up!(フォルクスワーゲン)の新車

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フォルクスワーゲン up! について

車種の特徴

フォルクスワーゲンの「up!(アップ)」は、2011年にヨーロッパで販売が開始されました。日本では、2006年で販売が終了したフォルクスワーゲンの「Lupo(ルポ)」の後継として、翌年の2012年10月にデビューしました。
フォルクスワーゲン最小と言われているそのコンパクトなボディサイズは、全長3,545mm×全高1,495mm×全幅1,650mm。同じくフォルクスワーゲンで販売されているコンパクトカーの「Polo(ポロ)」と比べて、全長は450mm短く、全幅は35mm狭くなっています。
グレードは、2ドアと4ドアの「move up!」、スペックがより充実した4ドアの「high up!」の3種類です。販売当初のボディカラーは、「キャンディホワイト」などを含む全6種類で展開していました。
エクステリアでは、フロントバンパーを囲うように引かれた力強い黒のラインが印象的です。微笑んでいるようにも見え、好感が持てるデザインとなっています。インテリアでは、直線を意識したダッシュボードのデザインにスタイリッシュさがあり、内装の随所にボディカラーと同色のパーツを取り入れることでポップな印象も加わり遊び心満載です。グレードによってシートの仕様も異なるのでオリジナリティを持たせることができます。
エンジンには、1.0L MPIエンジンを搭載。素材にアルミ合金を使用し内部パーツを減らすことでエンジン重量は69kgという軽量化に成功しました。また、ドライブモードとマニュアルモードの切り替えが可能な5速ASGトランスミッションを採用し、重量がわずか30㎏以下で車体重量の軽量化や燃費の向上にも貢献。JC08モードで販売当初は23.1km/Lという燃費率が実現しました。
安全装備の面では、横滑りを防止してくれるESPやシティエマージェンシーブレーキ(低速域追突回避・軽減ブレーキ)、フロントとサイドにエアバッグ(頭部保護機能付)などを全グレードで標準装備。当時としては画期的な安全装備の内容であり、車種を問わず安全面に最善の対策を施すフォルクスワーゲンのこだわりが感じられます。
up!は、2017年4月にマイナーチェンジをしています。主な改良点は、安全装備の面で、タイヤ空気圧警告灯やオートライト、LEDのポジションランプ付ハロゲンヘッドライト(ハイトコントロール機能付)などを、全車に標準装備させました。また、フォルクスワーゲンの専用アプリ「maps+more(マップス アンド モア)」によるコネクティビティの強化。フォルクスワーゲン純正のインフォテイメントシステムである「Composition Phone」を搭載し、専用アプリと連携させることで、ナビゲーションシステムや各種機能がディスプレイを通して表示、利用が可能になりました。さらに、備え付けの専用のホルダーを利用すれば、スマートフォンをフロント部分にワンタッチで固定できて大変便利です。USBの接続装置と繋ぐことで充電もできるので、長時間の使用も心配する必要がありません。
※記載の文章は、2023年1月時点の情報です。

車名の由来

車名であるup!という名前は、フォルクスワーゲンが1998年から2006年まで販売していた「Lupo(ルポ)」という自動車の真ん中の2文字を抜き取って付けたとされています。日本では、up!がLupoの後継者として認識されていることからも理解できるでしょう。

最新モデル情報

up!は、2019年で販売が終了しました。
しかし、up!のEV(電気自動車)バージョンである「e-up!」という自動車がフォルクスワーゲンから販売されています。e-up!は、2013年にフランクフルトのモーターショーでデビューしました。日本での販売開始は2015年からで、2016年には販売が終了しています。2019年には、初代を大幅に改良した新型e-up!がヨーロッパで販売開始になりました。なお、新型e-up!は日本での販売はされていません。
初代 e-up!のバッテリー容量は18.7kWh、走行距離は最大185kmなのに対し、新型のe-up!は、リチウムイオンのバッテリー容量を32.2kWhに大幅チェンジ。これにより、1回の充電で最大258㎞の走行が可能になり、出力40kWの急速充電器であればおよそ1時間で約80%の充電ができます。
新型e-up!は、ドイツを中心に需要が高まり、2020年末には納車待ちの期間が最大1年4カ月に延びたことから、新規の受注を一時停止する事態となりました。2021年には受注を再開し、ドイツ以外のヨーロッパ市場でも順次、受注再開が見込まれています。EVの市場拡大が続く中、e-up!の需要は今後ますます高まることでしょう。