MPV(マツダ)の銀のクルマ
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マツダ MPV について
車種の特徴
マツダのMPV(マルチ・パーパス・ビークル)は1988年に北米向け専用車として販売し、1990年1月に日本国内でも販売を開始されました。初代はV型6気筒3.0Lエンジン内蔵でウォークスルーができる7人乗りだったため、高級ミニバンの先駆けでの販売でした。MPVはマツダの中でも走りを「重要視」しつつ、家族で乗ることも重視しています。そのため他の車とは異なり、ドライピングの楽しさやMPVに乗る人に快適な乗り味を高次元で両立させるのを目的としています。そのMPVは、2006年6月にフルモデルチェンジをおこない、「スポーツカーの発想でミニバンを変える」がキャッチコピーである、3代目が誕生しました。ボディの大きさが全長4,860mm・全幅1,850mm・全高1,685mmで2代目に比べワイドアンドローに変更。運転席や助手席以外の、2列目3列目にもゆとりがあるスペースができ、男性が乗っても窮屈を感じさせない広さとなりました。また、大容量のラゲッジルームは3列目のシートを使用していても357リットルの大きさで広いのが特徴。ラゲッジルームの床下にも109リットルほどの容量を備えた「床下収納」があり、たくさんの荷物を積み込めます。もっと荷物を積み込みたい場合は、3列目を床下収納にしまうことができます。また、2列目のシートには、330mmの前後ロングスライド機能や左右スライド機能もあり、多彩なシートアレンジが可能。快適で上質な室内空間を実現しているデザインといえるでしょう。また、後部ドアはスライドドアを採用しています。走りの面でも進化を遂げていて、パワートレインには、環境性能と動力性能を兼ね備えた直列4気筒「MZR2.3DISIターボエンジン」を搭載。「V型6気筒エンジン」にも負けない出力を実現しています。加速もよく、高速走行時での安定性も高くなっています。インテリアにはパワーウィンドウやUVカットガラス・プライバシーガラスなどが装備。本革巻ステアリングでは、運転手のドライビングポジションに合わせ、ステアリングの位置を変更調整できるチルトステアリング機能がついています。マツダのミニバンとして人気が高かったMPVですが、2016年3月にモデルチェンジを行うことはなく生産終了となっています。※記載の文章は、2022年9月時点の情報です。
車名の由来
マツダのMPVの由来はMulti Purpose Vehicle (マルチ パーパス ビークル)の頭文字を合わせたものです。初代モデルが北米に販売される時に名付けられました。多目的車という意味もあります。
モデル概要、その魅力は?
2001年2月には「RJCベストミニバン賞」受賞するなど、ユーザーに、より愛される車へと成長しました。MPVの魅力は、走行性やマツダ独自の技術が注ぎ込まれているだけでなく、高い安全性や先進安全技術も挙げられます。安全性能では運転席や助手席のエアバックはもちろん、前席シートベルトプリテンショナー・フォースリミッターなどが標準で備わっています。「シートベルトプリテンショナー」は正面衝突などの前面から、強く衝撃を受けた際に装着しているシートベルトをすばやく巻き取り、乗っている人の拘束性能を高めます。また、「シートベルトフォースリミッター」は衝撃時にシートベルトの「拘束力」を一定に保ちシートベルトを少しずつ緩め、乗っている人の「胸部に与える衝撃」を緩和します。他にも、車に乗っている人だけでなく、歩行者にも安全装置が搭載。警報で衝突の危険性を知らせてくれる「マツダ・プリクラッシュ・セーフティ・システム」といった機能があり、安全性はとても充実しています。また上位グレードの「23SLパッケージ」は、運転席にドライビングポジションを運転手の好みに合わせて細かい調整ができる、パワーシートが標準で備わっています。高い安全性能と運転操作支援によって、快適で安全なドライブが期待できる車でミニバン利用が多い、ファミリー層にも人気となりました。MPVは運転をより一層楽しくしてくれる車種のひとつとして、選ぶ価値のある車種といえます。