ディフェンダー は、英国版のジープでイギリスのランドローバー社から発売されています。ディフェンダーの原点は、1948年に発売されたランドローバーシリーズ1で、その後シリーズ2、シリーズ3と改良されたあと1990年にディフェンダーの名で誕生しました。頑丈なアルミニウムボディとラダーフレームのシャシーが使用され、各国の消防車両や警察、軍用車などの公用車に採用。そのため、モデルチェンジごとに大きな変化をしてきた同社のレンジローバーやディスカバリーとは異なり、ディフェンダーはシリーズ1からボディサイズや前後リジッドサスペンショ ンなどの、基本構成の大きなモデルチェンジはしていませんでした。
2019年に70年ぶりとなるフルモデルチェンジが実施され、現行型となる2代目ディフェンダーが登場。初代のデザインや特徴は引き継ぎつつ、リング型デイライトに黒色塗装したLEDヘッドライトを組みあわせ睨みを利かせているかのような顔つきや、ボディに異なった材質を使用し多層感を演出するなど近代的な印象を与える車となりました。
ディフェンダーはボディサイズの違いによって「90シリーズ」と「110シリーズ」に分けられます。90シリーズのボディサイズは全長4,510mm×全幅1,995mm×全高1970mm(エアサスペンション)/1,975mm(コイルサスペンション)、110シリーズは全長4,945mm×全幅1,995mm×全高1,970mmです。
エンジンは、90には「インジニウム2,0L直列4気筒DOHCエンジン」が、110には同エンジンと「インジニウム3,0L直列6気筒ディーゼルターボ」が搭載されています。一部のエンジンにはマイルドハイブリッドテクノロジーも搭載され、減速時に失うエネルギーを回収し、再利用します。
先代のモデルも継承しつつ、オフロード、オンロードの両方で見映えする車が現行型ディフェンダーです。
※記載の文章は、2023年2月時点の情報です。