【2022年版】新車購入補助金、どんなクルマがいくらもらえる?

クルマを賢く買う クルマ購入の費用

地球環境の保護が叫ばれる中、環境に配慮したクルマへの注目が高まっています。そして国や自治体はこれらのクルマを普及させるために、補助金交付や減税措置を行っています。受け取れる補助金にはどのようなものがあるか、チェックしていきましょう。

※内容は2022年4月30日時点のものになります。

【サマリー】自動車への補助金はいつから始まったのか?

新車購入時の補助金制度が導入されたのは2009年。これは環境問題への対応が大きな理由ですが、もうひとつ“景気刺激”という目的がありました。この時期はリーマンショックにより世界的に景気が大きく後退していたこともあり、減税や補助金交付によりクルマの買い替えを促進して景気を刺激するという狙いがあったのです。

2009年は2月にホンダ インサイト、そして5月にトヨタ プリウスが登場。どちらも減税&補助金交付の対象だったので、ハイブリッドカーが一気に普及しました。また、ハイブリッドカー以外でも平成22年度燃費基準達成車が補助金交付の対象だったので、自動車メーカー各社は燃費の良いクルマを相次いで発売。これにより各社の燃費競争が加熱しました。

満額の新車購入補助金(登録車25万円、軽自動車12.5万円)を受けるには平成22年度燃費基準達成車を買うと同時に車齢13年を超えるクルマを廃車にすることが条件(スクラップインセンティブ)だったので、この時期に低年式のクルマが一気に市場から姿を消すことに。

中にはクルマファンから人気のクルマも多くあったので、「補助金額を上乗せして買い取るから廃車にしないで!」という声もあったほどです。

ちなみに車齢13年超のクルマの廃車がない場合の新車購入補助金は登録車が10万円、軽自動車が5万円でした(排気ガス性能4☆かつ平成22年度燃費基準+15%以上が条件)。

【現在の新車購入補助金は?】電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車、クリーンディーゼル車が対象

2009年のエコカー減税&補助金開始以降、新車購入補助金制度は条件や対象車種を変えながら現在も継続されています。

令和4年(2022年)は経済産業省が「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」という名称で、車両購入補助のほか、V2H・外部給電器導入補助、充電インフラ導入補助、水素充てんインフラ整備補助が用意されています。

この中で一般の人が受けられる補助は車両購入補助とV2H・外部給電器導入補助で、これらはCEV補助金と呼ばれています。

【車両購入補助1】補助金の上限額が大幅に引き上げられた

2022年4月28日から受付が始まったCEV補助金。その金額はEVやPHEVといった“車別”ごとに金額が決まっていて、さらに「外部給電機能としてのV2X対応」がされている車種は“条件付き車種”となり金額が上乗せされます。

そして「高度な安全運転支援技術を備えた車両の上乗せ支援」として、高精度な位置特定技術、OTA機能が備わる車種に7万円。加えて路車間・車車間通信機能が備わっているとプラス3万円で計10万円の補助金を受け取ることができます。

補助の対象となるのは

●EV、PHEV、FCV:令和3年11月26日以降に新車新規登録(登録車)又は新車新規検査届出(軽自動車)されたもの
●クリーンディーゼル車:令和4年2月19日以降に新車新規登録(登録車)又は新車新規検査届出(軽自動車)されたもの
●高度な安全運転支援技術を備えた車両の上乗せ支援:令和4年4月1日(金)以降の新車新規登録(登録車)又は新車新規検査届出(軽自動車)されたもの

となります。

なお、補助金を受けて購入したクルマには「処分制限期間」が定められています。期間内に処分する場合は処分する前に財産処分承認手続きをして、算定された額を返納する必要があります。

FCVの補助金額は上限255万円

トヨタ MIRAI

車両購入補助でもっとも多くの補助金を受けられるのが燃料電池車(FCV)です。FCVとは燃料である水素を酸素と化学反応させることで発電させ、その電気でモーターを動かす自動車のこと。

現在販売されているFCVはトヨタ MIRAIと韓国の自動車メーカーであるヒョンデのネッソになります。補助金額はMIRAIが145万3,000円、ネッソが215万5,000円となっています。

EVの補助金額は上限85万円

EVの補助金はベースが65万円、条件付きで上限85万円に引き上げられました。

国産電気自動車の代表格である日産 リーフは、リーフe+が85万円、リーフが78万6,000円、リーフニスモが53万1,000円となっています。同じ日産のアリアはオプションでプロパイロット2.0を選ぶと「高度な安全運転支援技術を備えた車両の上乗せ支援」が加算されて92万円に。発表されたばかりのトヨタ bZ4Xの補助金は85万円になります。

軽EVの補助金はベースが45万円、条件付きで上限55万円になります。日産と三菱は2021年8月に軽クラスのEVを2022年度初頭に発売すると発表しました。これを考えると近いうちに新車購入補助金の対象となる軽EVが発売になるでしょう。

PHEVの補助金額は上限55万円

三菱 アウトランダーPHEV

ハイブリッドカーに大容量バッテリーを搭載し、外部からの充電機能を備えたプラグインハイブリッド車(PHEV)。補助金はベースが45万円で、条件付きで上限55万円になります。

国産PHEVの三菱 アウトランダーPHEV、三菱 エクリプスクロスPHEV、トヨタプリウスPHV、トヨタRAV4 PHV、レクサス NX450h+は、上限である55万円の補助金を受け取れます。

【車両購入補助2】クリーンディーゼル車の一部も補助金交付の対象に

マツダ CX-8

クリーンディーゼル車は「2020年度基準達成かつ2030年度基準60%達成車」が新車購入補助金として上限15万円の交付を受けることができます。

たとえばマツダ CX-8は全グレード対象ですが、CX-3は特別仕様車のXDスーパーエッジーのみ対象で他のグレードは補助金対象外になります。CX-5やMAZDA3などは補助金の対象外になります。

クリーンディーゼル車の補助金は上限15万円ですが、実際はEVやPHEVに比べるとかなり少なくなります。

【車両購入補助3】住んでいる自治体からも補助金が受け取れるかも

EVやPHEVの新車購入補助金は国が行うCEV補助金以外に、住んでいる自治体が補助金制度を持つ場合はそれを受け取ることもできます。

一つ気を付けなければいけないのは、自治体ごとに補助額や受給条件が異なっていること。そのため購入前にホームページで調べたり役所に問い合わせをしたりして内容を確認してください。

一例として東京都の場合は個人と法人・個人事業主で条件や助成額が異なっていて、個人だと

●対象者:東京都内に住所を有する個人(住民票もしくは印鑑証明書が東京都内であること)
●要件
・初度登録された日において、経済産業省の「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の対象車両になっていること。
・初度登録日から申請受付日までの期間が1年以内であること。
・車検証における「使用の本拠の位置」が東京都内であること。
●対象:EV、PHV、FCV
●助成額(EV、PHV):通常45万円、再エネ電力導入60万円
●助成額(FCV):通常110万円、再エネ電力導入135万円

となっています。

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【まとめ】環境性能に優れたクルマは補助金の金額も大きい

EV、PHEV、FCVは、環境性能に優れたクルマです。補助金の金額も大きいので、お得にクルマを買いたい人にとって狙い目といえるでしょう。

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