【STEP 1】#6 同じような中古車でも価格が違う理由「中古車購入ガイド」

未分類 クルマを賢く買う 中古車購入ガイド

新車にはメーカーが定めた車両本体価格があり、基本的に全国どこでもその価格で買うことができます。一方で中古車は同じモデル、同じような状態のものでも1台ごとに販売価格が異なるケースが大半です。なぜ違う値段で売られているのでしょうか。その秘密を解説します。

【中古車の価格が違う理由】中古車は需要と供給のバランスで価格が決まる

中古車には新車のような定価がなく、クルマの状態や人気などを見て販売店が独自に価格を設定しています。そのため「お店にだまされるのではないか」「高値づかみをしてしまうのではないか」と考え、なかなか中古車購入に踏み切れない人もいるでしょう。

現在は業者間のオークションや中古車検索サイトが普及したことで、ユーザーも他店との価格比較が容易になっています。そのため、不当に高い値段をつけて販売するようなことはしづらくなっていると考えていいでしょう。

そんな中古車の価格は、需要(クルマを欲しい人の数)と供給(中古車の流通量)のバランスで決まります。需要が多ければ価格は高くなり、反対に需要が少ないと価格は安くなります。

それぞれのモデルはもちろん、装備や色などさまざまな要素で需要と供給のバランスが影響しています。ここではどんなものが中古車の価格に影響を及ぼすか、見ていきましょう。

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「中古車」を探す

【モデルの人気/不人気】不人気車は新しい中古車でもかなり安くなる

同じボディタイプで同じような大きさのクルマでも、人気があるモデルと人気がないモデルでは中古車の価格が変わってきます。理由は人気モデルの需要が高いから。

ただ、人気モデルは新車もたくさん売れている分流通量が多いので、極端な価格差になるケースは少ないといっていいでしょう。

不人気モデルの中には、まれに生産が終了した後に存在が見直されて人気が高まり、中古車相場が上昇するものもあります。

【グレード】エアログレードは中古車で人気

同一モデルでもグレードの違いで中古車相場が変わります。中でもミニバンのエアログレードは人気があるため、豪華装備が多数ついた最上級グレードよりも中古車の価格が高くなることが多いです。

【年式】中古車は古くなるほど安くなる

一般的に中古車は新車にナンバープレートがついた段階から価格が下がり、最初の2年ほどで30%ほど安くなるといわれています。その後も年式が低くなるほど価格は安くなっていきます。例外的に軽自動車は足代わりに長い間使われることが多いため、2〜3年落ちの高年式は流通量が少なく、比較的値落ちが少ない傾向です。

ただ、現在は部品不足やロジスティクスの停滞により長期の納車待ちになっている新車が多いため、高年式の中古車だと新車より高値で販売されているものもあります。また、生産終了になった人気モデルは相場が上昇傾向に転じることもあります。

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「2022年以降の高年式中古車」を探す

【走行距離】過走行車・多走行車は相場よりも安い価格で販売される

中古車を探す際、多くの人はなるべく走行距離が少ないものを選びます。そのため、平均より距離を走っている中古車は少ないものより安い価格で販売されます。

日本人の年間平均走行距離は約8000kmなので、これより多いものは安くなると思っていいでしょう。年間平均1万5000kmを超える距離を走っているものは「過走行車」と呼ばれ、中古車価格は更に安くなります。

また、走行距離が5万km、10万kmを超えると「それなりの距離を走ったクルマ」という印象を抱く人が多くなります。たとえば検索で「走行距離5万km以下」に設定すると5万kmをわずかでも超えたものは表示されません。そのため、走行距離の差はわずかでも5万km、10万kmを超えた中古車は超えていない中古車より安く販売されます。

特に10万kmを超えた「多走行車」はメーカーの特別保証が終了し、またエンジンやトランスミッションなどの補機類などが交換時期を迎えるタイミングということもあり、ガクッと値段が下がります。

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「走行10万kmオーバーの中古車」を探す

【残車検】車検が残っている中古車は人気

2年に一度(商用モデルは1年に一度)訪れる車検。車検では点検整備費用のほか自動車重量税や自賠責保険料も納めるので、まとまった出費が発生します。そのため購入時の費用を抑えたい人は車検が残っている中古車を探す傾向があり、需要があることから相場もやや高くなります。

【エンジン】維持費を考えて小排気量車のほうが高くなりやすい

数種類のエンジンが用意されたモデルでは、新車では大排気量車のほうが価格が高いのに、中古車になると大排気量車と小排気量車が同程度の価格になったり、逆に小排気量車のほうが価格が高くなったりするケースがあります。

これは、排気量により税額が決まる自動車税種別割の額を抑えたい、月々の燃料代を安く抑えたいという心理が働き、多くの人が小排気量車を選ぶため。中には税金と燃料代の差額以上に安くなっている大排気量車もあります。

