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アウディ Q3スポーツバック について
車種の特徴
アウディを代表するコンパクトSUV「Q3スポーツバック」は、2020年8月にデビューしました。もともと、Q3スポーツバックは、2012年5月から日本で販売されていた「Q3」のフルモデルチェンジにあわせて新しく登場した自動車です。
Q3スポーツバックは、ボディサイズが全長4,500mm×全高1,565mm×全幅1,840mmあり、従来のQ3 よりも全長が10mm長く(Sラインは+25mm)、全高は45mm短くなっています。エクステリアデザインでは、SUVとしての力強さを持ちながら、クーペを意識した美しいフォルムが特徴的です。
車内インテリアでは、SUVながら広々とした空間を維持し、トランク容量も530Lと充実。シートは高品質なアーギュメントクロスを採用し、快適性と機能性が共存した空間となっています。また、シングルフレームグリルとダッシュボードにオクタゴンのデザインを取り入れることで、より中と外のデザインに一貫性を持たせています。
車内のナビゲーションシステムには、アウディオリジナルのインフォテイメントシステムであるMMI(マルチメディアインターフェイス)を採用。メーターパネルには、高解像度の10.1インチの液晶ディスプレイが地図、メーター、インフォメーションを表示してくれます。操作もステアリングホイールで簡単に可能です。
エンジンは、「2.0L TDI(ディーゼル)エンジン」と「1.5L TFSI(ガソリン)エンジン」の2種類を用意。1.5L TFSIエンジンには、シリンダーオンデマンド効率システム(cod)を採用し、CO2排出出量や燃費の削減に成功しました。2.0L TDIエンジンは、アウディオリジナルの四輪駆動システム「quattro」を組み合わせることで、力強い加速や、コーナーでのスムーズで安定した走行が可能です。Q3スポーツバックのラインナップは、2.0L TDIエンジンを搭載した「35TDIクワトロ Sライン」、1.5L TFSIエンジンを搭載した「35TFSI Sライン」、「35TFSI」となっています。いずれも7速Sトロニックのトランスミッションと組み合わせることで、瞬時に変速の切り替えが可能となり、路面上では、最高のパフォーマンスを見せてくれることでしょう。
安全運転をサポートする機能も充実しています。高速道路でレーンのはみ出しを抑制し、車線キープをする「アクティブレーンアシスト」や設定速度で前走車との車間距離をキープする「アクティブクルーズコントロール」など、オプションで追加可能です。
※記載の文章は、2023年2月時点の情報です。
車名の由来
アウディの車名は、従来アルファベットと数字をセットにして付けられます。アルファベットは、車種の特徴をあらわし、数字は、車体やエンジンサイズの大きさをあらわしているのです。
Q3スポーツバックでみると、「Q」という文字は、アウディオリジナルの4輪駆動システムである「quattro」を搭載したSUVシリーズを指します。アウディの4WD(4輪駆動)クアトロシステムは、世界に誇る高い技術であり、Q3スポーツバックに名前が付けられていることからも、どんな路面状況でも抜群の安定性のある走りが実現するでしょう。
最新モデル情報
Q3スポーツバックは2020年8月に販売が開始されて以降、未だマイナーチェンジ、フルモデルチェンジは行われていません。
2012年5月にコンパクトSUVとして先にデビューしていた「Q3」との違いはどこにあるのでしょうか。外観は同じコンパクトSUVモデルでも、Q3スポーツバックはクーペ型という違いがあります。ボディサイズはほぼ変わらず、トランク容量も530Lと同一ですが、Q3は最大1,525L、Q3スポーツバックは1,400Lまで拡大が可能です。
外観や、価格帯にもそれほど差はないように思われますが、アウディでは、両モデルのターゲットを明確に区別しています。Q3スポーツバックは、子どものいない夫婦あるいは独身の方が、街中での買い物や仕事に普段使いするイメージです。Q3は、夫婦あるいは小さい子どもがいるファミリーや若い世代のカップルが、週末に郊外に出かけていくことを想定しています。
スタイル重視と思われがちなQ3スポーツバックですが、SUV本来の活躍の場であるアウトドアやレジャー以外にも、ゆったりした車内空間を活かし、買い物や送迎など幅広い用途で使用可能です。したがって、Q3スポーツバックもアウディの高い先進技術が詰め込まれた有用性の高い車であるといえるでしょう。