冷却水漏れ 原因を解決する方法

冷却水漏れのイメージ

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

POINT

  • 冷却水が漏れる場合の代表的な原因は「ラジエターの不具合」。「ウォーターポンプの不具合」の可能性もある。
  • 冷却水が漏れるとエンジンを冷却できなくなり、最悪の場合エンジンがオーバーヒートして壊れてしまう。
  • 原因がエンジン本体の場合は部品代と工賃を合わせて少なくとも20万円以上かかる場合がある。

代表的な原因はラジエターの不具合

冷却水が漏れると、駐車場の床に色つきの液体や甘い匂いのする液体が残っていたり、ボンネットを開けたらラジエター周りに冷却水が噴き出した跡ができたりします。冷却水が少なくなりすぎるとエンジンをしっかり冷やすことができなくなり、最悪の場合はオーバーヒートを起こして白煙を噴き上げるだけでなく、エンジンの内部機構が損傷し、エンジンの本体(ASSY=アッセンブリー)交換、つまり載せ替えが必要になることもあります。

冷却水が漏れる原因で最も可能性の高いのはラジエター本体です。エンジンは熱くなりすぎないよう冷却水を循環させて一定温度に保っています。ラジエターはエンジンの発する熱を吸収した冷却水を冷やすための重要なパーツです。

ラジエターは冷却フィン(フィン部)の付いた部分とタンク部で構成されています。多くの場合、経年劣化でフィン部とタンク部の接合部分から冷却水漏れが発生します。ラジエターの不具合の場合は本体(ASSY)交換となります。

またラジエターに接続されているホースも熱などによって経年劣化しやすい部品です。ホースが破断すると一気に冷却水が吹き出すことがあり非常に危険です。ホースの交換目安は10年10万kmです。

ウォーターポンプも冷却水漏れの原因になる

もう一つ、よくあるケースがウォーターポンプの不具合です。ウォーターポンプとは冷却水を循環させるポンプのことで、本来はエンジンの熱を奪った冷却水をラジエターまで送って風によって冷やし、またエンジンに送るという循環を行います。ウォーターポンプを構成する部品や接続部などが経年劣化すると、そこから冷却水が漏れ出します。ウォータポンプの交換修理には4万〜5万円程度かかると思っておくと良いでしょう。

冷却水の温度調整を行うサーモスタットの不具合にも注意が必要です。サーモスタットは冷却水の水温に反応してラジエターへの水路の開閉を司っています。サーモスタットは5年程度での交換が望ましい消耗品です。長いこと交換を怠っていると、冷却水漏れを引き起こすだけでなく、オーバークールやオーバーヒートなどのトラブルにつながる危険性があります。サーモスタットの交換費用は、一部の輸入車などを除けば一般的には部品代と工賃を合わせて1万円程度です。

エンジン本体から漏れている場合はエンジン本体(一式)交換も

ラジエターやウォーターポンプなどの補機部品ではなく、エンジン本体から冷却水が漏れている場合もあります。エンジンの冷却水路は複雑で、内部からの漏れの場合は多くの部品を交換する必要があり、エンジン本体(一式)交換した方が費用が掛からないケースもあるほどです。エンジン本体(ASSY)交換費用は車種、新品か中古エンジンかによって大きく異なります。一般的には中古でも、部品代と工賃を合わせて20万円以上はかかるようです。

(籠島 康弘)

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