同一モデルでガソリン車とハイブリッド車が設定されるモデルでは、中古車でもハイブリッド車のほうが価格は高くなります。

【トランスミッション】MT車は希少価値から価格が高くなる

現在では販売される新車で、MT(マニュアルトランスミッション)車は数%しかありません。ほとんどのモデルではMTの設定すらなく、一部のスポーツモデルや経済性を重視するモデルにMT車が用意されるにとどまっています。

そのためMT車に乗りたい人の需要が一部モデルに集中する傾向があり、特にスポーツモデルではMT車のほうが中古車で50万円以上高くなるようなこともあります。

【駆動方式】4WDは中古車でも人気

多くのモデルでは2WDと4WDの駆動方式が用意されていて、新車価格は4WDのほうが15〜40万円ほど高くなります。

中古車でも4WDのほうが高く、特にSUVでは2WD車は安く販売される傾向があります。もし駆動方式にこだわらず、購入価格を少しでも抑えたいのであれば2WDのSUVに注目です。

【ボディカラー】パール系や黒系が人気

新車は基本的にボディカラーによる価格差はなく、一部カラーがオプション扱いで数万円高くなる程度ですが、中古車ではボディカラーが価格を大きく左右します。車種によっては人気色と不人気色で数十万円の価格差になるケースもあります。

どのモデルも人気のカラーはパールホワイト系と黒系、それに続くのがシルバーです。反対に明るいカラーや原色系のカラーは人気薄となっています。また、スポーツモデルではレースのイメージなどそのクルマを象徴する色、アウトドアイメージのあるモデルではアースカラーも人気があります。

外観にそこまでこだわらないのであれば、人気色を外して中古車を探すだけでかなり予算を抑えることができます。

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「白、黒、銀色以外の中古車」を探す

【装備】人気装備がついていると価格は高くなる

車内を快適にしてくれたり、高級感を味わえる装備も人気です。中でもメーカーオプションは生産時しか取り付けられないため、ついているものはついていないものより数十万円高い価格がつけられるケースもあります。

代表的な人気装備には以下のものがあります。

■両側電動スライドドア
■先進安全装備
■インフォテインメントシステム
■メーカーオプションのカーナビゲーションシステム
■高級ブランドのオーディオシステム
■サンルーフ、ガラスルーフ
■本革シート

など。

月々の支払額がわかれば、相場が高くなる条件の中古車も怖くない

人気の条件がそろっているクルマは価格が高くなりますが、かといって条件を妥協すると購入後の満足度が低くなります。場合によっては後悔することも……。

そんなときは月々の支払金額を少なめに設定して負担を少なくするという方法もあります。

カープレミアでは、中古車の車両本体価格とともに、「カープレミアクレジット」の月々の支払額を掲載。月々の支払額も、一部繰り上げ返済など契約後に支払方法を変更できる長期支払い可能な「最安値プラン」や、ローン期間の最初は支払額を抑えて、後半に多く納める「初め低額プラン」、オーソドックスな「均等払いプラン」があり、いずれも一目でわかります。

価格が高くなる条件がそろったクルマでも、無理なく買えるプランが見つかるはず。ぜひカープレミアで満足できる中古車を探してみましょう。

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「中古車」を探す

<<中古車購入ガイドTOPに戻る

>中古車購入ガイド「【STEP 1】#7 候補車の詳細をチェックしよう」に進む

「カープレミア」で愛車を探そう!

「カープレミア」は提携している全国の中古車販売店から自分に合ったクルマを見つけることができるサイトです。車種やメーカーだけでなく、月々の予算からも探すことができます。

「カープレミアディーラー」は厳選された優良販売店

カープレミアに掲載の中古車販売店は、東証プライム上場のプレミアグループが提携している全国の厳選された優良な販売店です。

オートローンやカーリースのファイナンスサービスの提供を始め、買った後も安心できるアフター保証も取り揃えています。支払いや維持費が心配でも、柔軟に対応してくれるので安心して車を購入できます。

「カープレミアクレジット」なら自分に合った支払いプランが選べる

「カープレミア」のオートクレジットは、新車・中古車問わず、分割払い、ボーナス併用払いや一部繰上返済などの豊富な支払いプランを用意しています。さらに故障保証に加入すれば無料で修理対応が可能です。

「カープレミア故障保証」など充実したアフターサービスで安心のカーライフを

「カープレミア」は購入後のカーライフを支えるサービスも多数提供しています。例えば「カープレミア故障保証」では最長3年、最大437ヵ所以上の自然故障を修理費0円で対応可能です。わかりやすいシンプルな4プランから、自分にあった最適なプランを選べるので、余分な保証費用がかからず、必要最低限の支出で万が一に備えることができます。

また、365日24時間対応のロードサービスも利用可能で、全国9,500ヵ所の拠点からすぐに駆けつけることができます。そのほか、困ったときの相談役になるコンシェルジュサービスを整えており、安心のカーライフをお過ごしいただけます。

カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる

(イラストレーション:桔川シン)
※この記事は、2022年11月時点での情報で執筆しています。

関連記事

カテゴリ週間ランキング

中古車検索は月額比較のカープレミアがおすすめ!