MR-S(トヨタ)の緑のクルマ

平均価格 163.5 万円(税込)
価格帯 159.0 ~ 168.0万円(税込)
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トヨタ MR-S について

車種の特徴

トヨタMR-Sは、1999年から2007年に販売されていた、2シーターのオープンスポーツカーです。日本の小型乗用車初のミッドシップスポーツであるMR2の後継車として登場。「ミッドシップの小型車」という名前に反して大型化してしまったMR2の反省を活かし、MR-Sは軽量化にこだわって設計されました。ボディの軽量化によって、コンセプト の 「クルマは、人が楽しむために存在すべきである」のような、俊敏で操作性に優れた走りを実現。風や光を感じながら走ることのできるオープンカーだからこそ、「トータル・クリーン」の理念のもとで自然環境にも配慮されています。搭載されている1.8L1ZZ-FEエンジンは、VVT-iという連続可変バルブタイミングが採用され、排気ガス再循環装置によって低燃費が実現。エクステリアはロングホイールをベースとして、ショートオーバーハングのタイヤを四隅にレイアウトした力強くもスタイリッシュなデザインです。低く広めに開いたグリル部分はアグレッシブなイメージを印象付け、ヘッドランプからつながるフェンダーのデザインは躍動感があります。インテリアはシンプル&スポーツがテーマ。Sエディションでは、3眼シルバーメーターが採用され、アルミプレートで構成されたアクセルやブレーキ、クラッチパネル、フットレストがさらにスポーツ感を増しています。ボディカラーはスーパーレッドやスーパーブライトイエローといったアクティブなカラーから、グリーンマイカメタリックやブルーマイカといったシックな色合いまで全7色。そこに室内シートとドアトリムのカラー3色を選択できるため、21通りの個性を生かすカラーコンビネーションを選べます。
※記載の文章は2023年3月時点の情報です。

車名の由来

MR-Sは、スポーツオープンカーのミッドシップ小型車を表す「Midship Runabout Sportsopencar(ミッドシップ・ラナバウト・スポーツオープンカー)」の略です。ミッドシップとは、前後の車軸の間にエンジンがレイアウトされていることを意味します。ミッドシップレイアウトでは、エンジンや燃料タンクといった重さのあるパーツを車の旋回軸付近に配置することが可能です。それによって、車の前方部が軽くなり、回旋時のハンドリングがしやすくなるため、F1などのレーシングカーに採用されています。

モデルの概要、その魅力は?

MR2の後継車として発売されたMR-Sのボディは、車両重量が1t未満と、MR2と違いライトウェイトスポーツとして軽量化が徹底されています。ボディは他のオープンカーのようにクーペボディをベースに作られているのではなく、オープンボディ専用として新しく開発されました。主要骨格部材なども軽量化を意識し、効率の良い配置や結合部強化がなされています。MR2では3S-GTEというエンジンを搭載していましたが、MR-Sではヴィッツやカローラといったミディアムサイズのモデルに搭載されていた、アルミダイキャスト製で軽い1ZZ-FEが採用されました。最大出力140ps/6,400rpmとやや控えめなパワーですが、軽量化されたミッドシップレイアウトのスポーツカーとして、エンジンを乗せ換えてチューニングをする車としても人気があります。トランスミッションに採用された、シーケンシャルマニュアルトランスミッションは国産量産車としては初めて。通常のマニュアル車の場合はH型ミッションが使われているため、4速で走行していても停車するときにギアを抜き1速に入れ替えることが可能です。シーケンシャルマニュアルトランスミッションの場合、ギアが1速ずつ操作されるため、4速からギアを落とすときには、3速、2速、1速と順番にギアを動かします。一見不便なようにも見えるシーケンシャルマニュアルトランスミッションですが、H型ミッションで意図せず起きてしまうギア飛ばしやシフトミスが起こりにくくなるというメリットがあります。シフトミスによるエンジンやミッションへの負荷が減り、ハンドル操作に集中できるため、レースの世界でも使われているスポーツカー向けのトランスミッションです。トランスミッションだけではなく、エクステリアデザインやインテリアデザインにもスポーツカーらしさが取り入れられた、スポーツカー好きにはたまらない1台でしょう。