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ダイハツ ムーヴラテ について
車種の特徴
2004年初代「ムーヴラテ」はダイハツのムーヴの派生車として誕生しました。コンセプトは「おおらか新スペース」で、丸型ランプや丸い窓、ドーム型のキャビン、厚みのあるフードなど可愛らしく温かさが表現されているのが印象的です。ムーヴラテは、派生元のムーヴよりも柔らかいボディデザインが特徴で、女性をメインターゲットとした軽トールワゴン車です。ムーヴラテの運転席は、高めで、小柄な女性でも運転しやすい仕様です。軽自動車ならではの小回りも効くため、狭い道やバック駐車もしやすく、運転に自信がない人でも安心して運転できるでしょう。
インテリアも外装同様に丸をモチーフにしており、インパネクラスターやメーター、ドアトリムなど丸いデザインで構成されています。シートは、分割型のベンチシートを使用し、使い勝手の良さや居住空間が魅力です。にっこり笑ったようなスマイルマークのシートも可愛らしい印象になっています。女性目線で作られた車なので、小物の収納が充実しているのも嬉しいポイントです。
前後のドアは90度近くまで開くので、乗り降りがしやすい点や、チャイルドシートの装着が楽にできるのも子育て世代には嬉しいムーヴラテの特徴になっています。
ムーヴラテのボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1630mmであり、ムーヴと同じサイズです。室内はムーヴよりも広く設計されており、後席にはロングスライドが採用されています。プラットフォームに関しては、ムーヴラテ専用のものを使用しています。
ムーヴラテは、販売当初4つのグレードが設定されていました。グレードは、ベーシックタイプの「ムーヴラテL」、装備が充実している「ムーヴラテX」、さらにムーヴラテXに快適装備が追加された「ムーヴラテXリミテッド」、ターボが搭載された上級グレードである「ムーヴラテRS」です。その後、スポーティータイプの「ムーヴラテクール」や「ムーヴラテ クールターボ」、ムーヴラテXをベースにし、運転席シートリフター・専用インテリア・アロマヒーリングなどを装備した「ムーヴラテ モユ」などが追加されました。
ムーヴラテL・X・Xリミテッドのエンジンは、659cc直列3気筒NAガソリン（自然呼気）を採用、ムーヴRS・RSリミテッドにはターボが採用され、軽快な吹きあがりよって、快適に走行できます。RS系モデルのターボ仕様車は、自然呼気エンジンとの差はわずかですが、トルクが格段に大きくなるので走りやすくなっています。ATが電子制御式になっているため、なめらかな変速を実現でき、RS系の方が走りの快適性があるでしょう。
ムーヴラテは追加や廃止を繰り返しながら、フルモデルチェンジをされることなく2009年に販売終了となりました。
※記載の文章は、2022年11月時点の情報です。
車名の由来
ムーヴラテの「ラテ」は、牛乳という意味です。料理やコーヒーに牛乳を入れると豊かなコクが広がりマイルドな味になるように、ムーヴラテにも乗る人の生活に潤いや豊かさがプラスできるようにという思いが込められています。
モデルの概要、その魅力は？
2004年に人気車種のムーヴから派生したムーヴラテは、女性をターゲットにしており、女性向け軽自動車の先駆けモデルのような存在です。ムーヴラテは、丸みを帯びたボディや、充実した小物収納、ほんわかしたデザインのインテリアなどが魅力的な一台です。ドアの開閉や広々とした室内空間は、乗り降りやチャイルドシートの装着などにも十分の広さを実現しています。ムーヴラテは、内装から外装まで、女性の「こんなのがあったらいいな」というアイデアが盛り込まれた一台といえるでしょう。
