予算100万円で狙う「2022年のおすすめ中古車10選」

クルマを賢く買う クルマの購入ノウハウ

手頃な価格帯の中古車を探す上で、目安のひとつとなる金額が「予算100万円」。これ以下の予算だと選べる中古車は限られますが、予算100万円なら様々なジャンルのクルマを見つけることができます。そこで、今が旬の予算100万円の中古車をご紹介しましょう。

「予算100万円」は、比較的条件のいい中古車を探しやすい

昨今の新車減産の影響で中古車の価格が上昇気味ですが、それでも中古車を探す際、「予算100万円」を目安にする人は多いはず。この予算だと新車ではなく中古車を選ぶメリットを強く感じることができますし、比較的新しいモデルから少し古いけれど新車ではなかなか手に入れることができない高級モデルまで選ぶことができます。

これより予算を低く設定しても中古車のバリエーションは豊富ですが、走行距離がかなり延びていたり、年式が相当低くなるなど、中古車の条件としては悪くなってしまうケースが増えてきます。その意味でも予算100万円は手頃な価格帯の中古車を探す上で“ちょうどいい予算”と言えるでしょう。

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「予算100万円」で100万円の中古車は買えない

予算100万円でクルマを買う場合、ひとつ気を付けたいことが。過去にクルマを買ったことがある人ならご存じでしょうが、クルマを買う際には「クルマの値段(車両本体価格)」以外にも様々な費用がかかります。この費用は大きく分けると2種類あります。

<法定費用>

クルマの所有者に義務付けられている納税や自賠責保険。税金は「自動車取得税」「自動車重量税」「自動車税」の3種類。自動車取得税は“取得価額”が50万円以下だと非課税に。車検時に納める自動車重量税は、車検が残っている中古車を買う場合は納入不要。自動車税は購入時に未経過分を月割で払うのが一般的です。

<登録諸費用>

運輸支局に購入したクルマを登録するための代行費用、車庫証明を発行してもらうための費用、納車のための整備費用などが必要になります。

諸費用の金額は購入したクルマや販売店によってことなりますが、予算100万円だと10万〜20万円程度見ておくといいでしょう。中古車サイトでは諸費用額を含んだ「支払総額」が掲載されているものも多くあります。

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予算100万円でも高年式低走行車が狙える現行型ハッチバックコンパクトカー&軽自動車 3選

中古車でもあまり古いものは選びたくない。でも予算は100万円で。そう考えている人におすすめなのが軽自動車とハッチバックコンパクトカー。新車の価格帯が元々そこまで高くないので、高年式低走行の現行型でも予算100万円の中古車が探しやすくなっています。一般的に軽自動車は値落ちのスピードが緩やか。より新しいものを探すなら、あえて軽自動車よりボディサイズが大きなハッチバックに注目を!

「ホンダ N-BOX(2代目)」日本で一番売れている軽スーパーハイトワゴン

●中古車価格帯:60〜240万円 ●全長3395mm / 全幅1475mm / 全高1790〜1815mm

初代のデビュー以来、長く日本で一番売れている軽自動車の座についているN-BOX。2017年9月にデビューした現行型は予算100万円で買える中古車が100台ほど流通しています。

流通量が多いのはベーシックなGとG L。人気の両側電動スライドドアがついたものも多くあります。

年式は初回車検を終えた2018年式が中心。まだそこまで古くないこともあり、走行距離も5万km以下のものが多くなっています。

現行型N-BOXにはフロントシートがベンチシートタイプのものと助手席にロングスライド機構を搭載したものがありますが、ロングスライド仕様は元々の流通量が少ないため、ベンチシートに割り切って探したほうがお得な中古車が見つけやすくなるはず。カスタム系が欲しい人は最低でも予算120万円ほど見ておきましょう。

「ダイハツ ムーヴキャンバス」低めの車高にスライドドアを搭載した人気モデル

●中古車価格帯:60〜200万円 ●全長3395mm / 全幅1475mm / 全高1655mm

ワゴンRやムーヴなど軽ワゴンサイズの全高の軽自動車にスライドドアを採用するという、これまでありそうでなかったコンセプトで登場したムーヴキャンバス。レトロな雰囲気のデザインも評価され、人気モデルとなっています。

予算100万円で買える中古車は100台弱流通。年式は2017年式までのものが中心になるため、安全装備は衝突回避ブレーキがまだ歩行者には対応していないスマアシIIを搭載するものが中心に。また、当時は先進安全装備であるスマートアシストは標準装備ではなかったため、搭載されていない中古車もあります。先進安全装備が欲しい人は店頭でしっかり確認してください。

最新のスマアシIII搭載車が欲しい人は最低でも予算120万円ほど見ておくと探しやすくなります。

「スズキ スイフト(4代目)」ヨーロッパでも人気が高いベーシックコンパクト

●中古車価格帯:60〜390万円 ●全長3845〜3890mm / 全幅1695〜1735mm / 全高1500〜1525mm この世代のスイフトはヨーロッパだと全幅が1,700mmを超えますが、日本では狭い道でも扱いやすい5ナンバーサイズに改良されています(スイフトスポーツを除く)。

