ムラーノ(ニッサン)の青のクルマ

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ニッサン ムラーノ について

車種の特徴

「ムラーノ」は、2002年12月に日産の「テラノ」の後継モデルとしてデビューしました。発売時のターゲットは北米市場に絞っていたものの、美しいデザインが目を引くムラーノは、世界中から「うちの国でも」という声がかかったのです。当時日本では発売されていませんでしたが、世界からの声があったため、日本でも導入することを決定。しかし、なぜか日本では世界ほどのヒットは叶いませんでした。初代ムラーノが発売されている時期に売れ行きが好調だった車は、コンパクトカーや大人数が乗車できるファミリーカーを含むミニバンです。現在のSUV同等のサイズ感のムラーノは、日本では大きすぎることがヒットしなかった要因のひとつ。ファミリーカーの大体の横幅は約1,750~1,800mmくらいですが、ムラーノの車体はなんと全長4,770mm×全幅1,880mm×全高1,685mm。大きめのミニバンと同じくらいある全幅は、コンパクトカーに乗る人には受けなかったようです。グレードは「250XL」「350XV」「350XV FOUR」の3種類。すさまじい北米人気とは裏腹に、日本国内ではある程度は売れたようです。北米では3.5L V6エンジンを搭載したムラーノが発売されていましたが、日本ではラインアップを増やして、2.5L 直4エンジンも用意されました。
2008年にはフルモデルチェンジを経て2代目ムラーノへ生まれ変わります。全長4,845mm×全幅1,885mm×全高1,700mmと、初代よりも車体が大きくなりました。ラインアップは「350XV FOUR」「250 XV FOUR」「250XV」の3種類です。どのモデルも、油圧制御方式を導入しているため、繊細な運転を叶えます。北米で人気が出るのも納得のモダンな装い。その凛々しい出で立ちは、エレガントかつクールに見えます。そして、スイートを連想させるインテリアは、乗る人を満足させるのです。当時としては先進的な、スマートキーやバックビューモニターが標準装備されています。ちなみに日本国内ではこの2代目を最後に、2015年でムラーノの発売を終了。現在の「エクストレイル」に統合されています。中古車でムラーノをゲットするのであれば、大半が2代目モデルとなるでしょう。
※記載の文章は2023年3月時点の情報です。

車名の由来

ムラーノの名前の由来は、ボディーデザインの美しさからです。イタリアにあるムラーノ島には、世界で愛好家がいるベネチアングラスという美術工芸品があります。ベネチアングラスの気品のある美しさは、ムラーノの人々を魅了するエレガントなデザインと同じなのです。

魅力とは

ムラーノの魅力はなんといっても華麗なデザインでしょう。ムラーノはSUVとしてデビューしています。しかし、SUVの概念に囚われないムラーノのデザインは、当時の北米市場に大きな影響をもたらしました。そのエクステリアは、SUVのデザインのはしりといえるでしょう。そして、インテリアは白をメインカラーにした落ち着いた印象に。高級感を漂わせる色味や質感は、まさにスイートを体現しているといっても過言ではありません。
また、ムラーノはドライビングパフォーマンスにも優れています。日本国内で手に入れられる、ムラーノのエンジンの種類は2つ。3.5L V6エンジンは、最高出力191kW・最大トルク336Nmです。力強くありながら滑らかな運転を実現しています。そして、2.5L 直4エンジンは、最高出力125kW・最大トルク245Nmです。日常生活で使うには申し分ない、実用的な走行性能となっています。
安全に走行できるようなシステムも搭載。運転時の視覚的な補助となる、サイドビューモニターや、車体のバランスを保ってくれるシステムを標準装備しています。
現在日本では新車の発売はなく、手に入れるのであれば中古車に限定されるムラーノ。しかし、人気の高い海外では3代目モデルが発売されています。その数は100ヵ国以上。昨今、SUVの人気が高まっているので、発売当初のようにまた日本へ導入される日が来るかもしれません。