ゴルフ(フォルクスワーゲン)の新車

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フォルクスワーゲン ゴルフ について

車種の特徴

ゴルフは、フォルクスワーゲンを代表する欧州Cセグメントのコンパクトカーであり、乗車スペースと荷室を区切らない「ハッチバック」を世に広めたベースモデルです。まもなく生誕から50年を迎えるゴルフは1974年5月に初代が発売され、従来の空冷エンジン+RR(後輪駆動)方式を覆す近代的な水冷エンジン+FF(フロントエンジン・フロントドライブ)式が採用されました。FF式を採用することで、小さな車体でも広々とした室内を実現し、シンプルで先進的なデザインなど、世界に衝撃を与える存在でした。翌年には日本での輸入を開始し、2年後には高性能モデルの「GTI」や1983年には総合的に完成度を向上させた2代目を、1991年には基本性能や安全性能を進化させた3代目を発売しています。1997年には、1.8Lのターボエンジンを搭載した4代目が発売され、日本市場でもガソリンエンジン搭載モデルや、5速MTや4速ATなどトランスミッションのバリエーションも豊富に展開されました。2003年にフルモデルチェンジを行った5代目は、全長が4,205mmに拡大され居住性の向上など、多段トランスミッションや直噴エンジンなどメカニズム面での進化も特徴的です。2008年に発売された6代目は、車体をワイドで低層なフォルムに一新し、水平を基調にしたフロントマスクによってシャープな雰囲気に変化しました。2012年発売の7代目では、新プラットフォームの「MQB」により、軽量化や高剛性化が進み、操縦安定性や乗り心地なども評価され、Cセグメントコンパクトカーとしての地位を確立していきます。
※記事の文章は、2021年11月時点の情報です。

車名の由来

ゴルフ(Golf)という名前の由来は、スポーツのゴルフではありません。Golfのスペリングが同じことや、ゴルフGTIにゴルフボールをイメージしたシフトノブが採用されていたことから、スポーツからきていると思われがちです。ドイツ語のGolfには、スポーツのゴルフ以外に、「湾」や「入り江」という意味があり, フォルクスワーゲンのGolfは、メキシコ湾流を意味する「Der Golfstrom」に由来しています。メキシコ湾流は、メキシコ湾からアメリカの東海岸に沿って北上し、大西洋を横断してヨーロッパに到達する世界最大級の暖流です。フォルクスワーゲンの車名は、貿易風を意味する「パサート」や、サハラ砂漠に吹く熱風である「シロッコ」を採用していることから、自然に関する言葉に由来する傾向があります。

最新ゴルフ8代目モデル情報

2020年に発売された最新の8代目モデルはこれまで同様、使いやすさと、高品質でシンプルなカタチをコンセプトに開発されました。ボディは力強い造形にシャープさを兼ね備え、新しい機能を追加しても無駄のない機能美を追求し、シンプルに使いやすく進化しています。情報量は最大に、指先の移動は最小に抑えたデジタルコックピットでは、全面タッチスクリーンの大画面を採用することで最大8画面の同時表示ができ、直感的操作が可能です。安全面では、最新テクノロジーを利用したLEDヘッドライト「IQ. LIGHT」や「ダイナミックターンインジケーター」を装備することで安全性能を向上させています。前走車との間隔を一定に保ちながら走行するシステムや、ドライバーが運転操作を行えない事態に陥った際でも安全に停止できるシステムなど、万が一に備えた安全システムが充実しています。新開発のマイルドハイブリッドシステムでは低燃費化を達成し、小型電動モーターによるスムーズな加速を可能にするなど、停止と発車が頻繁な街中での走行も快適です。グレードは、さまざまなライフスタイルに対応可能な全4種類が用意されています。スポーツマインドあふれるモデルやパワフルな走りを得意とするモデル、安心で快適なシステムが標準で装備されているモデルなど個性豊かなラインナップから選択可能です。