アリスト(トヨタ)の緑のクルマ

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トヨタ アリスト について

車種の特徴

初代アリストは、1991年10月にトヨタから発売されたスポーツセダンです。国外においてはトヨタの高級車ブランドであるレクサスからGSという名前で販売されています。それまでのトヨタ車にはなかった新鮮なスポーツセダンは、2種類のエンジンが用意されました。それぞれ直列6気筒DOHC 3Lで自然吸気を搭載した3.0Qと、同エンジンにツインターボを搭載した3.0Vをグレードに設定しています。3.0Vのツインターボエンジンは最高出力280psで最大トルクは44.0kg-mにものぼり、当時の国産セダンのなかでも非常にスピーディな走行を実現しました。ボディサイズは4,865mm×1,795mm×1,420mm(全長×全幅×全高)と、セダンのなかでも長さがあり、流れるような美しい走りが魅力です。エクステリアにはロングノーズ&ショートデッキを採用し、スタイリッシュに仕上がっています。また、スポーツセダンらしいメタリックを基調とした4色のボディカラーを用意しました。スーパーシルバーIIIやミディアムベージュといったきらびやかなカラー展開に加え、落ち着いた雰囲気を醸し出すダークグリーンとダークブルーイッシュグレーが設定されています。インテリアはオーソドックスなセダンの内装を取り入れており、張りのある本革シートに大人4人がゆったりくつろげるインテリアは、ラグジュアリーな空間を演出しています。そして、1997年8月には2代目アリストが販売を開始しました。エンジンに3Lの直列6気筒のVVT-iを採用し、より低燃費で環境にやさしくなっています。また、安全面にもこだわりデュアル&サイドエアバッグやビークルスタビリティコントロール、ブレーキアシストなどさまざまな安全装備を搭載しました。アリストはその後も進化を続け、2005年に日本でトヨタの高級車ブランドであるレクサスでGSとして販売されることとなり、歴史に幕を下ろしました。GSの販売がスタートする直前まで、長年愛され、トヨタを支え続けたスポーツセダンといえるでしょう。
※記載の文章は2023年3月時点の情報です。

車名の由来

トヨタのアリストは英語で「最上・優秀」を意味する「ARISTO」が由来となっています。優秀な走行力と最上の居心地の良さを追求したインテリアにうってつけのネーミングといえるでしょう。

最新モデル情報

1991年の発売から約13年の時を経て、2004年4月モデルのアリストは走行力に一層磨きをかけて発売されました。グレードには3L直6DOHCのVVT-iモデルエンジンを搭載し、NA搭載で230馬力のS300と、ツインターボ仕様で280馬力のV300の2種類を設定しています。そして、それぞれにブラックインテリアや専用のアルミホイールを施した、ベルテックスエディションを用意しました。さらにS300には、木目パネルや本革シートを用いた高級感あふれるウォールナットパッケージも設定しています。エクステリアは4,805×1,800×1,435mm(全長×全幅×全高)とダイナミックでつややかなボディに、コンパクトなフロントグリルと、丸みを帯びたフロントライトが印象的です。ボディカラーには
ボルドーマイカやブラック、ホワイトパールクリスタルシャインなどの落ち着いたカラーを用意。さらに、ダークグリーンマイカやダークブルーマイカ、シルバーメタリックなど個性的なカラーの合計6色を展開しました。インテリアは標準でも十分ラグジュアリーな雰囲気のシートや、室内高1,180mmとゆったりくつろげる空間が魅力となっています。またオプションではサンルーフ/ムーンルーフを設置でき、開放感あふれる車内を演出することも可能です。安全面では、正面や側面からの衝突による衝撃を和らげて、乗員の安全を確保するように設計された衝突安全ボディを採用しました。さらに、安全装備として側面衝突に備えてドアパネル内に補強材を用いたサイドインパクトバーや、一定の強さを超えたブレーキを作動させると補助してくれる、ブレーキアシストを搭載しています。颯爽と走り抜ける爽快感が得られるアリストは、ラグジュアリーな空間で快適なドライビングが楽しめるスポーツセダンです。