クラウン(トヨタ)の紫のクルマ
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トヨタ クラウン について
車種の特徴
1955年にデビューした、TOYOTAが販売する日本を代表する高級車「クラウン」は、これまで15代にわたりモデルチェンジしてきた、長い歴史を持つ車種です。初代の「トヨペット・クラウン」は、純国産乗用車として国内利用に最適な乗り心地と耐久性を兼ね備えていました。2代目は設計やデザインを一新して1962年に登場し、3代目は5年後の1967年に高速長距離セダンとして開発。1971年登場の4代目からは名称を「クラウン」とし、先鋭的なデザインで注目されました。保守層を獲得するため先鋭的なデザインをやめ、直線を基調とした5代目が1974年に発売。6代目でTOYOTA初となるターボエンジンが搭載され、1983年にはキャッチコピーを「いつかはクラウン」とした7代目が発売となりました。1987年発売の8代目で爆発的なヒットを記録すると、9代目では主力モデルのハードトップ系がフルモデルチェンジ。同年にタクシー向けの新ライン、「クラウン・コンフォート」が登場しました。1995年に安全性と環境性能を強化した10代目が登場し、1999年にはハードトップモデルが廃止され、安全性の高いセダンをメインとした11代目が発売されました。12代目は「ZERO CROWN」という愛称と、「かつて、このクルマはゴールだった。今、このクルマはスタートになる。」というキャッチフレーズで登場。原点に立ち戻り、若者の興味も引けるよう機能面やインテリアなどを一新しました。高評価を得た12代目のイメージはそのままに、よりシャープな印象となった13代目が登場すると、2012年にガソリン車とハイブリット車の2タイプが設定された14代目が発売されます。2018年には現行モデルとなる15代目が発売され、現在に至ります。現行モデルの特徴は、スポーティなデザインと新次元の運転体験を実現する走行性能、ドライバーの安全を支援する安全性能の高さです。また車内には、デザイン性と操作性に重きを置いたコックピットやゆとりのある室内空間、広々としたラゲージスペースなど、快適に過ごすための装備が備えられています。「T-Connect for CROWN」に登録すれば、走行中でも飲食店の予約や駐車場を探してくれるサービスや、トラブルに巻き込まれたときの対応などを行ってくれるサービスも受けられます。カラーは「プレシャスホワイトパール」、「プレシャスブラックパール」、「エモーショナルレッドⅡ」など7色。グレードはハイブリッド、ガソリン、特別仕様車の3種類です。
※記事の文章は、2021年11月時点の情報です。
車名の由来
英語で「王冠」の意味を表すクラウンという車名には、「国産の車を常にリードし続ける、王座のしるし」という意味合いがあります。フロントに王冠を冠し、長年TOYOTAの量販車種の中で最上級のモデルの地位を長年保ち続けてきた重みを感じられる車名です。TOYOTAには、「花冠」を意味する「カローラ」をはじめ、「クラウン」以外にも冠を冠した車種があります。
モデル概要、その魅力は?
クラウン史上、最もスポーティな1台を目指したという造形や、質感の良さや上質感、肌触りの良さなど五感に響くクオリティを追求した、こだわりあふれる内装は大きな魅力です。また優れた動力性能と低燃費を両立する「2.5Lダイナミックフォースエンジン」を搭載。ハイブリッドにおいても、発進時にも大きな駆動力を発揮して静かな走りを可能にするシステムを採用しています。安定感ある走りを提供する低重心パッケージやコーナリング性能に優れた軽量ボディで、運転のしやすさも実現。歩行者や車を検知してぶつからないようサポートしたり、一定の車間距離走行を支援、踏み間違え時にブレーキ制御を行ったりと、安全性能にも力を入れています。スマートフォンアプリがナビ上で使用できるなど、車内装備も快適な使い心地を追求。高級車らしいデザインと乗りやすさを両立した車種です。