シルフィ(ニッサン)の赤のクルマ

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ニッサン シルフィ について

車種の特徴

日産自動車の「シルフィ(SYLPHY)」は、2012年に発売されてから2021年に生産終了となるまで、優雅さと力強いスムーズで快適な走りが愛されてきたグローバルミドルセダンです。1959年に販売された日産の「ダットサンブルーバード(DATSUN BLUEBIRD)」から始まり、長い歴史と伝統をもつ「ブルーバード(BLUEBIRD)」のDNAを受け継いできました。
シルフィの初代モデルG10系「ブルバードシルフィ(BLUEBIRD SYLPHY)」は2000年に登場しました。上品かつ重厚感のある落ち着いた雰囲気の内装デザインと、仕立ての良さを感じる広々とした室内空間を売りにし、主に40代がターゲットでした。2代目まで「ブルーバードシルフィ」という車名でしたが、2012年にG10系の後続としてG11系へフルモデルチェンジをした3代目は「シルフィ」と命名され、独立したモデルとなりました。独立した際に今までの5ナンバーを捨て、3ナンバーサイズに変更しています。日本で初めて超低排出ガス認定を取得。2012年に北京のモーターショーにてワールドプレミア公開された後、日本市場に投入されました。起源を振り返ると60年以上も続くロングセラーを記録していることが分かります。
走行性能の魅力は、「MRA8DE」という1.8Lエンジンと副変速機付エクストロニックCVTを搭載することにより、ゆとりのある走りと燃費の良さが両立できることです。ワイドな変速比幅とロングストローク化によって燃焼効率や吸排気効率の向上、フリクションの低減などを徹底することができます。力強さが魅力でもある「シルフィ」ですが、車内は静かで快適に過ごせます。その理由は、ボディの最適な位置に施された遮音材や吸音材、振動を抑制する高剛性ボディのおかげです。発進加速音やアイドリング音、荒れた路面での振動、風切り音などあらゆるシーンで静かで快適な走りを実感できるでしょう。ボディの外面は空気抵抗の少ない形状で、タイヤディフレクターを搭載し、フロントスポイラーを大型化させることで、車が受ける空気の流れを常に最適化しています。高速で走行しても安心できるストレスのない走りが可能です。車の全長は4,615mmですが、安全性を高めたスペース効率による後席の広さや居住性の良さは折り紙つきで、快適性は価格以上でしょう。また「ニッサンインテリジェントモビリティ」の安全装備や技術が評価され、ファミリーカーとしても関心を集めています。生産は終了となっていますが、日本で販売されていた最新モデルのグレードは5つ展開されています。ベーシックの「S」、中間グレードで盗難防止装置(エンジンモビライザー)を搭載した「X」、16インチのアルミホイールやプロジェクターランプ、ウッドパネル、キセノンヘッドランプが標準装備された「G」、上級グレードのGをベースとした特別仕様車「Gルグラン」、Xをベースにスポーティーな雰囲気を強めた特別仕様車「Sツーリング」といったラインナップです。ボディカラーは、ディープアイリスグレー、ブリリアントシルバー、ラディアントレッド、スーパーブラック、ブリリアントホワイトパールの特別塗装色を含む5種類となっています。※記載の文章は、2022年9月時点の情報です。

車名の由来

車名「シルフィ」の由来は、火・水・土・風からなる四大精霊の風を司る精霊Sylph(シルフ)の造語です。まさに風と空気を司る精霊のように、高貴で力強くスムーズな走りのできるグローバルセダンにはぴったりな車名ですね。

最新モデル

シルフィの最新モデルは、日本の導入は未定ですが中国で発表された「シルフィe-POWER」です。シルフィのガソリンモデルをベースに開発された日産の電動車です。フロントは最新日産自動車種共通のVモーショングリルが目を引きます。全長は4.641mm、全幅は1.815mmに達し、シルフィよりも低くワイドなボディとなっています。5つのドライブモードが設定可能で、最大トルクは300Nmを発揮することができるため、路面状況に応じて快適な運転を行えます。またフロントとリアに装着される日産のロゴも変更になりました。電動SUV「アリア」から採用された新デザインが使われています。