ジュリア(アルファロメオ)の新車

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アルファロメオ ジュリア について

車種の特徴

アルファロメオから初代ジュリアが、1962年に登場しました。登場当初は、「ジュリア ベルリーナ」と呼ばれる4 ドアセダンのみのラインア ップ。ディスクブレーキ、アルミ製DOHCエンジンや5MTなどを装備し、スポーティーな小型車として高く評価されます。
1963年、初代ジュリアといわれる2ドアクーペの「ジュリア ベルリネッタ」が登場します。カーデザイナーの巨匠ジウジアーロが外観デザインを担当しています。
1965年には、「ジュリア ベルリーナ」の高性能版「ジュリア スーパー」が登場します。他グレードと比べて、インテリアの上質感が特徴的です。エンジンは出力200馬力・2.0Lのターボエンジンを採用。エンジンパワーは控えめながら、インテリアでウッドやプレミアムレザーを用い、同じ素材のシートを採用するなど、質感が非常に高いものを装備しています。
また、外観ではプレーンなデザインのフロンバンパーを採用するなど、落ち着いた印象が特徴です。
1972年、「ジュリア ベルリネッタ」のエンジンをさらに拡大した132馬力を発揮する2.0Lエンジンを搭載した「ジュリア 2000GTV」が登場。軽量かつ空気抵抗に優れたボディとあわせることで時速200kmにちかい最高速度を可能にしました。
2015年には、4ドアセダンのみの設定で2代目ジュリアが登場しました。ヨーロッパの自動車メーカーであるマセラティと共に開発した新設計の「ジョルジオ」をプラットフォームに採用しています。
そして、2017年に日本での発売が開始されます。
日本では「ジュリア ベースグレード」、「ジュリア スーパー」、「ジュリア ヴェローチェ」、「ジュリア クアドリフォリオ」の4つがラインアップされました。
「ジュリア ヴェローチェ」は、イタリア語で“速い・迅速な“という意味を持つヴェローチェの名の通り、一段階上の速さと全輪駆動システムを備えたスポーティーグレードとして位置づけられています。ホールド性に優れた専用のレザースポーツシートやアルミパネルを多用したクールなインテリアを装備。
「ジュリア クアドリフォリオ」は、ジュリアのトップグレードです。エンジンに510馬力を発揮する2.9LのV6ツインターボエンジンを搭載。このエンジンパワーを制御するためエアロダイナミクスをはじめサスペンション、駆動系に電子制御システムが採用されています。イタリア語で“四つ葉のクローバー“の意味を持つクアドリフォリオは、幸運をもたらす紋章としてサイドにクローバーバッヂが施されています。刺激的な走りを持ちあわせた実用的な4ドアセダンスタイルが魅力です。
2018年、ジュリア クアドリフォリオを基にした特別仕様車「ジュリア クアドリフォリオ カルボニオ」を発売します。
2020年には一部の改良を行うことで安全装備を充実させ衝突被害軽減ブレーキが全車に標準装備されました。
※記載の文章は、2022年12月時点の情報です。

車名の由来

アルファロメオ“ジュリア”の車名は、有名なシェイクスピアの作品「ロミオとジュリエット」が語源となっています。
アルファロメオの“ロメオ“と“ジュリエット“に掛けたものとも言われており、1950年代にアルファロメオが量産車メーカーへの発展に繋がるヒットをおさめた『ジュリエッタ』の後継モデル車となります。
先代『ジュリエッタ』の名称は、ジュリアに妹を意味する接尾語を付け加えたもので、“小さなジュリア”の意味があります。
つまり、ジュリアは“大きなジュリエッタ”の意味ともなり、“ジュリエッタのお姉さん”としてさらに発展し成熟したモデルを意味したものになります。
姉のジュリアより妹のジュリエッタの方が先に登場したということです。

最新モデル情報

アルファロメオ ジュリアの現在のラインア ップは、「ジュリア ヴェローチェ」、「ジュリア クアドリフォリオ」の2グレードの展開となっています。
さらに現行ジュリアの駆動装置は、ガソリンモデルのみとなっています。
入門モデルとして展開されたグレードや、2.2Lディーゼルターボ搭載の「ジュリア スーパー」はすでに販売が終了されています。