ヴィヴィオ(スバル)の中古車
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スバル ヴィヴィオ について
車種の特徴
ヴィヴィオは1992年3月にスバルから発売されました。主にドライバーが運転を楽しめるような「ドライバーズ・ミニ」がコンセプトで、運転席の居住性を高めることに重点が置かれたインテリアデザインになっています。「レックス」の後継車として作られた軽セダンで、ボディタイプは3ドアハッチバッグと5ドアハッチバッグの2種類のタイプがあります。安全装備として「サイドインパクトバー」や「後席3点式シートベルト」が標準装備されていました。欧州テイストスタイルのヴィヴィオは、シンプルさと愛らしさのある車でした。デザイン面では、丸目のヘッドライトと大型グリルの古典的なデザインが印象的な「ビストロ」シリーズが大ヒットし、他のライバル軽自動車たちにも影響を与え「レトロ軽ブーム」を巻き起こしました。ヴィヴィオの足回りは「レガシィ」と同じ構造です。フロントがL型ロアアーム・ストラット式独立懸架、リアがデュアルリンク・ストラット式懸架の「4輪独立懸架ストラット式」を採用し、走りのよさを実現しています。トランスミッションは他社よりも早く無段変速機のCVTを搭載しました。
エンジンは、従来型「レックス」から4気筒化を進め、軽自動車とは思えない贅沢な設計でした。その後、1993年にスズキが発売した「ワゴンR」が軽自動車市場を軽トールワゴンへ変換させたことで、スバルも同様なトールワゴンタイプの軽自動車「プレオ」を開発。ここで軽セダンの歴史にいったん幕を下ろしました。ヴィヴィオは1998年に販売を終了しています。
※2022年11月現在の情報です。
車名の由来
ヴィヴィオの名前の由来は2つあります。1つ目は、英単語の「VIVID（生き生きとした、鮮やかな）」に由来しています。2つ目の由来は、軽自動車の排気量660㏄をローマ字表記にすると、VI（6）VI（6）0（ゼロは英数字）となることから、語呂合わせの意味も込められているそうです。
モデル概要、その魅力は？
ヴィヴィオは「シンプルリッチ」を開発テーマとして、小さな高級車を目指して開発されました。デザインは曲面が多用されたクルマらしいフォルムで、中央部分が丸く盛り上がったフォルムに作られた3次曲面ガラスを採用したことで、小型ながらも個性的なデザインです。なかでも人気デザインとなった「ヴィヴィオビストロシリーズ」は、往年の欧州大衆車（フィアット500など）を彷彿とさせるデザインで、発売当時は若い世代の女性から特に支持を集めていました。ビストロシリーズのテールランプは、日産のR33スカイラインのテールランプをそのまま使用したというおもしろさも特徴となり、軽トールワゴンに主流がうつっていてもビストロシリーズは長く売れ続けました。
モータースポーツ向けのヴィヴィオRXシリーズは、DOHC直列4気筒エンジン、スーパーチャージャーの結合で軽自動車としては最高出力の64馬力のモデルです。RXシリーズのRX-RAモデルはエアコンや収納ドアミラー、パワーウィンドウなど、競技には不要な装備をすべて取りのぞき、軽量化とコスト軽減を図りました。RX-Rモデルは、走りを楽しみたいユーザーのために5速マニュアル設定のみで販売され、高い評価を受けています。RX-Rは軽自動車でありながらも欧州に輸出することを考え、日本の道路事情と異なる欧州に合わせたテストをドイツのニュルブルクリンクで行い、高い操縦安定性が現地の自動車専門誌でも話題になりました。ドライブトレイン、サスペンションはRX-RAと同じでしたが、電動ミラーやパワーウィンドウ、パワーステアリングなどの快適装備は搭載し、軽自動車のスポーティーモデルとされています。1992年9月には創立40周年記念モデルのRX-RS1を発売。ボディカラーはシルバー、側面窓ガラスをブロンズガラスに、フロントウィンドウを赤外線反射ガラスに変更しました。1995年5月には、イーストアフリカンサファラリーで勝利したことを記念とする200台限定のRX-Rスペシャルモデルが発売されるなど、標準仕様だけではなく記念モデルやスペシャルモデルも多く発売されました。RX-Rは、生産を終了してからもラリーカーとしてラリーストの間では人気のあるモデルです。
