「トヨタ カローラアクシオ(2代目・2012年~)」日本と共に成長してきたスタンダード5ナンバーセダンの末裔!【人気モデル購入徹底ガイド】

クルマを選ぶ 車種ガイド

庶民向けのオーナーカーとして誕生して以来、世界の多くの人々に愛され続けてきたカローラ。シリーズ10代目となった先代より、セダン「アクシオ」とワゴン「フィールダー」は日本専用ボディとなり、独自の進化を歩んでいます。今回は、2012年5月に登場した第2世代となる「アクシオ」について紹介していきます。

【サマリー】日本で扱いやすいコンパクトセダンを追求

2代目アクシオは、日本専用設計となるカローラセダンの第2弾として誕生。初代アクシオの全長の長さによる取り回しの悪化から、全長50mmのダウンサイズを図ったのが特徴です(※初期モデルでの比較)。またシリーズ初となるハイブリッド車や先進の安全運転支援機能の採用など、新世代のベーシックセダンとしての役目も担いました。

2019年9月に再びグローバル仕様のカローラと基本を共有する新世代カローラセダンが登場しましたが、3ナンバー化や上級化による価格の上昇などを受け、日本にジャストな5ナンバーセダンでああるアクシオは生産を継続。装備や仕様などがモノグレード化されながらも、今も新車が販売され、ビジネスシーンを中心に活躍を続けています。

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ カローラアクシオ」を探す

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ カローラシリーズ」を探す

【外観スタイル】スタンダードさが生む万能性能

凸型形状のオーソドックスなセダンスタイルこそアクシオのデザインの特徴であり、魅力です。そのフォーマルなスタイルは、いかなるシーンにも対応できる万能さを備えています。

また5ナンバーボディの扱いやすさと見切りの良いデザインは、運転のしやすさにもつながり、教習車にも採用されるほど。シンプル・イズ・ベストなことが、アクシオの存在価値なのです。

【インテリア】5ナンバーボディで実用十分な機能と広さを兼ね備えたインテリア

5ナンバーサイズのキャビンには、大人5人の乗車スペースを確保。独立したトランクルームは、ゴルフバック3個が収まり、461Lの容量は、ガソリン車とハイブリッド車ともに共通というのも優れたところ。トランクスルー機構は、初期のみの最上級グレード「ラグゼール」の専用装備なので、基本的には非採用となります。

コクピット周りでも、オーソドックスな使い勝手の良さが追求されており、ハイブリッド車にもタコメーターを標準化。その結果、ハイブリッドシステムでのエンジンの動きがよりわかりやすくなっています。ATシフトは、ガソリン車同様、ゲート式が採用されています。

【走り・燃費】経済的な1.5Lエンジン!低価格のガソリン車と低燃費のハイブリッド車を用意

最新仕様では、全車1.5Lの直列4気筒DOHCエンジンを搭載。ただし、エンジンは3タイプが用意されています。

ハイブリッド車用エンジンは、最高出力73ps、最大トルク111Nmと控えめですが、最高出力45kW(61ps)、最大トルク169Nmの電気モーターを組み合わせることで、力強い走りを見せます。燃費消費率も、27.8km/L(WLTC)とダントツです。

ガソリン車は、FF×CVT、FF×5速MT、4WD×CVTの3タイプに分かれますが、それぞれ性能が少し異なります。最も低燃費なのが、FF×CVTの組み合わせで、19.8km/L(WLTC)を達成。一方、一番高性能となるのが、FF×MTの組み合わせとなり、最高出力109ps、最大トルク138Nmを発揮します。ただし、エンジン性能の差は、わずかしかないので、基本的には同等と思って良いでしょう。

またEXグレードに集約されるまでは、エントリーとなる1.3Lガソリンエンジン車も用意されていました。

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ カローラアクシオ」を探す

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ カローラシリーズ」を探す

【安全装備】トヨタ車として初めて「Toyota Safety Sense C」と採用

今や常識となった先進の安全運転支援機能ですが、カローラアクシオでは、2015年3月のマイナーチェンジで「Toyota Safety Sense C」を初搭載。

「Toyota Safety Sense C」は、複数の機能をパッケージ化したトヨタの安全運転支援機能のエントリーバージョンとして登場。レーザーレーダーと単眼カメラを備えたシステムで、衝突被害軽減ブレーキと車線逸脱警報、オートマッチングハイビーム、先行車発進お知らせ機能を備えていました。

