クルマの走行距離が増えるとどうなる？走行距離が表す意味とは？

クルマの価値を測る基準として、重要視されるものの一つが走行距離です。中古車の物件情報でも必ず表記されている、走行◯.◯万kmという数字。この情報はなぜ重要なものとして扱われるのでしょう？　走行距離＝クルマの寿命とも言われる理由や、時には年式よりも重要視されるわけを詳しく解説していきます。

【サマリー】クルマの走行距離とは？

その名の通り走った距離を表しますが、ここでの走行距離は「総走行距離」のことを表します。クルマが製造されてから現在までに走った全ての距離で、メーター内にはODOという表記をされることが多いです。

メーターでは他にTRIPというkm表示もありますが、こちらはリセットされてからの区間距離を表し、任意のタイミングでリセットができます。対してODOはリセットが絶対にできないようになっています。

クルマは工業製品であり、動くものでもあります。それゆえに使っていれば消耗するものが多く、走行距離はそのクルマの寿命を表すバロメーターとして扱われます。中古車市場では年式と同列扱いでクルマの価値を示す情報であり、特に重要視されます。

【走行距離の問題点】10万kmを大きな目安とする理由

基本的に走行距離が増えるほど、クルマの価値が下がっていきます。それは消耗や劣化による交換部品が増えるためです。通常クルマに乗っていれば定期的に交換する消耗品（オイル類やタイヤ・ワイパーなどのゴム製品）以外に、交換が必要になる部品が出てくると、大きな出費につながる可能性が高くなります。

わかりやすいところで言えば、ブレーキです。5万キロを過ぎると交換目安を迎えるブレーキパッドはそこまで高額にはなりませんが、距離を重ねればブレーキ本体のディスクローターも削れてくるため交換が必要になります。その場合は4輪全て交換となる場合が多く、費用も10万円をオーバーするケースが出てきます。

走行距離10万kmが一般的に目安とされるのは、こういった普段交換しないような箇所の消耗による交換が一気に増えるためです。代表的なところで言えば、多くのメーカーが推奨しているエンジンのタイミングベルト交換。ウォーターポンプも一緒に交換する場合が多いため、これも10万円単位の出費が予想されます。

マニュアルトランスミッション車では、クラッチの交換が必要な場合もあります。その他にも、サスペンションのショックアブソーバーがオイル抜けしてしまうケースや、ドア周りなどのゴムパッキン類の硬化、ステアリングホイールのツルツルになってしまった革など、いざ交換するとなるとそれなりの出費を伴うものが増えてきます。

特に中古車を購入する場合は、購入後の修理やメンテナンス代が車両本体代の何倍にもなるというケースもあり得ます。必ず整備履歴を確認してから、購入の判断をするようにしましょう。

【過走行は悪？】走行距離を重ねていても状態がいいケース

走行距離は多ければ多いほど、そのクルマの市場価値は下がっていきます。10万km以上の過走行車（多走行車）は特に価値が下がりますし、中古車での購入を敬遠する人も増えてきます。しかし、購入しても問題ない過走行車というのも中には存在します。

それは、高速道路を中心に距離を延ばしてきたクルマです。世の中には、毎日高速道路で同じような速度で走行しているクルマもあるのです。高速道路など一定の速度域でずっと長距離を走るというのは、クルマにとっては一番負担が少ない走らせ方です。そういった使われ方をしてきたクルマは、街乗り中心のクルマに比べ消耗度が低い場合が多いのです。そしてエンジンなどの基幹系も快調な場合が多く見られます。

このような使い方をされてきたクルマは、当然走行距離が多いので相場よりも安くなりますが、クルマの状態は良好。購入する側にとってはお得な買い物になるのです。比較的高年式のクルマなのに走行距離だけ極端に多いなど、気になった過走行車を見つけたら、まずはどんな乗り方を前のオーナーがしてきたのか（わからないケースが大半ですが）を聞き、整備の状況も細かくチェックしましょう。

「カープレミア」で愛車を探そう！

「カープレミア」は提携している全国の中古車販売店から自分に合ったクルマを見つけることができるサイトです。車種やメーカーだけでなく、月々の予算からも探すことができます。

「カープレミアディーラー」は厳選された優良販売店

カープレミアに掲載の中古車販売店は、東証プライム上場のプレミアグループが提携している全国の厳選された優良な販売店です。

オートローンやカーリースのファイナンスサービスの提供を始め、買った後も安心できるアフター保証も取り揃えています。支払いや維持費が心配でも、柔軟に対応してくれるので安心して車を購入できます。

「カープレミアクレジット」なら自分に合った支払いプランが選べる

「カープレミア」のオートクレジットは、新車・中古車問わず、分割払い、ボーナス併用払いや一部繰上返済などの豊富な支払いプランを用意しています。さらに故障保証に加入すれば無料で修理対応が可能です。

「カープレミア故障保証」など充実したアフターサービスで安心のカーライフを

「カープレミア」は購入後のカーライフを支えるサービスも多数提供しています。例えば「カープレミア故障保証」では最長3年間、最大437ヵ所の自然故障を修理費0円で対応可能です。様々なプランの中から自分好みにカスタマイズできるため、余分な保証費用がかからず、必要最低限の支出で万が一に備えることができます。

また、365日24時間対応のロードサービスも利用可能で、全国9,500ヵ所の拠点からすぐに駆けつけることができます。そのほか、困ったときの相談役になるコンシェルジュサービスを整えており、安心のカーライフをお過ごしいただけます。

【まとめ】走行距離が多いのはデメリットだけではない

クルマの走行距離が多いことは、デメリットもありますが必ずしも悪いことばかりではありません。中古車を購入するのであれば、走行距離が多いクルマの方が安く手に入ります。自分の愛車なら走行距離は自分の好きなクルマに長く乗り続けている証でもあります。日頃の点検や整備を怠らず、上手に付き合っていけば走行距離以上の楽しみが得られるはずです。

「カープレミア」の中古車検索を活用し、あなたのライフスタイルにピッタリのクルマを見つけてみてはいかがでしょうか。