「ボルボ XC60(2代目・2017年〜)」ディーゼルからPHEVまでバリエーションが豊富なプレミアムSUV【人気モデル購入徹底ガイド】

クルマを選ぶ 車種ガイド

数多あるSUVの中で、日本車でもドイツ車でもないプレミアムSUVとして人気なのが、ボルボXC60です。同社らしい高い安全性能や、洗練されたデザイン、高品質なインテリアなどが人気の要因です。

【サマリー】Dセグメント相当に属する、ボルボの主力SUV

メルセデス・ベンツ GLCやBMW X3などと同じDセグメント相当に属するボルボXC60。日本で初めて衝突被害軽減ブレーキを搭載するなど高い安全性能が話題になった初代は、ボルボ全体の約30%を占めるほどの主力車種に成長しました。

2017年3月に登場した2代目もまた、2021年の世界販売台数でボルボ全車種の中で最も売れるなど、先代同様約30%を占める同社の主力車種です。

【外観スタイル】他のボルボ車同様、エッジの効いたシャープなデザイン

同時期の90シリーズ同様、「トールハンマー(北欧神話に登場する雷神トールが持つハンマー)」と呼ばれるT字型のLEDデイライトを備えたヘッドライトが採用され、一目でボルボ車であることがわかります。またほかのボルボ車同様、エッジの効いたシャープなデザインになっています。

【インテリア】スカンジナビアデザインで表現されたラグジュアリーな世界観

流木のような風合いのウッドパネルや、スウェーデンの高級ガラスメーカー「オレフェス」社製のクリスタルが使われたシフトレバー、高級オーディオのバング&オルフセンなど、スカンジナビアデザインのラグジュアリーな世界観が表現されたインテリア。インパネ中央には手袋をしていても操作できる大型のタッチパネルを用いた統合操作システム「センサス」が備わります。

【走り・燃費】デビュー時は4種類のパワートレインが用意された

デビュー時のパワートレインは、2Lターボの「T5」と2Lスーパーチャージャー+ターボの「T6」、2Lディーゼルターボの「D4」、さらに2Lスーパーチャージャー+ターボとモーターを組み合わせたPHEVの「T8ツインエンジン」。いずれも4WDで、トランスミッションは8速ATが採用されました。デビュー時のJC08モード燃費は12.6〜16.1km/L。

【安全装備】先進安全運転支援機能「インテリセーフ」が全車に標準装備

デビュー時点から同社の先進安全運転支援機能「インテリセーフ」が全車に標準装備されました。衝突被害軽減ブレーキの「シティセーフティ」はもちろん、危険回避時にステアリング操作を支援する「ステアリングサポート」や、障害物の回避を自動でステアリング操作をして支援してくれる「ステアリングアシスト付きBLIS」等が備わり、全車速追従機能付ACCと車線中央を維持して走る「パイロット・アシスト」で自動運転レベル2相当を実現しています。

【グレード構成】パワートレインと装備仕様を示す名称で表現された

デビュー時は、パワートレインを示す「T5」「T6」「D4」「T8ツインエンジン」という名称に、装備の内容を示すサブネームが付いたグレード名で構成されていました。サブネームには標準仕様の「モメンタム」と上級仕様の「インスクリプション」、スポーティな「Rデザイン」があり、パワートレインによって1〜3グレードが展開されていました。

【マイナーチェンジ&改良一覧】電動化時代を見据えてパワートレインを変更

2020年にパワートレインを一新、全車電動化された

2017年3月のデビュー時点で電動化を前提としたプラットフォームを採用していたように、当時からボルボは電動化に積極的でした。実際、デビュー時点からPHEVの「T8ツインエンジン」がラインナップされていました。

そして2020年4月、2Lガソリンエンジンに48Vリチウムイオンバッテリーと小型モーターを組み合わせた48Vハイブリッド(マイルドハイブリッド)搭載車の「B5」が、XC60とXC90 に追加されました。

