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ボルボ S60 について
車種の特徴
2000年の秋に、S60は登場しました。V70の姉妹車であり、S70の後継車で、P2プラットフォームを導入して設計されていました。ボルボの姉妹車は、シリーズ名を揃えていましたが、フォードグループの傘下に入ったタイミングだったので、S60の名でV70とともに販売が継続されたのです。力強い操作性や走行性能もS60の特徴。快適で安全な車内や、環境保護性能が備わった素晴らしいモデルなのです。ラインアップは「T-5」「2.4」「2.4T」の3つがありました。「T-5」は、可変バルブタイミング機構を採用した、直5DOHCハイプレッシャーターボエンジンを搭載。「2.4」と「2.4T」は、直5DOHCライトプレッシャーターボとノンターボの3ユニットを採用していました。
2代目は2010年に、フルモデルチェンジをして登場。初代が発売されてから、長い年月をかけて改良を繰り返しながら生産を行っていました。2代目S60は、モーターショーで、初めて世界に公開されたのです。見た目は初代の良さを引き継いだ、澄み渡る美しさが秀でるデザイン。初代に続きラインアップは3つあり「DRIVe」「T6 AWD SE」「T6 AWD R-DESIGN」が用意されました。全モデル「DRIVe」がベースとなっています。そして「Drive-E」は、エコカー減税対象車に選ばれた、ボルボ初の車となりました。新たに開発された、1.6リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載。「T6 AWD SE」「T6 AWD R-DESIGN」には、3.0リッター6気筒ターボエンジンが搭載されました。
そして現行モデルとなる3代目が、2018年に登場しています。ボルボの車体の美しさがより洗練されて、モダンなデザインになりました。「T4 Momentum」「T5 Inscription」「T6 Twin Engine AWD Inscription」の3つのラインアップ。「T4 Momentum」には、Drive-E 2L 4気筒直噴ガソリンターボエンジンが搭載されています。「T5 Inscription」には、ハイパフォーマンス2L 4気筒直噴ガソリンターボエンジン。そして「T6 Twin Engine AWD Inscription」には、電気モーターを組み合わせている、Drive-E 2L 4気筒スーパーチャージャー直噴ターボエンジンが搭載されているのです。現在販売されているモデルまでマイナーチェンジを繰り返した結果、ラインアップは2つになりました。「Ultimate B4」「Recharge Ultimate T6 AWD plug-in hybrid」です。時代の変化とともに、S60も進化して、ついに現在はハイブリッド車も出ています。
※記載の文章は、2023年2月時点の情報です。
車名の由来
S60は60シリーズの車のひとつです。そして、ボルボの車の頭文字はアルファベットになっています。Sは、イギリス英語の「サルーン(Saloon)」の頭文字を使っています。サルーンは、アメリカ英語でいうところのセダン。そして、セダンは2列シートのある箱型の車を意味しています。
最新モデル情報
S60の最新モデルは、3代目となる「Ultimate B4」「Recharge Ultimate T6 AWD plug-in hybrid」のラインアップです。どちらも2L4気筒直噴ターボエンジンを搭載。「Ultimate B4」は、ブレーキをかけたときに発生するエネルギーを電力へ変換しているのです。「Recharge Ultimate T6 AWD plug-in hybrid」は、プラグインで電気を供給しています。
エクステリアは、双方大きな違いはなく、ボルボらしい美しく力強いデザインです。特に、後続車が見てわかりやすい、LEDのテールライトは、特徴的な形をしています。「Ultimate B4」は、全長4,780mm×全幅1,850mm×全高1,435mm。「Recharge Ultimate T6 AWD plug-in hybrid」は、全長4,780mm×全幅1,850mm×全高1,430mmと、高さが少し低くなっています。
インテリアは、ナチュラルな印象を与えるドリフト・ウッド・パネルを採用。「チルトアップ機構付電動パノラマ・ガラス・サンルーフ」は、どこを走行していても開放的になれます。よりハイグレードの「Recharge Ultimate T6 AWD plug-in hybrid」のシートには、自然素材のテイラードウールブレンドを導入。自然素材重んじるボルボだからこそできる選択です。そして、シフトレバーには、職人が手作業で仕上げたクリスタルを使っています。
環境問題や安全性能を、しっかり車へ反映させるボルボ。S60はそのボルボのもとで、よりよく進化していくでしょう。