ベーシックなスイフトは1.2L直4エンジンと、1.2L直4エンジンにマイルドハイブリッドシステムを搭載したもの、1L直3ターボ、様々なシーンでモーターがエンジンをアシストするほか、モーターのみの走行も可能なストロングハイブリッドなど、様々なパワーユニットが用意されています(現在、1Lエンジンは廃止)。

予算100万円で買える中古車は200台ほど流通していて、多くは1.2Lガソリンモデルに。走行距離は5万km前後のものが多くなります。ただ、よく探せばマイルドハイブリッド搭載車も見つかります。

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少し年式を落とせば予算100万円の中古車が見つかる、プレミアムモデル 3選

新車時は高くて手が出せなかったモデルも、予算に応じて選ぶことができるのが中古車の魅力。憧れの高級ミニバンや人気のSUV、そして輸入車も少し年式を落とせば予算100万円で探すことができます。旧型だと先進安全装備は最新のものになりませんが、クルマとしての魅力は現在でもあせておらず、快適なカーライフを存分に味わえます。

「トヨタ アルファード(2代目)」豪華装備が魅力のキング・オブ・ミニバン

●中古車価格帯:40〜300万円 ●全長4850〜4865mm / 全幅1830〜1840mm / 全高1890〜1900mm

豪華なLクラスミニバンの中で圧倒的な人気を誇るアルファード。2008年5月にデビューした2代目は、初代のデザインをよりモダンな雰囲気に進化させたモデルです。搭載エンジンは2.4Lと3.5Lの2種類。アルファードハイブリッドという車名で2.4Lエンジンとモーターを組み合わせたモデルも用意されました。

2列目シートは3人がけのベンチシートと乗員がゆったり座れるキャプテンシートタイプを用意。2列目に超豪華なシートがおごられたロイヤルラウンジも用意されました。

予算100万円で買える中古車は300台ほど流通。低価格帯だと走行距離が15万km前後のものが多くなるものの、予算100万円前後だと走行10万km前後のものも見つかります。

この予算だと走行距離は多めですが、高級車だけに足回りなどのヘタりはそこまで感じないはず。

「スバル フォレスター(4代目)」スバル自慢の水平対向エンジンと4WDをこの予算で味わえる

●中古車価格帯:70〜280万円 ●全長4595mm / 全幅1795mm / 全高1695mm

スバル伝統の水平対向エンジンとシンメトリカルAWDを搭載するフォレスターは、日本はもちろんアメリカでも人気のあるSUVです。この世代からスポーティさを強調。搭載エンジンは2L水平対向で、NAとターボを用意。ターボモデルは最高出力が280psに達します。また、ターボモデルにはVDCを統合制御し悪路走破性を高める「X-MODE」が搭載されました。

先進安全装備であるアイサイトはデビュー時だとver.2、2015年10月のマイナーチェンジでver.3に進化しました。

予算100万円で買える中古車は30台ほど流通。年式的にはアイサイトver.2を搭載する前期型で、グレードはNAエンジンのi-Sとi-Lになります。アイサイトver.3搭載車が欲しい人は、予算160万円は見ておいたほうがいいでしょう。

[中見出し]
「フォルクスワーゲン ゴルフ(7代目)」新プラットフォームによる上質な乗り味が魅力
●中古車価格帯:70〜540万円 ●全長4265mm / 全幅1800mm / 全高1460mm

ハッチバックの世界標準で、日本でも人気が高いゴルフ。2013年4月に日本導入された7代目(ゴルフ7)は新しいモジュール戦略“MQB”によるプラットフォームを採用。これが秀逸で、ハッチバックとは思えない上質でしっとりした乗り味を堪能できます。

搭載エンジンは1.2Lターボと1.4Lターボ。また、2Lターボを搭載するスポーツグレードのGTIやスペシャルモデルのゴルフRも用意されました。

予算100万円で買える中古車は60台ほど流通。1.2Lターボ搭載のコンフォートラインやトレンドラインが中心になるものの、まれに1.4Lターボ搭載のハイラインも見つかります。1.2Lエンジンだと走行5万km以下のものが多いのも特徴です。

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フルモデルチェンジにより予算100万円で選べる中古車が増えそうな人気モデル 3選

中古車の相場を大きく下げるひとつの要因がモデルチェンジ。新しいモデルが登場したことでそれに乗り換える旧型オーナーが増えるため、先代モデルの流通量が一気に増えて相場を押し下げるのがその理由です。ここ1年くらいでフルモデルチェンジした、予算100万円でおいしい中古車を探せそうなモデルを紹介します。

「日産ノート(2代目)」人気のe-POWERに的を絞って探す価値あり!

