【新型 DS 9】フランスの文化をクルマで表現するラグジュアリー・フレンチセダン|画像46枚

クルマを選ぶ ニューモデル速報

2022年3月17日、ステランティス ジャパンは、DSオートモビルのフラッグシップセダン『DS 9(ディーエスナイン)』を同日から日本国内で発売することを発表しました。

この記事では、『DS 9』の魅力を合計46枚の画像でお伝えします。文章を読む時間がない方も、画像をざっと見ていていただくだけで、その個性豊かな唯一無二のDSの世界観をお楽しみいただけるでしょう。

まずは「DSとは?」からご紹介します。

『DS』とは?単なるフランスのラグジュアリーブランドではない

「DSオートモビル」は、2014年に誕生したフランスのブランドです。誕生当時は、『PSA・プジョー・シトロエン』のブランドの1つで、それまでは、シトロエンで2009年から販売されていた『DSライン』と呼ばれるサブブランドでした。

DSオートモビルは、1955年のパリモーターショーで発表され、センセーションを巻き起こし、自動車の歴史に深くその名を刻んだシトロエン『DS』をリスペクトし、大胆さと革新に満ちた新しいクルマ、またこれまでの自動車業界にはなかったラグジュアリーなクルマを提案する、と伝えています

実際に、DSオートモビルのクルマは、単なるラグジュアリーカーには収まらない、独自の世界観を持っています。

『DS 9』のエクステリア- ヘリテージとアヴァンギャルドのふたつの相反する要素を内包

『DSウィング』と、立体的でダイヤモンドのような輝きを演出する『パラメトリック3Dグリル』で構成された表情豊かなフロントフェイス。DSオートモビルのデザインコードを踏襲している。

『DSアクティブLEDビジョン』は、クラシックDSに採用されていたステアリングに連動して照射範囲が変わる『ディレクショナルヘッドライト』の現代版といえる。3つの回転式LEDモジュールとメインLEDプロジェクターで構成されたヘッドライトユニットは、車速とワイパー作動に連動して、6つの配光モードを切り分け、照射範囲・位置を自動で制御する。

『セイバー』はラグジュアリーセダンはおろか、ほかのクルマでは見られないデザイン。

『DS 9』は、フォーマル感のある伝統的な3ボックスサルーンでありながら、エレガントな印象を見る人に与える。ボンネットフードからリアエンドまで水平に一直線に伸びたプレスラインは、伸びやかで優雅さを感じるデザインに。

ボディサイズは、全長4,940mm・全幅1,855mm・全高1,460mm・ホイールベース2,895mm。

非常にスリークなデザインが目を惹く。

ボンネットフードの『セイバー』からリアエンドまで随所にあしらわれたクロームのデザイン要素は、かつて1930年代に栄華を誇ったフランスのコーチビルダーに捧げる オマージュだとDSオートモビルは伝えている。

リアエンドからリアタイヤに向かう『セイバー』があしらわれ、フロントとリアのデザインコードの一貫性を感じる。このデザインは、視覚的な重心位置の調整が図られているという。

リアコンビネーションランプは、パリのルーヴル美術館の中庭にあるガラスの『ルーヴル・ピラミッド』をモチーフとした、ひし形にレーザーカットされた彫刻的なリフレクターを持つテールランプが埋め込まれて、重層的な3D効果を演出している。これは、DSオートモビルのほかのモデルにも共通して採用されているデザインコードのひとつ。

リアウィンドウの両端の高い位置に『DS Cornet(DSコルネ)』と呼ばれる、クラシックDSのデザインをオマージュしたライトが装備されている。

『DS Cornet(DSコルネ)』点灯状態

ボディパネルと完全同一面に格納される、リトラクタブルドアハンドル。乗り込む所作までも美しさを追求している。キーを取り出さずにクルマに1.5mまで近づくと自動でドアハンドルがせり出す。また、車両から離れると自動で格納される。

戦前のコーチビルダーは、ファッションショーのランウェイでモデルが着る服と同じように、クルマの実用性などは考えず、純粋に美と創造性を競っていたそう。このときから、クルマの美を純粋に愛でるという自動車文化のひとつがフランスによって生まれたともいえる。

流れるようになめらかなルーフライン。デザインの破綻がどこにも見られない、往年のフレンチラグジュアリーカーの文脈を現代的に再解釈したエクステリア。

ボディカラーは全4色展開

クリスタル パール

ブルー ミッドナイト

ブラン ナクレ

ノアール ベルラネラ(受注生産)

