スカイラインセダン(ニッサン)の銀のクルマ

0
並び替え

ご指定の条件に一致するクルマはありません。条件を変更して再度お探しください。

条件を絞り込んで探す

ニッサン スカイラインセダン について

車種の特徴

スカイラインセダンは日産車の中でも長い歴史を持つスポーツセダンです。近年では悪条件下の道路環境でもスムーズな走行が可能なSUVタイプの車に注目が集まっています。しかしスカイラインセダンは初代から現在まで変わることなく、「正統派のセダン」を基本ポリシーとして作られてきました。
1957年4月、のちに日産自動車と合併する「富士精密工業」から初代スカイラインは販売されました。当時、クラス最高出力60馬力の直列4気筒エンジンを搭載し、125km/hの最高速度を誇るとともに、スポーツカーなどに採用されていた「ド・ディオン・アクスル」を標準装備する最先端の車でした。スポーツカーとセダンでは住む世界が異なると思われていた時代に、スカイラインはスポーツカー特有の「運転する歓び」を体験できるセダンとして、憧れの存在だったのです。
1966年には、富士精密工業から社名を変更していたプリンス自動車工業を、日産が合併吸収します。そして2年後の1968年に日産から3代目のスカイラインが登場。広告として展開された「愛のスカイライン」キャンペーンで、男女がスカイラインを乗りこなす情景を映し出したテレビコマーシャルも注目を集めました。
1985年に登場した7代目スカイラインでは、新世代のRB20系ユニットがそれまでのL20型エンジンに代わって採用され、世界初の4輪操舵システムである「HICAS(ハイキャス)」を搭載。その後もスカイラインセダンは、常にその時代の日産の最新技術を取り入れ、進化し続けてきました。
また、歴代ごとにニックネームがつけられていることもスカイラインセダンの特徴といえます。2代目スカイラインは見た目とパワーのギャップから「羊の革を着た狼」と呼ばれました。3代目はボクシーなボディから「ハコスカ(箱型のスカイライン)」、4代目は「ケンとメリーのスカイライン」のキャッチフレーズを軸に広告展開を図ったことからから「ケンメリ」の愛称で親しまれます。6代目の後期モデルは、フロントグリスレスという特徴的なフロントフェイスから「鉄仮面」と称されました。どれもそれぞれの時代や特徴を感じさせるユニークな愛称で、ファンから愛されていたことがうかがえます。
※記載の文章は2023年3月時点の情報です。

車名の由来

スカイラインの車名は、「山並みと青空を区切る稜線」が由来です。当時の富士精密工業の会長だった石橋正二郎氏が、「空」にちなんだ言葉を指向し、命名案の中から「スカイライン」が選ばれたとされています。
しかし1973年に発行されたスカイラインの総合カタログでは、2代目途中から7代目までの開発責任者を務めた桜井真一郎氏による命名とされていました。桜井氏がスキーに出かけた際、北アルプスの白い山並みと青空に感動し、それをイメージして名付けたとなっているのです。これは当時「愛のスカイライン」キャンペーンを展開する中で、桜井氏にフォーカスを当てることで血の通った車としてアピールする狙いがあったからとされています。しかし2020年に日産から発表されたリリースでは先述の通り、「経営陣による命名」となっています。

最新モデル情報

13代目となる現行モデルは2013年に発表され、2019年にマイナーチェンジを果たしました。ハイブリッド車とV6ツインターボ車それぞれに、標準モデルのGTとGTタイプP、そして最上級グレードであるGTタイプSPの3グレードを展開。さらにV6ツインターボ車には、運転の楽しさと高い走行性能を追求した特別仕様車の「400R」が用意されています。
ボディサイズは全長4810mm×全幅1820mm×全高1440mmと、先代モデルより幅を50mm広く、高さを10mm低くして走りのプロポーションを実現しつつも、広々とした室内空間となっています。またトランクの利便性にもこだわり、ハイブリッド車が385 L、V6ターボ車が510Lとガソリン車に匹敵する大容量です。
ハイブリッド車に搭載された安全装備であるプロパイロット2.0は、近未来の自動運転化社会の入り口ともいえる技術。従来のプロパイロットとは異なり、高速道路で車線変更ができるようになったうえ、一定の条件下ではハンドルから手を離すことが可能になりました。
ボディカラーは、新色の「ミッドナイトパープル」を加えた7色展開です。