ハイエースバン(トヨタ)のクルマ
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トヨタ ハイエースバン について
車種の特徴
ハイエースバンは、トヨタが販売している乗用車および商用車です。ハイエースバンについて理解を深めるためにも、まずは、ハイエースバンのもととなるハイエースの特徴を見ていきたいと思います。ハイエースは、スタイリッシュなボディと広い車内空間を持ち合わせた、合理主義でつくられたワンボックス車です。広い車内が特徴のため、日常生活での利用はもちろんのこと、キャンプ道具やオートバイを載せたり、資材を積んだりとユーザー次第で幅広い使い道があります。ハイエースにはスタイルやエンジン、駆動方式によって数種類のタイプがあり、今回ご紹介するのがそのうちのひとつ、ハイエースバンです。初代ハイエースH10系は、1967年に誕生しました。その後、国内の排出ガス規制への適合やユーザー層の拡大など、時代にあわせてマイナーチェンジやフルモデルチェンジをくり返します。3代目までは、昭和のめざましい経済成長を背景にタフな商用車として活躍し、4代目以降は趣味を楽しむためのマイカーとして市場に親しまれてきたのです。国内向けの現行型は、2004年にフルモデルチェンジを行ったH200系と呼ばれる5代目となります。ハイエースバンは乗車定員2~9名と幅広く、基本的には荷物を積む機会が多い方に適した車です。5代目に搭載されたエンジンの種類は、当初ガソリンエンジン(2リッター/2.7リッター)に加えて、ディーゼルエンジン(3リッター)という設定でしたが、排出ガス対策のためにディーゼルエンジンは2.5リッターに設定し直されたといわれています。現行モデルのディーゼルエンジンは排出ガス対策を踏まえて、環境にやさしく、かつハイパワーの3リッターに進化。ロングセラーな車種だけに、適宜マイナーチェンジが行われていることがわかります。グレードとしては、「スーパーGL」「DX“GLパッケージ”」「DX」の3種類です。車両価格としては、2,363,500~3,685,100円(税込)ほどで、特装車として冷凍・保冷用のバンやリフトつきのバンも展開しています。2019年2月には、現行モデルである6代目 H300系が披露されました。6代目は主に海外向けに開発された車で、台湾とオセアニアではグランビア、タイではマジェスティという車名で販売中です。新興国を中心に販売されている6代目ではありますが、市場環境が異なることから、日本市場では引きつづき5代目モデルが継続して販売されています。なお、ロングセラー車種のため、同じ5代目であったとしても販売された時期によりマイナーチェンジの箇所が異なっているのが特徴です。H200系のなかでも1~4型と分類されている場合や、2017年11月の一部改良以降を5型と呼ぶ場合もあるため、購入の際には何型であるかもあわせて確認すると安心です。
※記載の文章は、2021年11月時点の情報です。
車名の由来
ハイエースバンの「ハイエース」は、トヨエースを語源としています。さらに、英語で「高級な」の意味を持つ「High」と、「より優れた」という意味を持つ「Ace」を組み合わせた合成語となります。そこに、箱型ボディのトラックを意味する「バン」をつなげて、ハイエースバンと名づけたとされています。
モデル概要、その魅力は?
ハイエースバンは、1967年の発売以降、積載性の高さや耐久性、エンジンの力強さなどが評価され、長年多くの人から親しまれている車です。性能の高さから、レジャーから仕事まで多様に使えるという特徴を持っています。シャープな直線とやわらかな曲線が美しいボディラインが特徴的で、デザイン性と実用性を兼ね備えています。インテリアデザインもスタイリッシュで、操作系を運転席周りに配置することで、使いやすさも追及している車です。また、搭載されている1GD-FTVディーゼルエンジンは排気量を抑えながらも、最大トルク300N・m、最高出力111kWと力強い動力性能を実現。さらに、フリクションの低減によって燃費を向上させ、排出ガスもクリーン化も果たしています。