「スズキ アルトワークス(5代目・2015~2021年)」スズキが誇る硬派な軽ホットハッチ!【人気モデル購入徹底ガイド】

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スズキ アルトワークスは、ベーシックな軽乗用車であるアルトをベースとした硬派な軽ホットハッチです。スポーティな専用内外装に加え、高性能なターボエンジンや専用サスペンションなどで性能を強化し、スポーツモデルに仕上げています。今回は、最後のアルトワークスとなった5代目モデルについて解説していきます。

【サマリー】復活を果たした国産エントリースポーツ

手軽なスポーツカーとして送り出されたアルト ワークスの歴史は、1987年に、2代目アルトをベースに誕生したモデルが、初代となります。

その後、歴代モデルで受け継がれてきた「ワークス」ですが、1998年登場の5代目アルトのモデルライフ途中で生産を終了。2004年に登場した6代目アルトでは、非設定となり、一度、その歴史に幕を閉じました。

それから15年後となる2015年12月に、8代目アルトをベースとした5代目アルト ワークスとして送り出されました。すでにアルトは、2021年11月に9代目へとフルモデルチェンジしましたが、現時点で「ワークス」の存在は明かされておらず、事実上、今回紹介する5代目が、ラストワークスとなっています。

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【外観スタイル】ヤンチャ感を演出するエアロパーツで武装

エクステリアは、愛嬌のあるアルト標準車をベースに、専用アイテムを追加することで、スポーティに仕上げたもの。

細部を見ていくと、フロントエアロバンパー、サイドシルスポイラー、ルーフスポイラーなどのエアロパーツを追加。フロントマスクも8代目アルトの特徴であるヘッドランプメッキをブラック化することで、目力をアップ。

足元には、15インチの専用ブラック塗装アルミホイールやレッド塗装のフロントブレーキキャリパーを与えることで、力強い走りを予感させます。さらにボディサイドの「ワークス」デカールが、その存在を明かし、オーナーの所有欲を高めてくれます。

ボディカラーは、「スチールシルバーメタリック」、「ピュアレッド」、「ブルーイッシュブラックパール3」、「パールホワイト」の4色が用意されました。

【インテリア】スポーツドライビングをサポートする本格コクピット

黒を基調としたカラーリングとなるインテリアには、こだわりの専用アイテムを採用。操作性を高める本革巻きステアリングホイールやステンレス製ペダルプレートに加え、前席にはホールド性の高いレカロシートが贅沢に使われています。

メーターパネルも、タコメーター付きとなるのも特徴のひとつ。スポーティなアクセントとして、ステアリングホイールやシフトブーツには、レッドステッチが施され、エアコンルーバーのグリルは、サテンメッキ調の加飾が加えられています。

後席とラゲッジスペースは、標準車同様であるため、日常での使い勝手にも優れています。

【走り・燃費】専用トランスミッションとスズキ軽最強エンジンのコンビ

搭載されるのは、スズキ軽最強スペックとなる660㏄3気筒DOHCインタークーラー付きターボエンジンで、最高出力64ps/6000rpm、最大トルク100Nm/3000rpmを発揮します。

隠し味として、アクセルレスポンスを高めてあるのもポイント。その性能をフルに引き出して運転を楽しめるように、トランスミッションは、専用開発の5速MTを用意。1速から4速をクロスレシオ化し、軽快なシフトワークを生むシフトノブの最適化を行ってショートストロークシフトに仕上げたこだわりの仕様となっています。

またAT派でもワークスの魅力を味わえるように、マニュアルモードとパドルシフトを備えた2ペダルMTの5速AGSも用意されます。

もちろん、足回りも専用チューニングが施され、ホイールリム幅を拡大させることでワイドタイヤに対応させたエンケイ製15インチアルミホイールやKYB製ダンパーで、キビキビした走りとリニアな応答性、そして安定感ある走りを実現させています。ここまでのトータルチューニングが施されているのが、ワークスを名乗るプライドと言っても良いでしょう。

駆動方式は、5速MTと5速AGS共に、前輪駆動車(FF)と4輪駆動車(4WD)を設定。燃費消費率は、23.6km/L(FF/AGS車)~22.0km(4WD/MT)となっています(※JC08モード燃費)。改良型では、WLTCモードの値も公表されており、21.4km/L(FF/MT)~20.8km/L(4WD/MT)となります。

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【安全装備】改良型のAGS車のみ先進の運転支援機能を標準化

アルトワークス全車共通の安全装備は、軽量衝撃吸収ボディTECT、運転席及び助手席SRSエアバッグ、ABS、EPS、オートライトシステムなど基本的なものにとどまっています。

ただし、2018年12月の一部改良モデルでは、AGS車にスズキの先進安全運転支援機能である「スズキ セーフティ サポート」を採用し、標準化。機能として、衝突被害軽減ブレーキを始め、前後の誤発進抑制制御、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシストなどが備わっています。

【グレード構成】シンプルなモノグレード!違いは駆動方式とトランスミッション

グレードはモノグレードとなり、ボディタイプも5ドア仕様だけ。そのバリエーションは、トランスミッションと駆動方式の組み合わせによる4タイプとなります。ボディカラー以外のメーカーオプションも設定されていません。

【マイナーチェンジ&改良一覧】改良は1度のみで大きな変更はなし

ワークスの改良は極めて限定的で、ボディカラーと安全装備に限定されます。

2018年12月の改良では、AGS車に、スズキの衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポート」を始めとする先進の安全運転支援機能「スズキセーフティサポート」を装備。

同時に、ボディカラーの変更が行われ、「ピュアレッド」が廃止され、新色「ブリスクブルーメタリック」を追加。ホワイトは、「ホワイトパール」から「ピュアホワイトパール」に変更されています。

また2020年10月には、AGSの4WD車が廃止されました。

【アルトワークスのおすすめモデル】最もベーシックな仕様を!

アルトワークスは、モノグレードなので、選択はトランスミッションと駆動方式のみになります。やはり、走りの愉しさを満喫するなら、専用開発MTによるシフトの気持ち良さと軽さが武器となるFFの5速MT車の一択でしょう。同仕様が中古車の流通量も最も多いので、探しやすいのも理由のひとつです。

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【まとめ】ラストサムライ的な軽ホットハッチ

現時点では、現行型アルトにワークスが設定される可能性は極めて低いと予想されます。

性能を強化したターボエンジンや専用足回り、さらにレカロシートまで備えるなど、歴代モデル同様に、スポーツモデルとしての手抜きはありません。まさにスズキ軽スポーツのラストサムライ。それだけに興味があれば、ぜひ乗っておくべきモデルです。

もし購入されるならば、ATライクなAGSではなく、ぜひMTを。その方がリセールでも有利に働きます。

スポーツモデル人気と絶版となったことから、高年式の低走行車は、プレミア価格で推移しています。年式と走行を重ねた車両でも割高感はありますが、それでも軽なので現実的価格です。この機会にワークスのオーナーになってみてはいかがでしょうか。

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※この記事は2022年11月現在の情報に基づいています。

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