも確実にオイルを抜くことが可能です。しかし「下抜き」ほどオイルを抜き切ることができないなどのデメリットもあります。工賃の差は、このようなオイルの抜き方でも発生します。

このほか、オイルエレメントを交換する場合は別途費用が発生することも知っておきましょう。オイルエレメント交換の増額分は、新しいエレメント代や工賃、それから今まで使っていたエレメントの処分料も含め2000円ぐらいなのが一般的です。

オイル交換費用の大部分を占めるオイルの選び方

オイル交換費用の大部分を占めることになるのがオイル代。最も高いオイルは、最も安いオイルの倍以上(カー用品店のように選べるオイルが豊富な場合なら5倍前後)の価格になります。

クルマにあまり興味のない方であれば、「いったい何が違うの?」と選ぶのに困ってしまうはずです。オイルは、メーカーやブランドの違いを除くと、粘度の違い、規格・グレードの違い、そしてベースオイルの違いで分類ができます。

粘度はオイルの粘り気の違いを表し、規格・グレードは定められた統一規格を基準に、そのオイルの品質や性能がどのグレードに属するかを示しています。この2つも価格に影響しそうですが、実際価格に影響を及ぼすのはベースオイルの違いとなります。

ベースオイルは、鉱物油と化学合成油、それから部分合成油の3種に分けられます。簡単にそれぞれの特徴を説明すると、精製方法や原材料の違いから鉱物油は安価だが性能が必要最低限。化学合成油は高価だが高性能。部分合成油は鉱物油に化学合成油をブレンドしたもので、価格や性能はそれぞれの中間となります。昨今では化学合成油の性能の良さ、特に耐久性の高さから純正オイルとしても採用され、以前よりも化学合成油は身近な存在になってきています。

それではいったいどのオイルを選ぶべきなのでしょうか?

サーキットを走るなど、エンジンを酷使するような乗り方をする場合は、ハイエンドのオイルを選ぶ必要がありますが、一般的な使い方なら純正指定オイルと同等のオイルを選べば、問題が発生することはありません。

「カープレミアガレージ」とは

「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。

また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。

「カープレミアパーツ」とは?

カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。

中古・リビルト部品って何?

中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古車(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。

リビルト部品をオススメする理由

1.新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事

2.リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。

3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。

中古・リビルト部品のメリット

新品部品と比較して部品にもよりますが、20%~30%ほど部品代金が抑えられるケースがあります。

その他、万が一の故障時に0円で修理対応する故障保証や、24時間365日対応可能なロードサービスなどのサポートも充実しています。安心・快適なカーライフは、「カープレミアガレージ」にお任せください。

※故障保証の利用は車両購入時に別途加入が必要です

【まとめ】きちんとエンジンオイルを交換して快適なカーライフを!

エンジンオイルはエンジンを正常に働かせる上でなくてはならないものです。エンジンを守るためにさまざまな仕事をしているので、面倒臭がらずに指定されたサイクルできちんと交換してください。

交換には費用が発生しますが、それを惜しんで交換を怠ると、やがてエンジンに深刻なダメージが発生する可能性もあります。

逆にオイルを正しく交換すれば、長く乗る上での安心感が高まるのはもちろん、エンジンがきちんと仕事をしてくれるので気持ち良い走りを楽しめるはずです。

カープレミアならクルマの検索や故障の症状検索ができる

関連記事

カテゴリ週間ランキング

中古車検索は月額比較のカープレミアがおすすめ!

愛車の修理は安心のカープレミアがおすすめ!