最新仕様に搭載される「Toyota Safety Sense」もセンサーの構成は同様ですが、衝突被害軽減ブレーキが昼間の歩行者検知機能付きに進化。さらに前後の静止物との接近を知らせる「パーキングブレーキサポート」もオプションで用意されています。

【グレード構成】新生カローラの登場でモデルラインを縮小

2019年8月から最新までのラインナップは、新生カローラシリーズの登場によりグレード構成がシンプル化され、「EX」のみに。パワートレインが、1.5Lガソリン車と1.5Lハイブリッド車の選択が可能。ガソリン車では、4WDが選べるほか、FF車では、今や貴重な5速MTも用意されています。

それ以前のモデルでは、ガソリン車のエントリーグレードが「X」、上位グレードが「G」となり、初期モデルガソリン車のみに最上級グレード「ラグゼール」を設定。ハイブリッド車は、エントリーが「HYBRID」、上位グレードが「HYBRID G」となります。

2017年10月に、カタログモデル化されたドレスアップ仕様の「“W×B”」は、ガソリン車「1.5G」もしくは、「HYBRID G」がベースとなっています。

【マイナーチェンジ&改良一覧】時代のニーズに合わせた進化とモデル構成に

2013年8月6日には、ハイブリッド車を追加。小型、軽量、高効率の3拍子がそろった1.5Lハイブリッドシステムを搭載し、専用エクステリアによる差別化だけでなく、重量増や低重心化に伴った足回りの改良を施すことで走りにも磨きをかけています。またハイブリッド車の静粛性の高さを活かすべく、吸遮音材の追加などの専用改良も加えられました。

2015年3月:Toyota Safety Sense Cを搭載

2015年3月30日のマイナーチェンジでは、トヨタ車で「Toyota Safety Sense C」を初採用し、「G」系グレードに標準化。その他にオプションとしました。

内外装デザインは、よりモダンさが追求され、ロアグリルを拡大させた新フロントバンパーや新デザインのリアコンビネーションランプを装備。さらにインテリアでは、LEDスポットランプ付きフロントカップホルダーやAT車の運転席フットレストの追加などの機能性能向上も図られました。

メカニズムでは、ハイブリッド開発を活かした低燃費エンジンの新開発1.5L直4エンジンへの換装やハイブリッドシステムの高効率化を図ることで、ガソリン車とハイブリッド車の燃費が向上されています。

2016年5月:人気の特別仕様車「W×B」を発売

2016年5月10日には、特別仕様車「W×B」を発売。ガソリン車「G」とハイブリッド車「HYBRID G」をベースに、ステーションワゴン「カローラフィールダー」で好評のスタイリッシュなグレード「W×B」を設定しました。

2016年7月11日には、特別仕様車「G50 Limited(ゴーマル リミテッド)」を500台限定で発売。カローラ生誕50周年を記念した限定車で、「HYBRID G」をベースに、初代モデルを彷彿させる赤内装に、スポーツシート、ドットパターンのロアグリル、Bi-Beam LEDヘッドランプ、アルミホイールなどを装備。ボディカラーは、ホワイトパールクリスタルシャインとブラックマイカが用意されました。

2017年10月:Toyota Safety Sense Cを全車標準化

2017年10月11日のマイナーチェンジでは、先進安全機能を標準化。トヨタの予防安全機能をパッケージ化した「Toyota Safety Sense C」を全車標準に。踏み間違い時の衝突被害軽減に寄与するパーキングサポートブレーキ付きの「インテリジェントクリアランスソナー」を新設定しました。

エクステリアでは、フロントバンパーやグリルを変更し、スポーティかつ上質なデザインに。人気のドレスアップ仕様車「W×B」がカタログモデル化されました。またハイブリッド車が改良を受け、燃費が34.3km/Lまで向上されています。

2019年8月27日の仕様変更では、グレード構成をシンプル化。1.5Lガソリン車の「EX」と1.5Lハイブリッド車の「HYBRID EX」に集約。ボディカラーも4色まで絞り込まれました。これは12代目となる新生カローラシリーズの登場で、ベーシックカーおよびビジネスカーのニーズを満たすようにポジションが改められたためです。

2021年9月6日の一部改良では、安全機能を強化。衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」のプリクラッシュセーフティを、歩行者(昼)検知機能付き衝突回避支援タイプにアップデート。併せてオートライト機能である「コンライト」を全車標準としました。

2022年8月22日の一部改良では、機能を向上。プロジェクター式LEDヘッドライトの搭載によるフロントマスクデザインの変更をはじめ、ナノイーX搭載のマニュアルエアコン、スマートフォン用センターコンソールトレー、Type-C充電用端子を全車に標準化。内装では、シート表皮を一新し、堅牢かつ上質な空間へと仕上げています。

