Sクラス(メルセデス・ベンツ)の新車

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メルセデス・ベンツ Sクラス について

車種の特徴

メルセデスベンツのSクラスは、メルセデスベンツがその時もち得るすべての技術を搭載した、世界の自動車の指標ともなるモデルです。8年ぶりとなるフルモデルチェンジを行い、2021年1月28日から販売をスタートしました。メルセデスベンツのSクラスは魅力的なパワートレインのほか、先進的なテクノロジーを搭載しているのが特徴です。まず、パワートレインについて見ていきましょう。新型Sクラスでは、ディーゼルとガソリンの2種類を展開しています。3.0リッター直列6気筒ディーゼルエンジンである「S400d 4MATIC」は、最大出力330PS、最大トルク700Nmを発生させます。さらにそこへISG(Integrated Starter Generator)と「48V電気システム」などの技術を組み合わせたのが「S500 4MATIC」です。エンジンだけで最高出力435PS、最大トルク520Nmを発生でき、なめらかで力強い走りを実現しています。48V電気システムは、車のブレーキ動作で発生した熱エネルギーを電気エネルギーに変えることで、再び動力源として蓄えてくれる、エネルギー回生を効率よく行うしくみです。フラッグシップらしい進化した気持ちのよい走りとともに、環境性能にも配慮していることがわかります。フルモデルチェンジでは、4輪駆動システムとして「4MATIC」をすべての車に採用。あわせて、後輪操舵システムとして「リア・アクスルステアリング」を搭載することで、従来のSクラス車よりもスムーズな小回りを実現しています。時速60km以下で走行中は、リアホイールをフロントホイールと反対方向に最大4.5度傾けさせることで回転半径を小さくし、日常生活での走行や駐車の取り回しをしやすくしています。一方で、時速60kmを超えるスピードで走行中は、リアホイールをフロントホイールと同様の向きに最大3度操舵させることで、中高速域での安定性も実現したのです。つぎに、先進的なテクノロジーについて見ていきましょう。メルセデスベンツのSクラスでは、運転する人の顔や声、指紋のいずれかの生体認証、またはPINコードによる認証が可能となっています。どれか1種類の認証を行うことで、ステアリングやシート、サイドミラーのポジション、ペアリングした携帯情報端末などをリンクし、読み込めるようになったのです。さらに、後席左右や助手席もPINコード、もしくは声による認証が可能となり、シートの位置などを読み込めます。そのほかにも、世界でも珍しいAR(Augmented Reality)ナビゲーションをフロントウィンドウに映すシステムも魅力のひとつとなっています。従来であれば、行先案内を設定したときに表示されるのは地図上の経路のみです。メルセデスベンツのSクラスでは、車両のフロントガラスから見える現実の景色がナビゲーション画面の一部に映り、よりわかりやすい行先案内が可能となっています。また、「3Dコックピットディスプレイ」により、特殊なメガネを使わなくとも、速度などのメーターパネルを3D映像として見ることが可能となっています。メルセデスベンツのSクラスは、セダン、クーペ、ガブリオレの3種類があり、それぞれに充実したグレードがそろっているのが特徴的です。価格帯は、1,215万~2,899万円となっています。

車名の由来

メルセデスベンツの「メルセデス」は「メルセデス・イェリネック」という関係者の娘の名前から、「ベンツ」は創業者である「カール・ベンツ」から名づけられました。SクラスのSには「スペシャル」という意味があります。

モデル概要、その魅力は?

メルセデスベンツのSクラスは、他の追随を許さないほどの高級感と圧倒的な乗り心地が魅力の車種です。標準タイプとロングタイプ、2種類のボディタイプがあり、スタイリッシュかつモダンな先進的なデザインが魅力となっています。モダンミックスな外観と、先進的なテクノロジーが組み合わさり、唯一無二の存在として君臨する車種のひとつでもあります。サーキット仕様モデルも展開されており、高級感や車の走りを堪能したい人に適した車種です。