ザ・ビートル(フォルクスワーゲン)の未使用車

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フォルクスワーゲン ザ・ビートル について

車種の特徴

フォルクスワーゲンのザ・ビートルは、初代「タイプ1」、2代目「ニュービートル」といった歴史を経て、「タイプ1」のリバイバルカーとして2011年に誕生し、日本では2012年4月から発売がスタートしました。ザ・ビートルの特徴は、流れるような曲線のフォルムです。その愛くるしい見た目は日本だけでなく世界中で愛されてきました。
2012年当初のラインアップは「デザイン」と、レザーシートなどを使用した上級グレード「デザインレザーパッケージ」の2つです。搭載エンジンは1.2Lの直列4気筒SOHCICターボで、約105馬力あります。トランスミッションは伝達のロスが少ない7速のDSGトランスミッションを採用。ボディサイズは全長4,278mm、全幅1,808mm、全高1,486mmでホイールベースは2,537mmとなっています。ザ・ビートルは小型車でありながら、その独特のフォルムによりラゲッジスペースが大きめに設定されています。先代のニュービートルの荷室容量よりも101リットルアップし、310リットルになりました。安全面では、横滑りを防止する「ESP」や、フロンドエアバッグ、頭部保護機能が付いているサイドエアバッグなどを装備しています。ボディカラーは、キャンディホワイトをはじめ全6色の設定です。また、サテライトナビゲーションシステムやキーレスアクセス、バイキセノンヘッドライト、パノラミックサンルーフがオプションで装備できます。
2013年10月に出たデザインレザーパッケージには、フォルクスワーゲンの純正ナビ「712SDCW」を標準装備。さらに、「パーク・ディスタンス・コントロール」を装備することにより狭い場所での駐車をサポートしてくれ、より安全な運転が可能になりました。
2016年のマイナーチェンジではデザインが変更になり、フロントとリアのバンパー部分が一新しました。特にフロント部分は横長に伸びていたグリルが台形になり、たくましさが感じられます。ボディカラーも6色から8色へと大きく変わり、デニム色のブルーやクラシックのグリーンが追加されました。新しくなった「デザイン」では、選んだボディカラーがドアトリムやインパネの一部に使用されるため、ボディカラー選びも重視されています。また、8色のボディカラーと内装カラーの組み合わせは32通り用意され、オリジナリティあふれる車へと変化ました。エンジンはこれまで1.2Lの直列4気筒SOHCICターボが搭載されていた「ベース」や「デザイン」に加え、パワフルな走りを実現した2L TSIエンジン搭載の「2.0Rライン」のモデルが増え、スポーティーな走りへと導きます。
初代タイプ1から80年という長い間、多くのファンを魅了してきたザ・ビートルですが、2019年7月に惜しまれながらも生産を終了しました。
※記載の文章は、2023年1月時点の情報です。

車名の由来

ザ・ビートルとは、1936年にフォルクスワーゲンから誕生した「タイプ1」という試作第一号車につけられたニックネームです。「ビートル」とは英語で「カブトムシ」を指します。アメリカでは「ビートル」、日本では「カブトムシ」、ドイツでは「ケーファー(昆虫)」と呼ばれていました。ビートルが正式に車名として使用されるようになったのは、1998年に販売された「ニュービートル」がはじまりです。

モデル概要、その魅力は?

2019年に生産が終わったザ・ビートルですが、その魅力は、誰が見てもザ・ビートルとわかる特徴的なデザインにあるでしょう。先代のニュービートルは丸みを帯びた可愛らしい形状で女性からの人気は高かったですが、ザ・ビートルは流れるようにシャープなデザインへと変わり、スポーティーさが増えたことから男性からも人気がでました。また、インテリアも、先に述べた通りドアトリムとインパネがボディカラーとおそろいになっているため、お気に入りのカラーを選べば乗っているだけで気分も上がる仕様に。見た目からはわかりにくいかもしれませんがエンジンにもこだわりがあり、コンパクトで高効率、さらには低燃費と三拍子揃ったTSIエンジンが搭載されています。
また、ザ・ビートルはカスタムがしやすい車としても人気です。オプションでスプリングを変えてローダウンをしたり、サイドデカールで装飾したりと自分のお気に入りの車へと仕上げられることも魅力のひとつ。ほかにもフロアマットやドリンクホルダー、シートカバーなど多くのオプションが豊富に揃っているので、世界にひとつの自分のザ・ビートルをカスタマイズして楽しむことができるでしょう。