カーコーティングは下地処理で決まる!正しいやり方・道具とは?

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「カーコーティングを自分でやりたいが、下地処理はどうやってやればいいのか?」そんな疑問に、カープレミアマガジン編集部がお答えします!

カーコーティングの下地処理とは?

カーコーティングの下地処理とは、クルマのボディ表面にコーティング剤を塗る前に、塗装面をきれいにする作業のことをいいます。

クルマのコーティング剤のおもな種類は、油脂系・ポリマー(樹脂)系・ガラス系・ガラス・セラミックといった5種類あります。このうち、特にしっかりと下地処理をしないといけないのが、ガラス系・ガラスコーティングとなります。

「ガラス系コーティング」と「ガラスコーティング」の違いとは?

カーコーティングの下地処理のやり方・手順と道具とは?

カーコーティングの下地処理のおもな手順は、洗車→鉄粉除去→水垢・イオンデポジット除去→研磨→脱脂→洗車となります。

カーコーティングの下地処理の手順 その1「洗車」

カーコーティングの下地処理で最初に行うのが洗車です。特別な洗車ではなくて大丈夫です。洗車道具も特別なものを用意する必要はありません。ボディ表面についたホコリや泥など目立つ汚れを落とすのが目的です。洗車の注意点も、一般的なものと同じです。

カーシャンプー剤には、酸性・アルカリ性・中性の3種類がありますが、中性が一般的でクルマの塗装面を傷める心配がありません。アルカリ性は、フロントガラスに張り付いた虫の死骸や鳥のフンを落とすのに効果的ですが、使いすぎや洗剤が残ってしまうと、変色・退色など塗装面を傷めてしまうので注意が必要です。

カーコーティングの下地処理のときに限らず、スポンジで洗う前に、できるだけ強い水圧で汚れを吹き飛ばし、スポンジは基本的に新品を使い(一度使ったスポンジは、砂や鉄粉などが残っており、ボディ表面を傷つけるおそれがある)やさしく力を加えずに洗うといったことに注意してください。

カーコーティングの下地処理の手順 その2「鉄粉除去」

クルマのボディ表面、塗装面には目には見えない細かい鉄粉が付着しています。特に近くを鉄道が走っている場所に駐車することの多いクルマは注意が必要です。鉄粉がついたまま作業を進めると、サンドペーパーでボディ表面をこするのと同じようなことになってしまい、塗装面を傷つけて美しさを失ってしまいます。また、鉄粉が残った塗装面の上にコーティングをしてしまうことにもなってしまいます。

鉄粉除去には、スプレータイプ・スポンジタイプ・クロスタイプ・クリーナータイプ・粘土タイプなどさまざまなものがあります。このうち、最も効果的でおすすめなのはスプレータイプ。鉄粉のみを薬剤で溶かしてしまうタイプで強力ですが、薬剤を長く浸けたままにすると塗装面を傷めてしまうので注意が必要です。スポンジタイプ・クロスタイプは手軽で作業が楽ですが、鉄粉除去効果はスプレータイプより劣る傾向があります(必ずしもそうではありませんが)。粘土タイプは、塗装面を傷める心配が少ないですが、鉄粉を粘土に付着させて除去するため、作業の手間が最もかかります。

カーコーティングの下地処理の手順 その3「水垢・イオンデポジット除去」

洗車してもボディ表面に白い斑点が残っていたら、それが水垢・イオンデポジットです。ボディにつく水滴、雨には、さまざまな微量の成分が混じっています。水道水にはカルキ(塩素)やカルシウム、マグネシウムなどが含まれ、雨には大気中の花粉や黄砂、排気ガスに含まれる微粒子などが含まれています。

ボディについた水・雨が乾くと、微量に含まれる成分だけが残ってボディに付着します。特に夏の炎天下に水道水で洗車して、拭き取りを怠ると1発でイオンデポジットができてしまいます。イオンデポジットは一度ボディに付着すると、普通のカーシャンプーではなかなか落ちません。そこで、イオンデポジット除去剤を使って取り除きます。

カーコーティングをする、しないにかかわらず、イオンデポジットを除去せず放置すると、やがて「ウォータースポット」と呼ばれる塗装面に小さな陥没を作ることに至ってしまいます。

イオンデポジット除去剤は、スプレータイプ、液体タイプの2種類が主流ですが、使いやすさや効果に大きな違いはありません。

カーコーティングの下地処理の手順 その4「研磨」

鉄粉・イオンデポジットを除去したら、ボディ表面を研磨します。研磨に使うのは、コンパウンドと電動ポリッシャーです。電動ポリッシャーがないと、均一に研磨することが難しいことと、時間がかかりすぎてしまいます。

コンパウンドは、製品の注意書きに従って、粒子の粗いものから細かいものに向かって順番に磨きあげていきます。コンパウンドは、細目からスタートし、極細目→超細目→鏡面仕上げという4段階で使うのが標準的です。

カーコーティングの下地処理の手順 その5「脱脂」

研磨が終わったら、ボディ表面についた油分を除去する「脱脂」を行います。脱脂剤はクルマ用の「油分除去剤」「シリコンオフ剤」などの名称で販売されています。

カーコーティングの下地処理の手順 その6「洗車」

研磨が終わったら、ボディ表面についた油分を除去する「脱脂」を行います。脱脂剤はクルマ用の「油分除去剤」「シリコンオフ剤」などの名称で販売されています。

脱脂が終わったら、下地処理の最後の工程、仕上げの洗車です。イオンデポジット除去剤、鉄粉除去剤、コンパウンド、脱脂剤などが残ったままにならないよう、丁寧に洗車をします。

カーコーティングの下地処理は大変!カーコーティングをプロに任せるのも吉

ここまで読んだ方はもうお分かりかと思いますが、よほど洗車が好きでないと、カーコーティングの下地処理はとても大変で、道具もいろいろと買いそろえないといけません。全部買いそろえた費用と、プロに全部任せたときの費用は、3年くらいのサイクルでみたら、大差がなくなるかもしれません(ベーシックなコースになってしまいますが)。

カーコーティング専門店にお願いしてみるのもアリです。

「カープレミアガレージ」とは

「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。

また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。

「カープレミアパーツ」とは?

カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。

中古・リビルト部品って何?

中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。

リビルト部品をオススメする理由

1.新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
2.リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。

中古・リビルト部品のメリット

新品部品と比較して部品にもよりますが、20%~30%ほど部品代金が抑えられるケースがあります。

その他、万が一の故障時に0円で修理対応する故障保証や、24時間365日対応可能なロードサービスなどのサポートも充実しています。安心・快適なカーライフは、「カープレミアガレージ」にお任せください。
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※この記事は、2022年5月時点での情報を元に執筆しています。

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