デリカD:5(ミツビシ)の紫のクルマ

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ミツビシ デリカD:5 について

車種の特徴

「デリカD:5(デリカ ディーファイブ)」は、2007年に発売を開始した三菱自動車のミニバンです。シリーズとしては1968年に初代デリカが発売されてから、1979年に2代目、1986年には3代目となるデリカスターワゴンが、1994年には4代目のデリカスペースギアが発売されています。デリカD:5は2007年の発売以降、特別仕様車の追加やグレードの追加を含め、フルモデルチェンジに匹敵する大幅なマイナーチェンジが行われている車です。主な特徴として、ミニバンでありながらSUVに限りなく近い性能と外観が備わっていることが挙げられます。デリカD:5の代名詞とも言える縦型のマルチLEDヘッドライトをはじめ、デザインと機能性を兼ね備えたエクステリアは、力強いデザインの中に洗練された上質感も感じられます。大きめのスイッチや大型ディスプレイの存在感はそのままに、触ったときの心地よさを重視したソフトパッドや木目調のパネルなどを採用したインテリアも魅力です。標準のボディカラーは、「ブラックマイカ」や「スターリングシルバーメタリック」のほか、2パターンのツートンカラーが展開されています。また、有料色の「ウォームホワイトパール」や「エメラルドブラックパール」、「ウォームホワイトパール×スターリングシルバーメタリック」、「エメラルドブラックパール×アイガーグレーメタリック」も選べます。特別仕様車のJASPERのみ、専用色である「ウォームホワイトパール×アイガーグレーメタリック」が選択可能です。事故の予防、回避、被害軽減のため、予防安全技術「e-Assist」や衝突被害軽減ブレーキシステムをはじめとする充実した安全性能を搭載しています。外観、安全性能、どちらもこだわりたい方におすすめの車種です。
※記事の文章は、2021年11月時点の情報です。

車名の由来

シリーズ名である「デリカ」は、荷物を運ぶ車という意味のある「デリバリ・カー」から名付けられています。「デリカD:5」は、デリカシリーズの5代目であることと同時に、ミニバンシリーズにおけるラージサイズカテゴリーも示しています。

モデル概要、その魅力は?

デリカD:5は、本格4WDとしての高い走行性と、SUVのような使い勝手の良さをあわせ持ったミニバンです。2007年に発売されたのち、2019年の大幅なマイナーチェンジを受け、デザインや走行性能、乗り心地や安全装備などが大幅に進化しました。ミニバンスタイルのSUVと表現される所以は、グリルの両側に配置される縦型のマルチLEDヘッドライトをはじめとした、洗練された外観デザインにあります。さらに、デリカ本来のアウトドア性能にこだわりながらも乗り心地や上質感を追求したインテリアは、乗り物としてだけでなく、そこにいるだけでくつろげるほどの快適空間を演出しています。また全グレード共通で、2.2LのDOHC16バルブ4気筒エンジンにコモンレール式DI-Dインタークーラー付きターボを搭載した、型式4N14というクリーンディーゼルターボエンジンを使用しているのも特徴です。最大トルクは38.7kg-m(2000回転)、最高出力は145馬力(3500回転)となっており、アクセルを踏んだ直後から余裕のある加速力を感じられます。また、最低地上高が185mmとなっている点や締結力を強めるロックモードの採用により、ミニバンの中では上位の悪路走破力を誇ります。さらに動力性能だけでなく、経済性にも優れているのが魅力です。WLTCモード燃費は12.6km/Lで、ノーマルエンジン搭載のトヨタ「シエンタ」などといったコンパクトミニバンと同レベルの燃料費となっています。背の高いボックス型の形状ならではの車内の広さも特徴です。全長4800mm以下の車種の中では最も居住空間が広く、3列目シートの頭上や足元にも余裕があるため、大人数でも快適に乗車できます。3列目シートを格納すれば、4人乗りとして最後部にたっぷりと荷物を詰めるので、状況に合わせて使い方を選べることもメリットと言えます。