同時に2025年までに世界販売台数の50%を電気自動車に、残りをPHEVやマイルドハイブリッドにするという指針が示されました。同時に、従来の「T5」と「T6」がラインナップから外されています。

さらに同年8月にはボルボはSUVすべてのパワートレインを一新し、ボルボ全車の電動化を進めると宣言。これに伴いXC60のラインナップが再び整理され、上記の「B5」に加え、2Lターボ+電動スーパーチャージャー+小型モーターの「B6」、従来のPHEVであるT8ツインエンジンが「リチャージプラグインハイブリッドT8」と名称を変更してラインナップ。一方でデビュー時から用意されていた「D4」は廃止されました。

合わせて、全車に180km/hリミッターや、キーを持つドライバーに合わせて最高速度を任意に設定できるケアキーが採用されたことも、このときのトピックです。

Androidベースのインフォテイメントシステムを装備

2021年9月には新しいAndroidベースのインフォテイメントシステムを装備。Googleアシスタントを用いて、音声によるカーナビの目的地設定やエアコン、オーディオ操作が可能になり、カーナビ機能もGoogleマップを用いるようになりました。

合わせて先進安全運転支援機能に「先行車発進告知機能」と「リア衝突回避・被害軽減ブレーキシステム」が追加されました。

2022年7月にはグレード名称のサブネーム部分の見直しが行われ、標準仕様の「プラス」と最上級モデルの「アルティメット」という構成に変わりました。どの仕様がラインナップするかはパワートレインによって異なります。

同時にPHEVの「リチャージプラグインハイブリッドT8」には、アクセルペダルのコントロールだけで加減速が可能な「ワンペダルドライブ機能」が装備されました。

【XC60のおすすめモデル#1】D4系

上記のとおり2020年8月にラインナップから外れてしまった、2Lディーゼルターボの「D4」。しかしガソリン車よりも低燃費で、トルクフルなディーゼルエンジンは、キャンプやアウトドアを楽しむためにSUVを選ぶ人にとって、魅力的なパワートレインではないでしょうか。

XC60のD4は、最高出力190ps/最大トルク400N・mを発揮し、PHEVのT8ツインエンジンよりも低燃費なJC08モード燃費16.1km/L。さらに遊び疲れた帰り道でも、全車に標準装備されている「インテリセーフ」によって、高速道路ではアクセルやブレーキペダル、さらにステアリングもほとんど操作せず、楽にドライブすることができます。

D4には標準装備のモメンタムや、上級仕様のインスクリプション、スポーティなRラインがありますが、モメンタムでも十分装備は充実しています。あとは好みで選んで問題ないでしょう。

【XC60のおすすめモデル#2】T8ツインエンジン系

普段の買い物や送り迎えなど、買い物にも使いたいならば、PHEVの「T8ツインエンジン」や改名後の「リチャージプラグインハイブリッドT8」はどうでしょうか。ただし自宅で充電できる場合に限ります。外部で充電する人にとっては、PHEVを選ぶメリットを得にくいからです。

PHEVのメリットとは何か。それは燃料代の節約です。バッテリーが満充電の場合、最大45.4km電気だけで走れますから、家で充電するだけで、街乗りだけならほとんどエンジンを動かさずに過ごせるはずです。

加えてT8ツインエンジン系なら最高出力318ps(エンジン)+87ps(モーター)というハイパワー。このドライブフィールは他グレードでは得がたいものですし、高級ガラスメーカー「オレフェス」社製のクリスタルのシフトレバーが備わる上級仕様のインスクリプションなら、乗る度に満足感が得られるのではないでしょうか。

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【まとめ】豊富なパワートレインのバリエーションも魅力

他社に先んじて全車電動化を推し進めているボルボ。その中の主力車種であるXC60は、電動化以外にも充実した機能面や、ボルボらしい内外装のクオリティなど魅力がたくさんあります。デビュー時からパワートレインのバリエーションも豊富で、しかも2020年以降は電動モデルも加わっていますから、好みの1台を選びやすいのではないでしょうか。

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※この記事は2022年10月現在の情報に基づいています。

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