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ カローラアクシオ」を探す

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ カローラシリーズ」を探す

【カローラアクシオのおすすめモデル#1】シブさがカッコイイ!スタイリッシュな「W×B」

ステーションワゴンの「カローラ フィールダー」で人気を博したドレスアップ仕様車の「W×B」をセダンのアクシオベースとしたもの。

大人しいアクシオのイメージを打ち破るエアロパーツときらびやかな専用ボディカラーによる組み合わせは、激シブの一言。内装も専用シート表皮によるスポーティさが増しているのも良い。またレアではありますが、ホワイト内装も選べました。

ガソリン車とハイブリッド車の選択も可能ですが、走行性能を含めたトータル性能では、ハイブリッド車がおすすめです。購入候補となるのは、2016年の特別仕様車と2017年10月~2019年7月まで設定されていたカタログモデルのいずれかとなります。

【カローラアクシオのおすすめモデル#2】小さな贅沢が味わえる最後のカローラ!「ラグゼール」

9代目カローラシリーズより使われてきた最上級グレードが「ラグゼール」。2代目アクシオでは、2015年3月のマイナーチェンジでは消滅してしまった稀少なグレードです。

上級感が漂う専用フロントグリルが、他グレードとの違いをアピール。もちろん、装備も豪華。運転席ベンチレーション&ヒーター付きの専用ファブリックシート、リバース連動機能および自動格納機能付きのドアミラー、スマートキー、本革巻き&木目調4本スポークステアリング、HIDヘッドライトなど充実の内容を誇ります。

残念ながら、当時は、先進安全運転支援機能は非搭載ですが、実用的なカローラで味わう小さな贅沢は、今の日本車には失われつつある文化ではないでしょうか。古き良きカローラの世界観を伝える貴重な存在です。パワートレインは、1.5Lガソリン車とCVTの組み合わせのみで、FFと4WDの選択が可能でした。

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ カローラアクシオ」を探す

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ カローラシリーズ」を探す

「カープレミア」で愛車を探そう!

「カープレミア」は提携している全国の中古車販売店から自分に合ったクルマを見つけることができるサイトです。車種やメーカーだけでなく、月々の予算からも探すことができます。

「カープレミアディーラー」は厳選された優良販売店

カープレミアに掲載の中古車販売店は、東証プライム上場のプレミアグループが提携している全国の厳選された優良な販売店です。

オートローンやカーリースのファイナンスサービスの提供を始め、買った後も安心できるアフター保証も取り揃えています。支払いや維持費が心配でも、柔軟に対応してくれるので安心して車を購入できます。

「カープレミアクレジット」なら自分に合った支払いプランが選べる

「カープレミア」のオートクレジットは、新車・中古車問わず、分割払い、ボーナス併用払いや一部繰上返済などの豊富な支払いプランを用意しています。さらに故障保証に加入すれば無料で修理対応が可能です。

「カープレミア故障保証」など充実したアフターサービスで安心のカーライフを

「カープレミア」は購入後のカーライフを支えるサービスも多数提供しています。例えば「カープレミア故障保証」では最長3年、最大437ヵ所以上の自然故障を修理費0円で対応可能です。わかりやすいシンプルな4プランから、自分にあった最適なプランを選べるので、余分な保証費用がかからず、必要最低限の支出で万が一に備えることができます。

また、365日24時間対応のロードサービスも利用可能で、全国9,500ヵ所の拠点からすぐに駆けつけることができます。そのほか、困ったときの相談役になるコンシェルジュサービスを整えており、安心のカーライフをお過ごしいただけます。

【まとめ】これぞオールラウンダー!究極の実用車

セダンの基本に忠実に作られたアクシオ。最新型は実用装備のみのモノグレード化されてしまいましたが、大人5人が移動でき、燃費も優秀。コンパクトカーよりも見栄えがするのに、200万円ほどで買えてしまうのも凄いところ。

時代に合わせた基本的な先進安全運転支援機能を備えるだけでなく、ペダルの踏み間違いをしにくいといわれるMT車が用意しつづけているのも立派です。最近では、タクシーとして活躍している姿も見受けますが、個性的なジャパンタクシーよりも、街中になじむ姿に哀愁を感じてしまうのは、私だけではないでしょう。

カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる

※この記事は2022年11月現在の情報に基づいています。

関連記事

カテゴリ週間ランキング

中古車検索は月額比較のカープレミアがおすすめ!