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メルセデス・ベンツ Cクラスステーションワゴン について
車種の特徴
「メルセデス・ベンツ C-Class Stationwagon(シークラス ステーションワゴン)」は、メルセデス・ベンツの中では中堅クラスに位置し、日本国内で人気のあるモデルです。Dセグメントモデルとして1982年に発売された「190クラス(W201)」をもとに、1993年のフルモデルチェンジを経て初代「Cクラス(W202)」が誕生。2000年には2代目、2007年に3代目、2014年には4代目が日本で発売を開始し、2018年には大規模なマイナーチェンジが行われました。現行のCクラスは、Sクラスと同等のドライバーサポート機能「インテリジェントドライブ」搭載に加えて、パワートレーンの効率化も図られています。A・ B・ C・ E・ G・ Sなどといった各グレードの中では比較的コンパクトで、高級感とちょうど良いボディサイズ、取り回しの良さなどが日本国内で人気を博している理由です。Cクラスは他にも、基本モデルであるセダンをはじめ、クーペやカブリオレ、ロードスターなど7種類の多彩なモデルがラインナップされています。さらに2021年6月には、全ラインナップに電動化技術を採用した5代目Cクラスが発表されました。およそ7年ぶりとなる全面改良を受け、デザインや走行性能は新型Sクラス譲りの高品質な要素を取り入れつつ、各所にCクラスらしいスポーティさを露出したモデルとなっています。ボディカラーについては、無償カラーのポーラーホワイトや有償カラーのオブシディアンブラック、グラファイトグレー、モハーベシルバーなど全10色から選択可能です。インテリアカラーは、標準仕様やAMGライン仕様のブラックのほか、レザーエクスクルーシブパッケージ仕様のブラック、シエナブラウン、マキアートベージュなどさまざまなバリエーションが展開されています。
※記事の文章は、2021年11月時点の情報です。
車名の由来
「メルセデス」や「ベンツ」などの愛称で親しまれる「メルセデス・ベンツ」。「ベンツ」は、創業者であり世界初の自動車を開発した人物、カール・ベンツの名前から取られた名称です。彼の起こした企業であるベンツ社は1896年に世界で初めてトラックの開発に成功したあと、1926年にダイムラー社との合併を経て現在の形になりました。そして、「メルセデス」は、ダイムラー社のディーラーを営んでいたエミール・イェリネックの愛娘・メルセデスにちなんで名付けられています。「メルセデス・ベンツ」は、ダイムラー社とベンツ社の合併後、販売する商品名を「メルセデス・ベンツ」と名付けたのが由来です。また、「C-Class Stationwagon」のCはグレードを指し、「Conpact(コンパクト)」という意味もあります。「メルセデス・ベンツ」の中では比較的コンパクトな型のステーションワゴンであるということから、「メルセデス・ベンツ C-Class Stationwagon」という名前が付けられています。
モデル概要、その魅力は?
2021年6月に発表された新型Cクラスは、全ラインナップにおいてエンジンが電動化されているのが特徴です。C 200には1.5L直列4気筒ターボエンジンの新型「M254」が、C 220 dには直列4気筒の2.0Lクリーンディーゼルターボの「OM654M」が搭載されたことで、従来型に比べてエンジン・モーターともに強力になっています。また、短いフロントオーバーハングやロングホイールベース、リアオーバーハングなどが織りなす、伸びやかで美しいエクステリアも魅力です。キャビンやウインドスクリーンを後方に配置することで、より躍動感のあるスポーティなイメージを強調しています。また、Sクラス譲りの先進的なインテリアも特徴の一つです。ゆとりのある車内は、上質な素材やモダンな造形のレイアウトで気品ある快適空間を演出しています。上下2つに分かれたダッシュボードや11.9インチの大型ディスプレイなどが、洗練されたラグジュアリーさも醸し出しています。