【4WDの軽自動車】おすすめ新車&中古車11台をプロが選ぶ|2023年版

クルマを賢く買う クルマの購入ノウハウ

前輪と後輪を駆動し、雪道や悪路での走破性を高める駆動方式が4WD。軽自動車でも雪国を中心に需要が多いために、ハイトワゴンからワンボックス系まで幅広い車種に設定されています。

大雪道だけじゃない!軽自動車でも4WDがいい理由とは?

軽自動車の駆動方式は前輪側にエンジンやモーター、トランスミッションを置き、前輪を駆動するFF(フロントエンジン・フロントドライブ)方式が主流ですが、前輪だけに駆動力の伝達を依存すると、坂道や積雪路などでタイヤのグリップが限界を超え、空転する可能性があります。4WDは前後輪に駆動力が配分されるので滑りやすい路面でも発進性や操縦安定性が格段に高まります。

4WDが威力を発揮する場面としてタイヤが滑りやすい雪道をイメージしますが、坂道発進やコーナリング、高速道路で横風を受けるような場面でも前後輪でしっかり路面を捕らえてくれるので操縦安定性が向上します。とくに重心が高く横風の影響を受けやすいスーパーハイトワゴンは4WDモデルがおすすめです。

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軽自動車に4WDとターボの組み合わせはいい?悪い?

4WDの弱点はFFやFR(フロントエンジン・リアドライブ)方式に比べて機構が複雑になる分、車重がやや重くなること。例えばホンダ N-BOXのGグレードでFFと4WDの車重を比較すると、4WDはFFに対し60kg重くなります。

大人1人分の重量ハンデを補うのが、ターボエンジン。ターボが付ついていないNA(自然吸気)エンジンだと60kgの重量増は加速性能にかなり影響を及ぼしますが、ターボエンジンは低回転域から豊かなトルクを発揮し、スムーズに加速できます。予算が許すなら4WDとターボの組み合わせをおすすめします。

おすすめの軽4WD【スーパーハイトワゴン】

【新車】三菱 eKクロススペース

三菱 eKクロススペースは日産 ルークスの兄弟車。雪道やぬかるんだ路面で空転すると、スリップした駆動輪をブレーキ制御し、路面をグリップしている駆動輪の駆動力を確保することで発進をサポートする「グリップコントロール」や、下り坂でもブレーキを制御して安心してハンドル操作に集中できる「ヒルディセントコントロール」など、ルークスには設定のない機構を搭載しています。

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【中古】ホンダ N-BOXプラス(初代 2012〜2017年)

ホンダ N-BOXプラスは初代N-BOXのリアフロアまわりを変更。傾斜が付いているので自転車や車いすを積載しやすく、シートアレンジとマルチボードを組み合わせることで車中泊に適したベッドモードにアレンジできます。

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おすすめの軽4WD【トールワゴン】

【新車】ダイハツ ムーヴキャンバス

ムーヴキャンバスは乗降性に優れるスライドドア、愛らしいルックスで人気の軽ハイトワゴン。新型はプラットフォームがDNGAに刷新され、軽量化と洗練された走りを実現しています。4WDでも燃費はWLTCモードで21.6km/L(ターボは20.9km/L)を確保、お財布に優しいのもうれしいポイントです。

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【中古】ダイハツ ムーヴコンテ(初代 2008〜2017年)

ムーヴコンテはメッキがギラギラで迫力があり過ぎるフロントフェイスや、丸っこいカタチが苦手……という人におすすめのボックス型トールワゴン。前期型のトランスミッションはエントリーグレードが4ATで、それ以外がCVTに。2011年6月のマイナーチェンジで全グレードCVTになりました。そして2012年4月からは新エンジン+CVTで燃費が向上。買うならこの年式以降がおすすめです。

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おすすめの軽4WD【ハッチバック】

【新車】ホンダ N-ONE

2代目N-ONEはネオクラシカルなスタイリングなど、雰囲気は初代を踏襲しながら、プラットフォームをはじめ、Honda SENSINGや各種装備を一新。グレードはベーシックな『オリジナル』、上質な雰囲気の『プレミアム』、15インチアルミホイールを履いた『プレミアムツアラー』、6MTも設定してスポーツ性を高めた『RS』の4種類。ただ、RSにはFFのみなので、4WDにこだわる人はRS以外のグレードを選んでください。

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【中古】スズキ アルトワークス(4代目 2015〜2021年)

先に発売されたアルトターボRSをベースに、レカロシートやKYB製ダンパー、ブリヂストンのポテンザなど、走りのアイテムを満載したスポーツハッチバック。4WD 車は5速MTのほか2ペダルのAGS(オートギアシフト)も設定されています。

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おすすめの軽4WD【軽バン】

【新車】スズキ スペーシアベース

スペーシアの派生モデルですが、スペーシアが乗用5ナンバーなのに対し、スペーシアベースは4ナンバーの商用バン登録になります。フロントシートは乗用と同じなので座り心地が良く、積載性に優れた荷室を遊びのスペースに活用できます。アウトドアや雪山などに遊びに行くことを考えている人にとって、4WDは強い味方となるはず!

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【中古】ダイハツ ハイゼット キャディー(初代 2016〜2021年)

ハイゼット キャディーのベースとなっているのはスーパーハイトワゴンのウェイク。前席の前にエンジンを置くFFレイアウトにより、低くフラットなフロアを実現。前席下にエンジンのあるキャブオーバーの1ボックス車に比べて遮音性や静粛性が大幅に向上しています。エンジンはNAとターボがあり、すべてのグレードで4WDが用意されています。

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おすすめの軽4WD【軽トラ】

【新車】ダイハツ ハイゼットトラック

ハイゼット トラックはFR用のCVTを軽商用車で初採用。従来のトルコン式4速ATに比べて燃費と走り、静粛性が向上。4WDはクラス初の電子制御式で、スイッチ操作で2WD、4WDオート、4WD ロックの3モードを選択できます。

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【中古】ホンダ アクティトラック(4代目 2009〜2021年)

軽トラでは唯一のMR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)レイアウトを採用していたアクティトラック。空荷のときも安定感のある走りを味わえるようにしています。2シーターオープンスポーツのビート譲りのOHCエンジンはホンダらしく高回転まで気持ちよく吹き上がります。4WDは通常時には後輪駆動で走り、滑りやすい路面になると児童で4WDに切り替わるリアルタイム4WDを搭載しています。

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文句なしにおすすめ「スズキ ジムニー」

伝統のラダーフレーム構造を堅持する軽唯一の本格オフローダーがジムニー。パートタイム式4WDも初代から継承し続けているメカニズムで、機械式副変速機を組み合わせて2H(2WD)、4H(4WD高速)、通常の2倍の駆動力を発揮し悪路での脱出などに威力を発揮する4L(4WD低速)を路面状況によってトランスファーレバーで切り替えます。

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【まとめ】使用用途によって4WDの種類を選ぼう

雪道や滑りやすい路面での走行安定性を高める「生活4駆」から、ジムニーのように悪路での走破性を高める4×4まで、クルマのキャラクターに合わせた4駆システムを組み合わせることで行動範囲を広げてくれる4WDの軽自動車。2WDに比べて価格と車重がアップするのがネックですが、雪国で生活する人やウィンタースポーツを楽しむ人にとっては雪道での安心感が格段に高まり、コストや車重を補って余りあるメリットが得られます。

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※この記事は、2023年1月時点での情報で執筆しています

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