アクティトラック(ホンダ)のクルマ
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ホンダ アクティトラック について
車種の特徴
ホンダの「アクティ・トラック」は1977年7月に販売開始され40年以上の歴史を持つ軽トラックです。発売開始以降、フルモデルチェンジを2回、マイナーチェンジ、モデル追加や一部改良等を何度も行っています。最新モデルは2009年12月に発売された4代目アクティです。10年ぶりとなるフルモデルチェンジをした4代目アクティ・トラックは最小回転半径3.6㎜に縮小、さらに広いキャビン空間など、使い勝手が向上しました。タイプは、基本となるグレードの「STD」、4WD、ウルトラロー/ウルトラリバース・ギアが付いている「ATTACK」、デフロック搭載の「SDX」、街乗りに適した「TOWN」の4種類です。なお、2021年4月に生産終了しています。
アクティ・トラックの特徴はエンジンがボディの後部、荷台の下側に備えられており、軽トラックでは唯一のMR(ミッドシップ・リアドライブ)タイプという点です。また、荷台をフレームの一部にするモノコック構造など、ホンダならではの独自性のあるモデルとなっています。一般的な軽トラックは、エンジンを前席の下に備えるため前輪側が重くなります。アクティ・トラックは、中央部分にエンジンが備え付けられているため、荷物を積んでいない状況でも、前後の重量バランスが整っていて安定した走行が可能です。エンジン部分とキャビンが離れているので、エンジンノイズが小さく車内が静かなのも魅力。
また、衝撃を吸収するためのサスペンションがついていて、荷台の積載量や路面の状況に運転が左右されにくく安定しています。横風の影響を受けづらく、風の強い高速道路などでも転倒の心配がありません。
アクティ・トラック4WDには、リアルタイム4WDを搭載しています。突然の天候不良などにより滑りやすい路面になった場合、自動で2WDから4WDに切り替わり、悪路や雪道や山道でも頼もしく突破するため安心して走行できるでしょう。
アクティ・トラックは農業用としても人気が高い車種です。荷台が広く、収穫した農作物や農機具を運ぶ際に便利です。荷台長は1,940mmにもなり、りんごコンテナは約48個、みかんコンテナは約52個を積める大容量の荷台です。また、荷台ゲートは取り外し可能で3方向に開きます。
最低地上高は185mmと高めなので、段差や未舗装のでこぼこな農道でも地面に接触しにくい作りです。また、田畑にとくに強い、農業用4WD「ATTACK」タイプもあります。「ATTACK」には、ウルトラロー/ウルトラリバース・ギアが付いており、ぬかるんだ道や雪道で車輪が空転してしまい動けなくなったときでも脱出しやすくなってします。
アクティ・トラックの内装の特徴は視界が広い点です。また、収納スペースが多く、実用性の高い設計になっています。さらに、足元スペースが広く、運転席と助手席の行き来がしやすい仕様です。運転席側に勾配があったり、畑や足場の悪かったりする場所でも、助手席側からも乗り降りが可能です。
※記載の文章は、2022年9月時点の情報です。
車名の由来
アクティ(Acty)は活動的な、活発な、敏感なとい意味を持つ「Active」を元に作られた造語です。「いつでもキビキビと働いてくれる車」という思いを込めて命名されました。
モデル概要、その魅力は?
アクティ・トラックは「農業のNXY」とも呼ばれ農業地域で人気が高い車種です。農道では、狭い道でUターンや急カーブを曲がらなくてはいけない場面も多くあります。そのため、小回りが利くアクティトラックが重宝されます。また、アクティトラックは路面から荷台までの高さが660mmと高すぎません。荷物を載せやすいところも魅了の1つです。アクティトラックは、農道やでこぼこ道などの悪道も難なく走行できる力強さ、小回りの効きやすさ、多くの荷物の積み込みが可能であることなど、たくさんの魅力が備わっています。