エルフ(いすゞ)の茶のクルマ

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いすゞ エルフ について

車種の特徴

1959年に販売された小・中型トラック「エルフ」は、いすゞの主力商品です。キャブ(運転席)が、エンジンの上にあるフルキャブオーバートラックの代表モデル。色々な業種、用途に対応するべく、荷台のバリエーションによって冷凍車、救急車、クレーン車、ダンプなどさまざまな車種が存在します。安全性と経済性で「日本一仕事を支えるトラック」といえるでしょう。
エルフのラインナップは、シーンに合わせ使いやすさを追求した、幅が異なる3つのタイプ「標準キャブ」「ハイキャブ」「ワイドキャブ」があります。また、主要コンポーネントを一新し、フルリニューアルした新開発の最新エンジンを搭載したことでトップクラスの低燃費・燃料コスト低減を実現。アイドル車外騒音は、日常会話レベルの優れた静粛性を持ち、早朝や夜間でも騒音を気にすることなく安心して運行できます。
エルフは安全性も高く評価されており、国内トラックで初の「ステレオカメラ」を搭載。「ステレオカメラ」は、人間の目のように左右1つずつレンズを設置し、前方を立体的に捉えられる仕組みになっています。この仕組みのおかげで市街地を走行することの多いエルフは、被害軽減に貢献しています。視界の良し悪しを問わず、車両、歩行者、自転車を検知して、素早く危険を察知、回避できるからです。ほかにも「車間距離警報」、「誤発進抑制機能」、「電子式車両姿勢制御システム」、「先行車発進お知らせ機能」や「車線逸脱警報」などの先進安全装置を搭載し、ドライバーの快適な運転をサポートしています。
2018年10月に発売されたモデルは、インターネットに接続されたトラック「コネクテッドトラック」として全車に通信端末が標準搭載。これにより、エンジンやトランスミッションをはじめとする、車両の走行機能に関する遠隔データをリアルタイムでモニタリングでき、車両の不調を未然に防ぎ、万が一の不調・故障時もデータをもとに、すぐ直すことが可能です。また、車両心臓部の状態を、インターネットを介して車に乗る人自身で把握できます。コネクテッドトラックをはじめ、「未然に防ぐ・すぐ直す」というコンセプトを掲げる高度純正整備「PREISM」は、つまり点検や修理などの車両整備時間の短縮、整備効率・精度の向上に貢献しています。
※記載の文章は2022年7月時点の情報です。

車名の由来

エルフの名前の由来は、自然をつかさどる小さな神である北欧の妖精の総称です。「北欧神話」とは、キリスト教以前の時代より伝承されている神話で、この中に「妖精エルフ」が登場します。
その名を名称の一部に含む小・中型トラックのいすゞ「エルフトラック」のキャッチコピーは、「お仕事繁栄のマスコット」。1959年にデビューしました。日本と一部の国を除いた地域では「Nシリーズ」の名前でも販売されています。

最新モデル情報

2021年3月3日より国内小型トラック初のドライバーの安全運転を支援するシステムである「交差点警報」を搭載した改良新型エルフの販売を開始しました。広角の近距離ミリ波レーダーをキャブの前面2か所に設置しています。横断歩行者や自転車、自動車やバイクを検知。衝突の危険を察知すると自動車の窓柱に内蔵された警告灯、警報音によりドライバーへ注意を促します。
さらに、夜間の横断歩行者との接触事故抑制のため、ヘッドランプ、フォグランプをLED化。夜間や悪天候時に目立ちやすくするとともに、省電力にも配慮しました。このほか、車両本体が排出ガス対策装置の異常(突発的故障)を検知、監視して、異常が発生した際に警報表示をして運転者に知らせます。また、その故障内容を記憶保持する装置である高度な「車載式故障診断システム(OBDシステム)」や、バックミラー、自動車の後部に追突した際、自動車の車体前部が自動車の下へ潜り込むことを防止する装置である「後部突入防止装置」など各種規制の強化への対応も実施しています。