●中古車価格帯:10〜260万円 ●全長4100mm / 全幅1695mm / 全高1525mm

コンパクトながら圧倒的な室内空間の広さを誇るノートは、すでに予算50万円で買える中古車も多く流通しています。今回注目したいのは2016年11月のマイナーチェンジで追加設定されたe-POWER搭載車です。e-POWERはシリーズハイブリッドと呼ばれるシステムで、エンジンは発電に徹してモーターの力だけで走るシステム。電気自動車のような鋭い加速感が味わえることから、発売と同時に人気グレードとなりました。

そんなe-POWERシステムを搭載したノートも、新型へのモデルチェンジにより予算100万円で買える中古車が増えてきています。現在は90台ほど流通していますが、今後さらに増えてくるでしょう。

ほとんどはe-POWER搭載車のベーシックグレードとなるe-POWER Xに。ステアリングはウレタンになるものの、オートエアコンなどの快適装備や先進安全装備が標準装備なので不満はないはず!

「スズキ ソリオ(3代目)」全高を高くしてコンパクトながら広い室内空間を確保

●中古車価格帯:50〜220万円 ●全長3710mm / 全幅1625mm / 全高1745mm

軽スーパーハイトワゴンのように全高を高くして便利なスライドドアを採用したソリオ。2015年8月に登場した3代目はスズキの新プラットフォーム“HEARTECT”を採用したことにより、剛性感が高くしっとりとした乗り味を堪能できます。

搭載エンジンは1.2Lのガソリンとマイルドハイブリッドを用意。今回注目したいのはマイルドハイブリッドを搭載した中古車で、先進安全装備であるデュアルカメラブレーキサポートを搭載した2018年7月以降のモデル。

この年式だと予算100万円で買えるものは10台ほどしか流通していないものの、2020年12月にフルモデルチェンジしたことでこれから流通台数の増加が期待できます。デュアルカメラブレーキサポートにこだわらなければ、予算100万円で買える中古車は200台以上流通しています。

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「トヨタ アクア(初代)」圧倒的な低燃費が魅力のハイブリッド専用ハッチバック

●中古車価格帯:50〜220万円 ●全長4050mm / 全幅1695mm / 全高1455mm

2011年12月に登場した初代アクアの中古車は7,000台以上流通していて、半数以上は予算100万円で買うことができます。今回注目したいのはエクステリアデザインが大きく変わった2017年6月以降のモデル。ヘッドライトが伸びやかになったことでそれまでのモデルから大きくイメージが変わりました。これなら古さはあまり感じないはず。

この年式で予算100万円で買えるものは130台ほど流通。さらに先進安全装備であるToyota Safety Sense C(2018年4月以降はToyota Safety Senseとなり、昼間の歩行者も検知可能になりました)搭載車も70台弱流通しています。

ちなみにToyota Safety Sense Cは、上級グレードのGに標準装備、その他のグレードでオプション設定されていました。この予算で買える中古車は中間グレードのSにオプションで先進安全装備をつけたものが多くなります。

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<番外編>なかなか予算100万円で買えなかった人気モデルがいよいよターゲットになるかも!

スポーツモデルは新車だと手が届かないという人が安くなるのを虎視眈々と狙っているケースが多く、150万円以下、100万円以下など「これは安い!」という中古車が出てくるとすぐに買われてしまう傾向にあります。そのため、なかなか相場が下がらないのですが、あの人気モデルがフルモデルチェンジしたことで、いよいよ予算100万円で買えるものが増えるかもしれませんよ!

「トヨタ 86(初代)」スバルと共同開発した水平対向エンジンを搭載するFRスポーツ

●中古車価格帯:80〜570万円 ●全長4240mm / 全幅1775mm / 全高1320mm

高速道路やワインディングを爽快に走りたいという人から本格的なサーキット走行まで、スポーツ走行を楽しみたい人から絶大な支持を集める86。

デビューは2012年4月と随分前で、デビュー時の新車価格も約200万円スタート(ただしこれはサーキット仕様のベース車で、普段使いできるグレードは240万円から)とそこまで高くないのに、中古車はなかなか下落しませんでした。

2021年10月に、2代目となるGR86が登場。これにより86からの買い替えが進むはずです。現在、予算100万円で買える中古車は数台しかありませんが、今後徐々に増えてくる可能性は十分あります!

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100万円の予算なら、中古車選びは無限に広がる!

ここまで紹介した10モデルを見ても、予算100万円で買える中古車がバリエーションにとんでいることがわかるはず。

でもこれはほんの一部。とにかく新しさにこだわるなら新車価格が安い軽自動車やコンパクトカーに注目すると1年落ちでも予算100万円で買えるものがあるし、憧れのクルマを手に入れたいという人は新車時価格が1,000万円を超えた超高級車だって買うことができます。

予算100万円でどんなクルマが買えるか、楽しみながら探してみてください。

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