『DS 9』のインテリア – 繊細を極めたディテール

ダッシュ ボード上面を左右に渡るクロームの装飾は左右ドアのショルダーに繋がり、ラウンド感を強く演出している。また、1920年代にフランスを席巻したアール・デコ様式を現代に再解釈・再構築したかのようなグラフィックが、ヘッドアップディスプレイと8インチタッチスクリーンに用いられている。

フランス伝統のオートクチュールの匠の技「サヴォア・フェール(作品のクオリティを裏付ける経験や修練の存在のこと。これに加えて創造性やクリエイティビティ、より良い、より美しいものを創造せず にはいられないという美学、美意識を含めたフランス語)」を自動車産業に持ち込んだのは、フランスだから成し得た技。

ホイールベース2,980mmというディメンションを最大限室内にも活かした広いキャビン。

一枚革を贅沢に使った立体的な仕上げと座り心地を両立した「ウォッチストラップシーレザー」。ステッチと革のクセづけだけで立体感を出す技法で、フランス伝統の馬具職人や革職人の技術をクルマのシートに応用したもの。これにより、デザインと座り心地を非常に高い次元で融合できた。

シート座面と座面の部分は大きなワンピースの一枚革でできている。

ひし形のデザインコードは、メータークラスター内にも及ぶ。

センターコンソールをはじめ随所に「クル・ド・パリ」文様のギヨシェ加工が施される。

オートクチュールのドレスの技法「パールトップステッチ」が採用される。真珠のネックレスのような表糸を露出させる技法で、DSオートモビルは6年の歳月をかけて開発したという。

スピーカーにも「ルーヴル・ピラミッド」のモチーフが見られる。

どこを切り取っても「サヴォア・フェール」が反映されていることが確認できる。

オーディオは、FOCAL(フォーカル)製、Electra® HiFi 14スピーカーが採用される。

フランスのラグジュアリーウォッチブランド『B.R.M』のアナログ時計は自動格納式エンジンスタートボタンをONにすると回転しながら文字盤が現れる。

パワートレインは、PHEVとガソリンの2タイプ

『DS 9 E-TENSE』はシステム総合出力250PSを発生するPHEV(プラグインハイブリッド)』。ガソリン車は、最高出力225PSを発生する直列4気筒1.6Lターボエンジンを搭載。プジョーのフラッグシップ・サルーン『508』などにも搭載されるパワートレインと同じ。駆動方式は、シトロエンの伝統にならってFF(前輪駆動)。トランスミッションは全車アイシン製8速AT。

『DS 9 E-TENSE』はガソリンを消費しないEVモードの走行で、61kmの航続距離(欧州値)としている。

『E-TENSE』テクノロジーは、フォーミュラE(EVのF1)のチャンピオンチーム直系の血を引く。4つのドライブモードと2つのブレーキモードで、エレクトリック走行からコンフォート性を重視した走行、スポーツ性を重視した走行などの切り替えが可能。

抜かりなく先進技術を装備

『DS アクティブスキャンサスペンション』は、車両の前方の路面状況をスキャンして、クルマの挙動を予測、瞬時に四輪のダンパーの減衰力を独立して制御する。クラシックDSが世界初採用し、当時の最先端技術を誇った「ハイドロニューマチックサスペンション(油圧式サスペンション)」のスピリットは現代に受け継がれている。

ステアリングコラム上部に赤外線カメラを装備、ドライバーの頭部、瞳やまぶたの動きを検知して運転中の疲れを監視。脇見や眠気の兆候をシステムが判別して、休憩を促す『DS ドライバーアテンションモニタリング』を搭載している。

運転支援システム『DS コネクテッドパイロット』は、車線内で任意のポジションをキープして走行できる。

赤外線カメラで夜間の視界をサポートする『DS ナイトビジョン』を『OPERA』グレードに採用。夜間走行時、最長200m先までを赤外線カメラが監視し、その映像をインス トルメントパネルに投影する。

『DS 9 E-TENSE』には、リモートチャージングとプリコンディショニングの操作が可能なカー・コネクテッド・スマートフォンアプリ『My DS』を提供している。

車両価格とグレード構成

『DS 9』のグレード構成は、バサルトブラックレザーシートの『RIVOLI(リボリ)』と、アールルビィ ナッパレザーシートを装備し、RIVORIの装備に『DS ナイトビジョン』やサンルーフなどの装備を加えた上級グレード『OPERA(オペラ)』の2グレード構成となっています。

車両価格は次のとおり。

『RIVORI』ガソリン車:630万円

『RIVORO E-TENSE』PHEV:718万円(受注生産)

『OPERA』ガソリン車:699.9万円

『OPERA E-TENSE』PHEV:787.9万円

※この記事は、2022年2月時点での情報を元に執筆しています。1

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