ミニキャブバン(ミツビシ)のクルマ
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ミツビシ ミニキャブバン について
車種の特徴
ミニキャブバンの歴史は長く、1968年2月に三菱から発売されたことが始まりです。当時は大型から小型トラック、軽商用車までキャブオーバー型へ転換傾向にあり、三菱が開発したのがこのミニキャブバンです。そして1980年代、軽商用車に対して広い居住空間や高性能な走りなど、さまざまな需要が求められるようになりました。これに合わせて1984年6月、フルモデルチェンジを行い、レジャー用途にも快適に使える4代目ミニキャブバンが開発されたのです。広いガラス面積や、角型2灯ヘッドライト、接着フロントウィンドウなどを取り入れ、スタイリッシュなデザインになっています。また、「ミニキャブバン エステート」では軽自動車として当時初となる、電動スライド式ガラスサンルーフを導入しました。そしてフルフラットシートを採用し、車内をより広く見せています。
1989年2月に軽自動車の規格が変わり、新規格の基準に合わせて、セミキャブフォルムの6代目ミニキャブバンが発売されました。クラッシャブルゾーンを増大し、自動車アセスメントに対応した衝突安全強化ボディで高い安全性を実現しています。燃費性能や環境性能に配慮した、ミツビシ・バーチカル・ボルテックスと呼ばれる三菱自動車が開発した3気筒のエンジンを搭載しました。燃焼制御技術などを応用して希薄燃焼を安定させることで燃費面を改善し、CO2の排出量を軽減しつつ、低速から高速までスムーズな動力性能を実現しました。また、リヤ左右にスライドドア、大きく開くテールゲートを取り入れ、使いやすさにもこだわったモデルです。
そして、2022年4月に発売されたモデルは荷室長が2名乗車時で1,910mm、別グレードのブラボーとGは1,820mm、荷室幅は1,385mmと広々とした空間が魅力です。荷室高も1,240mmと広いテールゲートは、大きな荷物の乗せ降ろしも快適にできます。このように荷室はもちろん、キャビンまわりや室内空間も広々と快適に過ごせる装備や収納が満載です。また、低いステップと乗降グリップで、乗り降りの多い街中でもスムーズに作業することは商用車としての魅力でしょう。ブラボー、Gのグレードには運転支援機能を搭載しており、事故の危険をドライバーに知らせ、被害を軽減または回避できるようにサポートしてくれます。そして6代目ミニキャブバン同様、優れた燃費性能と環境性能に配慮したエコカー減税・免税対象車であり、WLTCモードで燃料消費率16.4km/Lと低燃費なエンジンを搭載。低燃費で広々とした車内空間を提供するミニキャブバンは、軽商用車として大活躍するだけでなく、レジャー用途などでも持ち前の走行性能と過ごしやすい室内空間を存分に発揮してくれます。
※記載の文章は、2022年11月時点の情報です。
車名の由来
ミニキャブバンは小さな車体で広い荷台をもったキャブオーバーという意味を持つ造語から命名されました。
最新モデル情報
2022年4月に一部改良を実施し販売開始された新型ミニキャブバンは吸排側にも可変バルブタイミング機構を取り入れました。4段AT搭載車にはアイドリングストップ機構を採用し、燃費性能を10%向上させ、燃料消費率は16.4km/Lになりました。無駄なガソリン消費を抑え、スムーズな走りだしで環境性能と走行性能を考慮しています。さらにターボエンジンを搭載したグレード「ブラボーターボ」は廃止し、自然吸気エンジンを搭載したグレード「ブラボー」を新たに設定しました。キャビンなどの室内空間の、使いやすさは変わらず、サンバイザーの上に設けられたオーバーヘッドシェルフやインパネポケットなど収納が充実しており、快適なドライビングを実現します。荷室はフラットで広々としており、開口部1,340mm×1,165mm(幅×高さ)も十分な大きさなので、荷物を楽に乗せ降ろしすることが可能です。
さらに、新グレードの「ブラボー」ではフルフラットシートを取り入れ、アウトドアや休憩時にも広々とした車内空間を提供してくれます。ボディカラーはホワイト、シルキーシルバーメタリックに加え、ブラボーはブルーイッシュブラックパール、クールカーキパールメタリックの4カラーを展開しています。ブラボーのみの2カラーはスタイリッシュな印象で、キャンプやイベントなどのシーンにもマッチします。